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「家庭内療法」を普及せよ!!

こんばんは。今日もお疲れ様です。

最近、国民全体がなんだか貧しくなってきているような気がします。
そこで、医療費負担について少し調べてみました。

厚生労働省の資料によると、国民の医療費は年々増加しており、GDPに対する比率は、OECD加盟国※中25位から、2023年報告では4位まで上昇してしまいました。

※OECD加盟国は38カ国あり、EU22カ国+その他16カ国(日本、アメリカ、イギリスなど)です。

つまり、医療費の負担により国民は年々貧しくなっているのです!

令和3(2021)年度 国民医療費の概況より

過去に、「今日は〇〇さん来ていないの?」と看護師に尋ねている高齢者を見かけたことがありました。「この人は毎日のように病院に来ているのだな」と少し変な気分になったことを思い出しました。

高齢者医療制度(70歳以上の医療費負担が1〜2割)のおかげで、高齢者が病院に行きやすいのは確かだと思います。しかし、毎日病院で診察を受けるというのは本来の目的からズレていますし、医療費負担が低いからといって、医療費自体が下がった訳ではなく、代わりに誰かが負担しているだけです。

もしくは、核家族化が進み、高齢者が寂しさを紛らわすために病院に通っているのかもしれません。

また、若くて健康な人でも、仕事や学校を休みたくないという理由で、風邪をひいたらすぐ病院へ行き、たくさん薬をもらって帰ります。

下図の国民医療費の構成割合を見てみると、薬局調剤医療費が17.5%と大きな割合を占めていることがわかります。

薬は対処療法であり、原因を取り除くものではないのは明らかです。
にも関わらず、多くの人が薬に依存し、国民の財布を圧迫しているのです。

令和3(2021)年度 国民医療費の概況より

「高血圧の薬は一度飲むと一生飲み続けないといけない。ボロい商売だ。」

と、ファイザーに勤める先輩が言っていました。

医療費の問題ひとつを考えてみても、下記のような課題が浮き彫りになってきます。

  • 病院が高齢者の居場所となっている(習慣化、寂しさ、不安)

  • 風邪や体調不良は「悪」であり、病院に行かないといけないという風潮

  • なんでもかんでも「薬」で”治そう”とする(対処療法でしかないのに)

これらの課題への対応策として、「家庭内療法を普及させる」というアイデアがあります。

本日は、「マイホーム・レイキ」という本を読んだので、その内容について簡単にまとめ、家庭内療法の利点を紹介したいと思います!


レイキとは

レイキ(霊気)とは、”誰もが持っている”「気のエネルギー」のことであり、レイキを受け取ると、自己治癒力が活性化すると考えられています。
レイキは人の身体に手を当てて気を送るので、「手当て療法」とも言われています。

日本語には、治療するという意味で「手当てする」という言葉があり、古来ヒトは生まれながらにして、「手当て(レイキ)」の能力を秘めていたのかもしれません。

思い返せば、咳き込む人の背中をさすったり、発表会の前で緊張・不安になっている人の肩に手を置いたりと、「手を触れること」で癒やす効果があることを無意識に感じていたような気がします。

レイキ療法

レイキ療法は、日本人の臼井甕男さんが大正時代に発見したものです。臼井さんは鞍馬山で修行し、神秘的な体験をしたのち、ケガした際に偶然見つけたのが、「レイキ(霊気)療法」だそうです。

1930年には、7,000人の会員(臼井霊気療法学会)が居ましたが、戦後の
GHQ占領下で活動ができず、日本のレイキは廃れてしまいました。

しかし、戦前ハワイに「Reiki」として伝わっており、それが欧米に伝わり、今では600万人以上が使用するほど欧米では浸透してきています。

レイキと気功の違い

レイキは、「意図のないエネルギー」であり、その作用は相手の体に任されるそうです。

一方、気功は、人の意図・念・意識が生み出すエネルギーであり、「意図を持ったエネルギー」だそうです。
気功の気は、気功師自身が作り出すため、気功師のレベルや相性の問題が出てきます。また、自分のエネルギーを相手にあげてしまうため、自分が消耗してしまいます。

その他、宗教的なヒーリングや手かざしなどがあります。これは、宇宙・太陽・神・天使とつながるイメージをして気を送る方法です。
これも、広い意味で「弱い意図を持ったエネルギー」と解釈できるそうです。

家庭内療法としてのレイキ

一緒に暮らしている「家族」は、健康維持していくための最も大事な基盤です。

家族間で「レイキ」することで、自己治癒力を活性化し、病気になりにくくなるだけでなく、スキンシップにより愛情が伝わり、コミュニケーションも改善します。

夫婦の関係性や子供達の愛着の問題にも良い影響を与えるでしょう。

レイキの普及

日本では、レイキは新興宗教やスピリチュアル分野のヒーリングとして広まってきていますが、著者は欧米のように「家庭内療法」としてのレイキが広まって欲しいと考えているようです。

確かに、家族間でレイキすることで、コミュニケーションが改善し、メンタルにも良い影響を与え、心の負のエネルギーが起点となる「病気」を未然に防げるかも知れません。

また、軽微な体調不良であれば、病院に行く前にレイキで改善してしまい、医療費の削減にもつながるかもしれません。

レイキを身につける

レイキは、誰もが持っている気のエネルギーなので、誰でも能力を持っています。しかし、生まれてからずっと使っていないので、気の流れが滞っているようです。

そこで、講習を受けてレイキを流してもらう(アチューンメント、霊授)のが一般的な方法だそうです。

1〜3日くらいの講習で、費用は数万円です。

アチューンメントや霊授を受けない場合は、下記の「発霊法」を30分以上5日間連続で行うという方法もあります。

発霊法

色んな方法がありますが、最もシンプルな方法は「ただ合掌する」だけです。

イスに座っても、正座しても、目を開いていても、閉じていてもなんでも構いません。ただ、力を抜いて合掌するだけです。

力を抜いて合掌していると、手のひらの中央は、1cmくらい離れた状態になります。そして、30分以上行うと手がジンジンしてきます。

こうすることで、気を出す(発霊する)訓練になります。

レイキのコツ

送り手の意識

  • リラックスして自然体でいること

  • 力を抜く

  • 受け手に意識を向ける

  • 相手に任せる、レイキに任せる、自分の力で治そうとしない

  • 相手を大事に思う心

  • 手を優しく使う(粗雑な動作をしない)

  • レイキは出すというより、レイキを必要とする箇所に「吸われる」

  • 時間に囚われない

レイキをしていると、手や体が暖かくなったり、ジンジンしたり、眠くなってきたりします。
これはレイキがよく流れている証拠だそうです。

他人にレイキをし、感想をもらうとレイキを実感できて良いそうです。

レイキする時間の目安

  • ヒーリングとして:1〜5分

  • 軽いケガ、一時的症状:5〜10分

  • 中程度のケガ:10〜30分

  • 重いケガ:30分〜1時間以上

  • 慢性的なもの:毎日10〜20分

  • 病気の状態:20分以上を3日以上連日

レイキを強める方法

  • アチューンメント(霊授)
    レイキを使える人が、気の流れの悪い人の身体にレイキを流してあげる方法です。
    汚れて流れの悪い配管に綺麗な水を勢いよく流し、汚れが落ちて通りが良くなるのに似ています。

  • とにかく使う
    使えば使うほどレイキが出る量がアップします。
    毎日30分以上、かなりの時間使えば、月単位でレイキがアップしている実感が得られるようです。

  • 他人に使う
    言葉での説明はしなくて良いので、「気功のようなものを習ったから、ちょっと試させて!」などと言って、とにかく他人に受けてもらいましょう

  • 人格の完成(精神性の向上)
    心配していたり、怒っているとレイキの量は減るようです。
    精神性を向上すると、レイキの出る量も増加します。
    イエス・キリストやお釈迦様が、手当てや手かざしによって人々を癒やすことができたのは、精神性が高かったからかもしれません。
    精神性を向上するために、下記の「五戒」を努力すると良いそうです。
    「今日だけは①怒るな②心配すな③感謝して④業をはげめ⑤人に親切に」

  • 乾浴やレイキシャワーといった儀式を取り入れる(スイッチを入れる)
    乾浴やレイキシャワーの方法は、下記リンクを参照してください。

  • 発霊法
    前述しましたが、最もシンプルな方法は「ただ合掌する」だけです。
    他にも細かいやり方がありますので、下記リンクを参照してください。

  • 手の感度を高める
    指先からレイキがビーム状に出ているとイメージします(レイキビーム)
    レイキビームを反対側の手のひらで受け止め、ゆっくりとレイキビームの位置を移動します。
    レイキビームを受けている手の平に、局所的に風が当たっている感じや、局所的に暖かく感じるなどの変化があります。
    レイキビームを出す手を少しずつ離していき、ギリギリ感じ取れる距離まで離します。
    こうすることで、手の感度を高めることができます。

ヒビキで身体の不調を検知する

レイキは、気を送るだけでなく体の悪いところを見つけることもできます。
人間の身体は、悪い部分があると「悪い」という信号を出しているのです。

レイキを送ると、その信号がハッキリと出てきます。
例えば、手のひらがピリピリと感じたり、熱く感じたりします。
その感覚を「ヒビキ」と読んでいます。

ヒビキの種類

  • 熱感:もっとも感じやすい。一種の治癒反応

  • 熱線:温度は高くない。治癒反応ではないもの

  • ピリピリ感:強いピリピリ感は病気になる一歩手前

  • 痛み:ピリピリ感よりも酷いもの

  • 冷たさ:血流が悪くなっている

  • その他(脈動、重たさ、吸い付けられる感じ、嫌な感じ)

ヒビキを感知するコツ

  • 感度の良い方の手を使う

  • 手を活性化させておく(発霊法)

  • 追い求めない(向こうから来るのをじっくり待つ)

  • 手を移動する際は、一旦手の圧をゆっくり解除してから、わずかに浮かせて移動させる

ヒビキの確認方法

①半手移動法
何かヒビキのようなものを感じたら、手の広さの半分ぐらいだけ手を移動させます。移動後も同じようにヒビキを感じるか(気のせいではないか)確認しましょう。

②オンオフ法
ピリピリ、ジンジンという感覚が、自分の手の感覚なのか、相手から来るヒビキの感覚なのかを確認するため、手をゆっくり10cmくらい離して、またゆっくりと戻して当ててみます。
これを繰り返すと、相手からくるヒビキなのかどうかが判断できます。

身体の急所

レイキは自己治癒力を活性化しますが、すでに病気になっている場合は、医師の診察を受け、その治療の補助としてレイキを使用します。

肩こり

凝っているその筋肉にレイキしましょう。
一時的なコリは、10分程度で良いですが、慢性的なものは20分以上を数日間継続します。

腰痛

ベルトの位置の筋肉や腰椎、仙骨などにレイキします。
肩こりと同様、一時的なものは10分程度で良いですが、慢性的なものは20分以上を数日間継続します。

頭痛

偏頭痛は痛む箇所にレイキします。首や肩も有効です。

消化器系

不調の臓器のあるあたりをレイキします。

冷え

多くの冷えは「腹部の活動が落ちている」ことが原因です。
なので、まずはヘソを中心とした腹部にレイキします。

そして、背中側から腰や仙骨にレイキしたり、腹部を前後に挟んでレイキします。

お腹が暖まってきたら、次はソケイ部(腿の付け根)をレイキし、ソケイ部も暖まってきたら、膝、足首へと順次末端へと移動します。

疲労

疲労は、精神的にも肉体的にも”万病の元”になり得ます。
頸椎、背骨、腎臓、肝臓あたりにレイキすると良いでしょう。

「腎臓と肝臓はセラピーの要」とも言われています。

風邪

風邪は引き始めの”できるだけ早いタイミング”でレイキしてあげるのがポイントです。日頃から家族間でレイキしているのが理想ですね。

急所としては、

  1. 頭頂よりも後ろへ3cm下がった箇所

  2. 首の付け根

  3. 背骨(下に流していくイメージ)

  4. 仙骨、尾てい骨

  5. 肝臓と腎臓

※風邪は悪いものだというのは迷信だそうです(下記の書籍参照)。
熱が出ることで代謝が促進されて解毒作用も起こり、身体をリセットしてくれます。

婦人系の問題

生理不順、無月経、月経前緊張(PMT)、生理痛、子宮筋腫、子宮内膜症、カンジタ感染、膀胱炎などの場合は、子宮・卵巣・膀胱にレイキします。
下腹部と仙骨を挟んでレイキすると良いでしょう。

ケガ・火傷

「細胞や組織は、その直前の状態を覚えている」と言われるくらいなので、”なるべく早く”レイキすることが重要です。

5分後と10分後でも効果に差が出てしまいます。

メンタル

精神的なものは、どんなに肉体が健康な人でも影響があります。
よって、メンタルに問題が無い方も下記を毎日レイキすると良いそうです。

  1. 頭部:頭の上から帽子を被せるように手を当てます

  2. 側頭部:耳を覆う感じで手を当てます

  3. 顔面:指先が頬に乗り、手のひらが額をカバーするように手を当てます

  4. 後頭部:メンタルなものが出やすい部位です

  5. 胸元:不安を軽減します

  6. 手と肩:片手をつないで、もう一方の手を肩に置きます(特に鬱に有効)

  7. みぞおちや足の裏:人によってはメンタルに効いてきます

最後に

著者は、レイキは宗教、スピリチュアルなものとは関係が無いと言い切っていましたが、それだと「なぜ誰もが気のエネルギーを持っているのか」を説明できません。

おそらく、ヒトにレイキのような癒やしの能力(業)がある”理由”があると思います。

そこを解説しようとしているのが、宗教やスピリチュアル界隈なのではないでしょうか。個人的な感想です。

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