ナイジェリア - ラゴスで話されている言語について、私の気づき
以前投稿したこちらの記事の番外編になります！
『イワジュ』というアニメーション作品をきっかけに、ナイジェリアのラゴスで使用されている言語について調べたこと、日常での言語に関する気づきを記録しました。
映画本編の話についての記事ではなく、言語のちょっとした豆知識のような内容となっています。
映画鑑賞記事に派生した付録記事ですが、
もしご興味がありましたら、最後までお付き合いいただけると幸いです。
ヨルバ語とピジン英語について
アニメーションのタイトル『イワジュ』とは、
ヨルバ語で「未来」を意味する単語だそうです。
本作の舞台となった、ナイジェリアのラゴスでは、ヨルバ語とピジン英語が話されており、特にピジン語は西アフリカで広く使用されている言語だそうです。
特にピジン英語は、『イワジュ』の物語でも使用されており、
私が、「訛っているのかよく聞き取れないな～」と思っていたセリフはもしかしたらピジン英語のセリフだったのかもしれません。
ナイジェリア、ガーナ、ギニア、カメルーンなどの西アフリカで主に話されるピジン英語。
ピジン英語とは、英語と現地語が混ざって派生された言語で、特に若者の間で使われています。
どの国でも正式な言語として採用されていませんが、ナイジェリアだけで7500万人のピジン英語スピーカーがいると言われています。
2016年にはBBCがピジン英語を採用し、ナイジェリアを中心に西アフリカにニュースを届けています。
より引用
ナイジェリアの公用語は英語、
とはいえ、様々な言語を使う人々が入り混じって暮らしている国でもあり、その言語の数はなんと500を超えます。
周囲の人とのコミュニケーションをとることが困難という課題があり、そんな中で生まれたものが”ピジン英語”だったそうです。
日本では方言という違いはあれど、日本語話者が圧倒的に多く生活している国なので、
同じ国に住む人と、元々知っている言語が違うという理由でコミュニケーションが難しいと感じることはほとんど無い感覚でしょう。
（ちなみにアフリカで様々な言語が使用されていることについては、
移民者の数などが影響していると思われます。）
またハワイなどでもナイジェリアと似たような形で、ハワイ流のピジン英語が存在しています。
引用の通り、公用語にとらわれず、
沢山の人々に分かりやすく伝えていくという意図で、
BBCも公用語ではないピジン英語を敢えて取り入れたのかもしれませんね。
少し脱線してしまうのですが、
先日SNSのXにて、簡単な英語の動詞や接続詞などと漢字を混ぜたような文章で、
日本の方とおそらく中国の方がやり取りしているような投稿を見かけたのを思い出しました。
我 have a 疑問。
上記のような感じの文章をイメージしていただければと思います。
他の方の投稿で反応を見てみると、
漢字によってはそういう使い方は日本にしか存在しないなど、
細かい齟齬はあれど、簡単な意思疎通はおおむね可能そうな印象でした。
また、日本語を日々使用している私としても、
上記の投稿が他言語話者から送られてきたとして、「聞きたいことがあるんだな」と読み解くことができます。
話を戻すと、『イワジュ』で触れられているピジン英語は、
型がしっかり決まっているような文法ルールは無く、誰でも覚えやすいフレーズが多いそうです。
コストのかかる学習を必要とせずに、
誰でも簡単に、すぐ意思疎通ができる言語というのが、ナイジェリアの人々の暮らしとフィットしたんだと思いました。
そんな意味でも、Ｘでの身近な投稿と似たものを感じたので、
新しい言語はこうして、人と人を繋ぐために生まれていくんだなと感慨深い気持ちになりました。
ピジン語についての参考文献：サイト名”DAILY NEWS”より「What Is West Africa's Pidgin English?」https://engoo.jp/app/daily-news/article/what-is-west-africas-pidgin-english/IEOHQI6jEeyozEd0FW4FYQ
今回は言語をメインに記事を作成いたしました。
私ごとで恐縮ですが、
学生時代文学部で学んでいましたが、
語学系の講義はてんでダメでして、、、
いつも得意な文学系の講義に逃げていたので、
今回このような言葉についての記事を書くことができ、個人的にとても嬉しかったです。
最後までお読みいただきありがとうございました！
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