拾ってきたネコを連れて動物病院にいく
ネコを拾ってきた。ネコを飼う飼わないの議論はこれまで色々あったのだが、それはまたの機会に書くとして、拾ってきてからの顛末を記録しておきたい。
ミロタで買い物を終えて、大通りを歩いていると、スニーカー屋の前の駐輪場をヨタヨタと歩いている子猫を見つけた。バイクや車が出入りするので、駐輪場を管理するおじさんがいたり、店の前のスペースでサンダルを売っている行商のおばさんもいたりと、その時点でまわりに5人程度はいたと思うが、ヨタヨタと歩く子猫には誰も注意を払うことがなかった。
母親とは完全にはぐれているようで、痩せ細って、からだ中の毛はだいぶ汚れていた。また栄養がないためか、小さいためか、ヨタヨタと歩いており、後ろ足を引きずっているようでもあった。
見過ごしてもよかったのであるが、何かのめぐりあわせで、連れて帰ることになった。その間、家主のアグンさんとも連絡をとりつつ、やり取りしたが、彼も連れて帰ることに同意してくれた。
彼に送った文面は以下の通りである。
健康状態の思わしくない子猫がいたので、保護しました。体調が良くなるまで、面倒をみようと思います。その後のことは、また検討したいと思います。
再利用の段ボール箱をスーパーで確保しつつ、ペットショップで、ドライシャンプー、トイレ、砂、ミルク、ミルクを飲ませるための大きなスポイトを購入した。
まだ小さいので水につけると良くないとのことで、ドライシャンプーをスプレーしながらからだをきれいにしたのち、ミルクを飲ませるとすぐに寝てしまった。
翌日、午前中の用事を終わらせたのち、昼前から近くの動物病院に連れて行った。家から歩いて15分程度の距離にある。カンポンの中にある病院で、あまり期待していなかったが、丁寧な対応の病院であった。
健康状態を確認していただいたが、体重が450gで生後1ヶ月程度ではないかとの話であった。メスである。
目の状態を改善するための目薬とノミ取りのための粉末剤、お腹の状態を改善する薬と足の神経に効く薬?をいただいた。便が出てないことを伝えたので、その場でグリセリン浣腸をしてもらった。ほどなく、その場で便は無事出た。
あと、今後のために、予防接種と避妊手術について情報収集したが、それぞれ3000円、12000円程度とのことであった。避妊手術については、もっと安いとネット情報にあったので、その高さに驚いたが、夕方隣の家にすむリアに聞いたら、3000円程度で距離は遠いが避妊手術をしてくれる病院はあるとのことであった。いずれにしても体重が1kgを超えたり、3−4ヶ月してからの処置とのことであった。
ちなみに、今回の診察は、2550円(255,000ルピア)の出費。診察代自体は1000円であとは薬代であった。
今でやっと丸一日が経とうとしているが、路上の生活から離れたからか、ずっと寝てばかりである。名前は、アグンさんの息子さんの希望もあり、ハナという名前になった。241125/1126