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「石破ートランプ会談」で話題のLNGガス
こんにちは。石破首相が日本時間7日の午前七時過ぎにアメリカに到着したと報道がありました。NHKによると、日本時間8日未明に会談が予定されており、その後ワーキングランチという昼食会をして、共同会見をするという流れだと言うことです。
日米首脳会談を巡り、日本側が交渉材料とするのではないかということで、報じられているのが、米国産LNG(液化天然ガス)の輸入拡大です。LNGは、日本でも火力発電の主燃料となっており、石炭や石油などと比べて、CO2の排出量が少ないとされています。
トランプ氏は「Drill Baby Drill」(化石燃料を掘って掘って掘りまくれ)と言っていて、化石燃料の生産量を上げることを望んでいます。日本側が輸入拡大に応じれば、トランプ氏は非常に喜ぶだろうというのが、日米首脳会談でLNG輸入拡大が議論されるのでは、と言われています。
本日2月7日発売の「週刊現代」(講談社)で『石破とトランプ「水と油」外交の舞台裏』という記事を書かせてもらったのですが、その中で外交評論家の宮家邦彦元内閣官房参与は「重要なのはトランプ氏を理解することです。彼は自分の利益になることしか興味がない」と喝破されていました。
宮家氏は取材の中で「(LNG輸入拡大は)日本にとっては実は渡りに舟でもある。中東への依存度、ロシアへの依存度が減るわけで、供給の多様化につながる」とも指摘していました。
石破首相は「(トランプ氏と)初対面なので、お互いの信頼関係の確立のために努力したい」と述べており、基本的には信頼関係構築がメインとなるでしょうが、LNGについても何らかの議論の進展がありそうです。