アラフィフPTよーさん

整形外科クリニックの理学療法士です。❶股関節を語る:徒手療法・運動・生活指導・術後 ❷効率的な動き:認定機能的徒手療法士(CFMT🇺🇸)の学び ❸朝ヨガ:硬い身体を上手に動かすには... 気付きと学びをシェアします。

アラフィフPTよーさん

整形外科クリニックの理学療法士です。❶股関節を語る:徒手療法・運動・生活指導・術後 ❷効率的な動き:認定機能的徒手療法士(CFMT🇺🇸)の学び ❸朝ヨガ:硬い身体を上手に動かすには... 気付きと学びをシェアします。

マガジン

  • CFMTの学び:アメリカ🇺🇸で学んだ徒手療法

    CFMT(認定機能的徒手療法士)を2022年に取得しました。米国においても取得するのが最も困難な資格とも言われており、学び始めてから7年の歳月を要しました。その学びをシェアしていきます!

  • -The hip and human body -

    股関節を語るー 臨床を始めて18年以上、時に挫折しながらも変形成股関節症に対する保存療法に挑戦を続けてきました。股関節を見る上で大切にしていることを綴っていきます。股関節症患者の皆様、ヘルスケア専門職の方々、医師の先生方に読んでいただき、アドバイスなど頂けると嬉しいです!

最近の記事

CFMT(認定機能的徒手療法士)🇺🇸の学び:MNMコンセプト-身体を統合的に見る大切さ-

💡人の身体や姿勢、動作を見る時に皆さんはどの側面から見ているでしょうか❓ ☑︎IPA(Institute of Physical Art) のFMT(Functinal Manual Therapy)では、身体及び障害を、3つの側面から統合的に見ていきます。 頭文字を取って、"MNMコンセプト"と呼ばれています。 @ipafmt ... よく振り返ってみれば、多くのセラピスト、トレーナーの皆さんは同じように、人を様々な視点から見ているでしょう。 ☑︎ただ普段の臨床を振り

    • 第7話:関節唇損傷とインピンジメント

      1.股関節の痛みと関節唇損傷📝股関節の痛みの多くの原因の一つに、関節唇損傷 があります。 2.インピンジメントテスト 🔖関節唇損傷があるケースで陽性になり易いテストに、前方.後方インピンジメントテストがあります。 ✒︎単純に方法通りに行って痛みがあれば陽性。。ではなく、end feel(以下に例を示します)がとても大切です! ☑︎臼蓋の中で滑らかに動く感覚(関節包内運動)  *悪い所見ではカクカク?といった感触が感じ取れます ☑︎臼蓋の縁に接触する感覚(ここで痛みが出た

      • CFMT(認定機能的徒手療法士)🇺🇸の学び: 効率的な姿勢とは?

        1.姿勢(構え)について姿勢(構え)はカラダに様々な影響を与えます。 ○どこかが凝ったり、重みを感じたり、痛みに繋がったり。 ○特定の筋肉が入りにくくなったり(アライメント性筋出力不全) ... 他にも挙げ出すとキリがありません😅 *そして姿勢(構え)は単に筋力などの身体機能が原因とは限らず、習慣、環境、感情、体験などの影響を受けています。 ✒︎分かりやすい例としては、自衛隊や軍隊で教育を受けている方は、胸を反り持ち上げて立つ習慣があります。いわゆる”気をつけ”の姿勢で

        • 朝ヨガ第2話:内観と他観の違い

          今日も早朝から、CPY®︎( Core Power Yoga)を指導してもらった。 今年の1月から2週に一度程度の頻度で、友人のヨガ講師に教えていただいている。 今日は、「すごい出来るようになりましたね!アライメント(姿勢の配列)や安定性がとてもいいですよ♪」と褒めていただいた☺️ 恥ずかしながら、とても嬉しかった。毎朝15分、かれこれ半年努力してきたから…。硬い身体を思い通りに動かすのは今でも大変だけど、こうやって褒められるのは歳を重ねても嬉しいもの♪ ヨガは「内観

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        • CFMTの学び:アメリカ🇺🇸で学んだ徒手療法
          2本
        • -The hip and human body -
          7本

        記事

          第6話:股関節なのになんで太ももが痛いの?

          股関節症患者の不思議な痛み "股関節が悪いのに、なんで膝が痛いのかしら?" ... 股関節症の患者さんから、日々聞かれる質問です。 確かに悪いところは股関節なのだから、なんで??となりますよね。 📍多くの原因の中の一つに、 "関連痛"が挙げられます。 この場合、損傷部位と同じ神経支配の皮膚に痛みがある、とされています。 📍患者さんはよく”膝"と表現されますが、詳しく伺うと、大腿の前面から膝蓋骨周りが、広範囲に渡って痛みを感じています。鋭い痛みより、鈍痛が殆どです。 *時に

          第6話:股関節なのになんで太ももが痛いの?

          第5話:適合局面とは?

          1.股関節を安易に動かすのは危険臨床で股関節を動かさせていただく中で、これまで幾度かの失敗を経験してきました。幸いにも「人工股関節の脱臼」は一度も経験が無いのが救いでしょうか。 基質的疾患が無い股関節ならいざ知らず、臼蓋形成不全や変形成股関節症などの何らかの病態を抱えた状態の患者さんに対して、安易に股関節を動かすことはとても危険です。 ”よし、まずは他動評価を丁寧にやってみよう。”  このくらいの意識で注意深く評価のみを行っただけで、それでも疼痛が悪化してしまった(させてし

          第5話:適合局面とは?

          ”伸びしろ”というコトバのチカラ 

          「”伸びしろ”って、いい言いまわしだねえ。ひとつがんばってみようかな!」 昨日の臨床で、患者さんがこんなことを言ってくれました(はっとした、ニッコリとした、なんとも言えない笑顔とともに笑) ”伸びしろ”というコトバはここのところ、意識して使いまくっています。 きっかけは、慢性疼痛や運動恐怖(kinetiophobia)に対する運動療法、認知行動療法のセミナーでした。 運動恐怖は怖い症状で、運動恐怖があると動作自体に影響を及ぼすこともある、との研究もあるくらいです。 …

          ”伸びしろ”というコトバのチカラ 

          第4話:股関節の”カタチ”には個人差がある

          1.寛骨臼の形状💡股関節を見る際に、股関節の”前提条件”を検査することは大切です。 📌”寛骨臼”というソケットの向きは前下方を向き開いています。   後方に比べて前方の被覆は少ないのが特徴です。 *臼蓋形成不全の方では寛骨自体の形成に左右差があり、寛骨が細く見える方もいらっしゃいます。 📌”大腿骨(太ももの骨)”は骨頭の”前捻角”があり前方へ捻れています。 約15度ですが、女性では3−5度程度大きい傾向があり、寛骨臼に適合した(うまくはまり込む)場合に大腿骨の内旋(内股)

          第4話:股関節の”カタチ”には個人差がある

          朝ヨガ第一話:朝ヨガを始めたきっかけ

          今年の1月から初めて早5ヶ月。6月中旬になった今も、毎朝15分くらいかけて自分の身体と向き合う ”朝ヨガ” は続いている。 私を知る人なら誰もが、私の身体が”硬い”コトを知っているので、クスッと笑ってしまうだろう。ただ硬いのではなく、”超硬い”のだ。何せ生まれてこの方、背中でクロスして手を繋げたことすらないのだから笑 開脚など夢のまた夢…。 それでも私にはヨガを続ける理由がある。 まず第一に、理学療法士としてクライアントの運動指導に課題を感じていたことがきっかけだった。

          朝ヨガ第一話:朝ヨガを始めたきっかけ

          第3話:股関節と筋力強化の大切さ

          1.運動のタイプは?廣橋先生が行っていた運動療法にはシンプルな特徴がありました。 📍CKC(閉鎖性運動連鎖)の運動が多く、関節負荷を考慮しつつ、衝撃吸収に関わる抗重力筋を強化した。 📍ただし患者の症状によっては、ストレッチングを多めにしたり、等尺性運動を取り入れるなどプログラムは変更していた。 📝現在、私自身がリハビリで処方する運動もCKCが多くなっています。衝撃吸収という側面もありますが、CKCで身体の他の部位を支持する(支点にする)ことで、運動をより容易に、そして全

          第3話:股関節と筋力強化の大切さ

          第2話:股関節を長く守るために 〜運動療法に取り組んだ医師の話〜

          1.変形性股関節に対する運動療法に取り組んだ医師✒︎股関節症に対する運動療法について、20年以上も研究された医師がいらっしゃいます。 廣橋賢次 先生です。   *月刊スポーツメディスン 2008.4月号で特集されています。 ✒︎昭和59年(1984年)より運動療法に取り組み、20年以上の期間で手術に踏み切ったのは10%台だったとのことです。 「前期、初期だったら97%、進行期でも75%くらいは運動療法で痛みが取れます」と、先生は取材原稿で述べています。 📝実際に変形性股

          第2話:股関節を長く守るために 〜運動療法に取り組んだ医師の話〜

          第1話:”股関節の一生” を考える 〜生涯を通じて股関節を守る〜

          📌お世話になった整形外科医の先生が、仰っていた言葉「ゆりかごから墓場まで股関節の患者を見れればなあ」… いつも思い出します。 📌股関節痛を診る時、その背景にある形態学的な問題を把握することは欠かせません。 日本人ではご存知の通り、先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全が特に女性に多く見られます。(しかし臨床では、男の子も意外と、います❗️) 📌その場その場で、股関節の痛みや機能を改善することは、ある程度可能です。しかし一生を通すとどうでしょう。 📌私たち医療者、運動に関わる者が

          第1話:”股関節の一生” を考える 〜生涯を通じて股関節を守る〜

          三行日記:この日常を噛み締めて過ごす。

          今年の正月から、 「三行日記」 なるものを続けている。 元々日記なんて縁遠いものだと思っていたが、何故か5月の今日まで続いている。 きっかけは、最近自律神経への介入に興味関心が向き始めた時に、一冊の本を偶然見つけたからだった。 小林弘幸先生は、自律神経研究の第一人者でおられるそうで、自律神経をコントロールする様々な方法を模索した結果、この「三行日記」という方法に辿り着いたそうだ。 やり方は、至って単純。 1行目:今日いちばん失敗したこと。または嫌な感情。 2行目:今

          三行日記:この日常を噛み締めて過ごす。

          Note始めました。自己紹介します!

          はじめまして。 理学療法士、二児のパパ、長野在住のよーさん です! 名前:洋 と書いて ”よう” と読みます。”ひろし”とよく間違われますがもう慣れっこです。 母が”面白いから。”という単純な理由で付けたそうです笑 出身:東京都世田谷区 下北沢。劇場があり、ライブハウスがあり、古着屋があり、雑貨屋があり。。 私の故郷です。 現在地:長野市松代町。妻の故郷です。山、川、四季の変化、畑での採れたての野菜、綺麗な空気、温泉(大好き!)… 夏にはホタル(自宅の前にもいます!!

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