合同会社ハルノ企画を設立しました
2022年3月18日に《合同会社ハルノ企画》を設立しました。
一関市の地域おこし協力隊を卒業、個人事業として独立し、約3年が経ちました。20代最後でもあり、その節目として、今の個人事業「あぜみちデザイン」を法人化した形になります。
せっかくの節目なので、その気持ちを書きたいと思います。
1.これまでの仕事
一関市の地域おこし協力隊を卒業してからは、あぜみちデザインという屋号で企画業をしています。
協力隊当時にイベント企画をひたすらやっていて、最後の2年間で大小50のイベントをやっていたので、それで何かできないかと思って、結構、バフッと独立しています。
正直、個人事業で食べていける自信があったわけではありませんでした。
「そんなんで食っていけるのか?」と家族にも友達にも周りにも言われましたしね。
当時は、「1年間やってみてダメだったら就職しよう」と思っていました。
ただ、できないと言われると、「ホントにできないの?」とひねくれて思うタイプで。
田舎だから、一関だからできないとかもないだろうと思って。それで、はじめたのが個人事業「あぜみちデザイン」でした。
企画を通して地域の誰かをサポートしたい。
そういう思いで立ち上げていて、それは今回設立した「ハルノ企画」でも変わりません。
あぜみちデザインは企画業と書きましたが、そもそも企画業って何だ?って話ですね。
地域の人からの相談を受けて、それを企画にし、形にする仕事だと思っています。(というか、そう考えています。一般的には広告代理店の仕事のようです。)
それでもわかりにくいですが、
地域の棚田を残したいという相談があったとして、何ができるのか一緒に考えます。
例えば、田んぼ1枚1枚をオーナー制度にするのがいいんじゃないか?
そしたら、申し込みを受け付けるWEBサイトが必要では?
PRするチラシも必要だ。SNSでの日々の発信も必要。
予算もないので、何か元手がほしい。
などと、色々やること・作るものが出てくるわけです。
それを技術がある仲間のデザイナーやカメラマンさんたちと一緒に形にしていきます。
そんなこんなで、今まで色々とご相談いただき、何とかやってきました。
とはいえ、一人でやってこれたわけでもなく、地域の人、仲間、師匠たちに支えられて何とか進んで来れたところです。
自分を育ててくれた地域内外の方々、パートナーの一般社団法人いわて圏の皆様、師匠の株式会社富川屋の皆様、そして、一緒に事業を進めてくれた制作パートナーの皆様、本当にありがとうございます。
2.ハルノ企画を立ち上げた理由
個人事業を改め、ハルノ企画を会社として立ち上げたのは、その決意表明です。
これまで色々と地域で活動をしてきて感じることがあります。
地域で誰かが何かをはじめるときに、
「そんなのここではできない。」
「誰がやるんだ?」
「失敗したらどうする。」
みたいな話が聞こえてきます。
それにはお金だったり、ルールだったり、組織だったりの背景があるかもしれませんが。
「そんなの無しにしようよ」って思っています。
せっかく誰かが新しく何かやろうとしてるんだから、応援したい。
そんな地域だったら人が集まってくる、帰ってくるはず。
ルールや組織やお金はさておき、
できること考えようって思うわけです。
青草い考えかもしれませんが、
その方が人生、楽しいです。
ハルノ企画は、誰かのやってみたいを企画でサポートする会社です。
「やってみるを一緒にやってみる」
そういう会社でありたいと思います。
ハルノ企画の
ハルは「春」と「陽(はる)」から来ています。
春は、チャレンジのシーズン。何か始めてみたくなる季節。
陽は、太陽が光があたる暖かい場所に人が集まるように。
はじめる人が周りに増えてくれば、きっと暮らしが豊かになる。
そんな思いでつけています。
3.ハルノ企画で何をしていくのか
ハルノ企画は、地域ではじめる人(ローカルプレイヤー)を増やしていきたいと思っています。
そのために、次の4つの事業にチャレンジしていきたいと思っています。
①企画・制作
地域の人のやりたいことを支援する企画・制作。
依頼を受けた制作と、自主事業の両方を行っていきます。
イベント、WEB、広報物、商品等の 企画・ディレクションを行っています。
②移住支援(各社と協業)
一関に移住するプレイヤーを増やす。
●ローカル求人WEBメディア「イワイズカン」
一関へのU・Iターンを希望する20代〜30代に対して、地域の仕事と暮らし、そして地域の人を紹介することで、移住者と地域企業とのマッチングを図る。
(株式会社セイコウと連携して協業で行っています。)
●地域おこし協力隊の募集・受け入れ
(一般社団法人いわて圏と連携して協業で行っています。)
●いわて地域おこし協力隊ネットワーク
岩手県内の協力隊同士の交流・コミュニティ作りを通して、より地域に移住した協力隊が活動しやすい環境を目指して、研修・交流・情報交換の仕組み構築などを行っています。
(こちらは2022年1月に立ち上げた一般社団法人いわて地域おこし協力隊ネットワークの理事として活動中です。)
③起業支援(NEW!)
一関で起業するプレイヤーをサポート。
●若手起業家向け連続講座
一関で起業したい20代〜30代に向けた起業支援講座を計画・検討中。
(考えて動かす学校メンバーの皆様、写真お借りします...!)
●個別相談
講座終了後もつまづく場面は沢山あるので、アフターフォローにも力を入れてたらと思っています。
つい最近ですが、岩手県の経営・技術強化支援事業のエキスパートに登録もしました。相談者の負担なく、相談できる体制を作っていきたいと思います。
④場づくり(NEW!)
起業支援にも関連しますが、一関の若手プレイヤーが集まるような場を作りたいと思っています。
起業してすぐ、活動をはじめてすぐは不安が多いと思います。そこを集まることで、お互いに悩みを相談しあって、前に進めるよう、気軽に集える「場」を作っていきます。
今現在は一人会社なので、どこまでできるか分かりませんが、直近は、起業支援と場づくりを進めています。
地域の若い起業者をサポートするための、仕組みと場所の構築を一関のフィールドで行っていきたいと思います。
このことについては、また後日お話できればと思っています。
自分の手の届く範囲で、仲間と楽しく暮らすために。小さくても長く会社を続けていきたいと思います。
これからもまたよろしくお願いします。
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