在りゆる時の届けもの。
「その時」
あなたは
何を
知るんだろう…
「わたしの言葉」
水が田に満ちていく時
豊潤の時に向かい
苗は伸び
夏至を迎え
切替わり
動いていく日々
…
…
深い
深い
わたし自身の奥の奥
呼吸だけをして
抑えてばかり
独り
「息をしようとせず」
それがいい
それがわたしだと
信じ
握りしめ
生きていた
…
…
…呼吸をするから
息をして
生きていくことが
できるんだ
わたしは知って
息をしたくて
たまらなくなって
「息をして生きたい」
また
知って
…
手は緩み
「独り」を放し
陽に向かい上がりゆく
息をした
息をしていい
怖かったのは
変わろうとする
わたし自身
水が田に満ちていく時
水は田に満ちていく
水は田に…
…
「今日の一枚」
おわりに
「息をして生きるということ」
ひとりじゃなくていい
それを
知った自分が
自らを愛し
希望に向かい
生きていくこと
すべての何かに
振り回されず
自分の足で
一歩づつ
歩いていくこと
…
…
続けていく先に
豊かな
豊潤な心を持った
自分が在る
在りゆる時は
届けてくれる
受け取って
毎日を
生きていこう
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