カラダにいいインドネシア料理
ロンボクに行った時に、ブブロックbeberok/beberukという料理を教わった。その時はイカン・ブブロックを教えてもらったが、どうやら混ぜるものは何でもよくて、知られているのはナスと豆を混ぜるもののようだ。
細かい行程は間にあるが、簡単にいうと、トマト、唐辛子、トラシ(エビ・ペースト)、塩、砂糖をチョベですり潰して、そこに火を通した魚をほぐしたものとバワン・メラとを混ぜ、ライムを絞ると出来上がりである。すり潰して作ったものは、スパイシートマトソースとでも言えようか。サンバルのようなものでもある。
焼き魚の代わりに、ナスをサイコロ状に刻んで豆と一緒に生のままあえたものの方がよく知られている。今回はタンパク質が欲しかったので、鶏肉をボイルしたものを割いて、ソースにあえた。アヤム・ブブロックである。
インドネシア料理は、油を大量に使うものが多く、カラダに良くない印象であるが、これだと油を使わないし、生野菜を食べれるので、血がきれいになる感じがする。
バヤンで教えてもらった時は、スパイシートマトソースを作るのに、最後に高温の油をまぶしていた。サンバルも生のままのものがあることはあるが、多くは油とともに煮詰めることが多いようだ。
唐辛子辛いのが玉にきずだが、唐辛子の量は調整すれば何とかなるのではないか。健康の観点から言うと、トラシの塩分が気になるところであるが、トラシは発酵食品でもあるので、悪くもあり良くもあるという感じか。
これからインドネシアでも健康志向が高まると思うが、先駆けて健康志向のインドネシア料理をいろいろ試してみたいと思う。241004