色のいろいろな話
先日Twitterをしていたら
『みなさんにとってピンクはどこまでの範囲ですか』
ってつぶやきを見ました。
これだけを見るとなんのこっちゃとなりそうですが、
私はよくわかります。
人間の可視範囲の中で色の境目は明確ではなく
なんとなく赤とか紫とか青とか言われている感じがします。
また波長だけでなく明るさ、薄さでも色は変わるので、
お目当ての色を見つけるのが大変なことがあるかと💦
①よく困る色
使っているペイントソフトのパレットで
標準装備されている色がたくさんあるのですが、
私の欲しい色がない場合が多々あります。
水色・・・薄すぎたり、青、紺に近すぎたりと使いにくい
空や水の色によく使うので出番が比較的多い。
肌色・・・いかにも肌色というのがなく橙や茶要素が強すぎ
言わずもがな人間の顔や体を描くときに非常によく使う。
ピンク・・・水色と同じく濃さが微妙で、行き過ぎると紫要素が強くなり
どきつくなる。
動物の体でもよく使うし、キャラクターの頬紅にも時々使う。
毎回調整するのも難しいんですよね~💦
良い色が出ないので、自分用のパレットデータを作ったりするのですが
塗ってみると、周りの背景や輪郭線との兼ね合いで結局変えたり。
➁色の見え方は人によって違う
色の見え方は様々な要素によって見え方が異なってきます。
・個人差
・使っているディスプレイや設定の差
・印刷した場合は印刷機の設定の差
一番大きい要素は個人差。
私が赤に見える色は他人にとっては
私が青に見えている色で見えているかもしれない。
これはどうしようもなく、
まずその人がどのように見えているか理解することは難しく
また私の赤はこんなんですというのを説明するのが難しい。
りんごの色ですと言っても赤が青に見える人は
青が赤でありリンゴは青であるのが普通なので。
そう考えると色について細かく考えなくてもいいような
気もしてきたり・・・・
色だけでも哲学的に考えることもできるのだなと・・・
遺伝子的な物もあるみたいで、国によって虹の見え方が違うという
話を聞いたことがあります。
日本人でよく聞いたり、イラストで見る虹は7色ですが
とある国ではもっと多かったり、
2色だという国もあるみたいです。
どれが異常、正しいというわけではないです。
遺伝子的に可視範囲や色の見え方が違うのはごく普通のことで、
動物で比較すると結構違います。
となると色で作品を評価するのも難しいのかな。
他人の色の評価は果たして正しいのかなと
色々考えてしまいます💦(笑)
③自分の色の感覚を素直に伝えよう
どうせ違うんだから、そんなに考えてもしゃあないかと
ネガティブなことばかり書いてしまいましたが、
いっそそうなら、自分はこの色がいいと見えていると
素直に表現、発言すればいいんじゃないかとなりました(笑)
絵にしろ色遣いにしろ上手い下手はあると言われていますが、
そんなの気にするよりかは、自分がいいなと思う色で塗るのが一番!
逆に自分が納得いかない場合はこだわればいいのだと(笑)
この描き方が正解、この色が正解という見本を見るのもいいですが、
長続きさせるなら楽しまないと。
皆さんも好きな色ってなんだっけと
もう一度考えなおしてみてはいかがでしょうか?
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