バンドサウンドにおけるドラム・ベース・ギターのMS処理を考える。
広がりのある欧米のようなMIXをしたい!
僕の軽音楽の始まりはQUEENでした。
中学校の友達がQUEENのGREATEST HITSを貸してくれ、家で聴いた時の衝撃は今でも覚えています。
ギターを弾きたくなったのも、QUEENの影響でした。
その後、友達と共にどっぷりと洋楽にハマっていきました。
そんな僕が、洋楽のようなMIXに憧れるのはもはや必然でした。
なんか邦楽とは違う。
でもそこには容易に近づけない。
洋楽を目指して聴くに耐えないくなった自作曲も多々あります笑
しかし、最近色々勉強して、ちょっと洋楽っぽいバンドサウンドミックスができるようになってきましたので、ここに紹介します!
キモはEQでMS処理!
ここに来るまでほんと紆余曲折ありました。。。
とりあえずやり方から先に説明します!
キック・ベースはmono化しよう!
これ結構大事です。
特にソフトシンセやサンプラーを使用していると、勝手にVSTiってステレオ仕様になってることが多いので(ベース音源はmonoな物もあります。MODO BASSとか)、エフェクトでしっかりmonoにするか、パラだしでmonoトラックに入れるかしましょう。
キック、ベースがmonoかどうかは非常に大事ですので、しっかり確認してください。
ギターはダブリングしてLRへ全振り!
これは基本中の基本!!
同じフレーズを同じように弾いてLRにそれぞれ全振りしましょう。
ここまでは下準備で、ここからが本題のEQ、MS処理になります。
ギターのEQはMとSで変える!
ここまででお分かりの通り、低域がMにめっちゃあります。キックとベースがmonoなので。
そしてギターはLRに全振りしてるからMにはギターはいないと思うでしょ?
これはMSの概念にも関わることで難しいから省略しますが、LRに全振りしてもMにギターはいます。
(ざっくり言うと位相の関係です)
これ、クリアなミックスを目指す上で非常に邪魔なんですね。
と言うことで、まずはギターをステレオグループバスにまとめてください!
EQはこのステレオバスにかけましょう。
そして、Mにギターの低域が存在すると邪魔なので、ギターのMの低域を、EQで200Hzくらいまでバッサリ削っちゃいましょう!
でも、Sの低域にはスペースがいっぱいあるので、30〜60HzくらいまでのカットでOKです。
(いい録音だったら削らなくていいまである)
そして、これも録音によりますが、Sの低域をブーストしましょう!150Hz以下からシェルビングでいい感じのところまで!
ここまでで結構ギターの重心が下がってきたことが実感できると思います。
自分はこれで、ああ、あの憧れてた洋楽の音に近づいてきた・・・と思いました笑
ちなみにおすすめのEQはPlugin AllianceのAMEK EQ 200 です!
コンプとかはこれがオススメ!
ギター・ベースはWAVES R-AXX
簡単便利!
ドラムはとりあえず全体にbx_townhousecomp
これも簡単便利!かけすぎに注意!
正直コンプは音のゲインステージングにかなり影響されるので一概に数値をお伝えできません泣
と言うことで洋楽っぽいMIXをする上で役立ちそうなEQ処理をあげてみました!
皆さんの環境で同じようになるわけはないと思いますが、一つ方法の選択肢として試してみてください!
ではでは!
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