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【趣味の話】熱海旅行でMOA美術館に行ってきました

お疲れ様です、上凪 羊です。
昨日から1泊2日で熱海へ旅行してきました。
2日目の今日はMOA美術館に行ったので、その話を。

MOA美術館


熱海駅から、山の上へバスに揺られて10分程度で着くのがMOA美術館です。

私は高校時代、日本史が科目としてとても好きでした。日本史や世界史に限らず化学や生物なども、教科を好きな人は資料集(便覧)も好きじゃないですか? 私はそうでしたので、日本史の図説(たしか浜島書店の新詳日本史図説というやつ)をかなりの時間眺めていました。
その中で、美術史部分でかなり見かける名前が、MOA美術館でした。

MOA美術館のコレクションは、創立者・岡田茂吉(1882 ~ 1955)が蒐集した日本・中国をはじめとする東洋美術を中心に構成されています。その内容は、絵画、書跡、彫刻、工芸等、多岐にわたり、各時代の美術文化を語る上で欠くことの出来ない作品を含んでいます。

https://www.moaart.or.jp/events/moabestcollection2024/

引用部分にもあるように、各時代において重要な美術品を所蔵しているということでよく名前だけ見ていて、しかしこれまで行ったことがなかったのです。

今回、熱海旅行ということでせっかくならMOA美術館に行きたいとなって、ようやく学生時代にやりたかったことができました。

現在の特別展はちょうど、MOA美術館が所蔵する国宝3点を含む重要なコレクションを広く展示するというもの。うーん、旅行自体が先に決まっていたのですがいいタイミングだ……。

MOA美術館の名品展、行ってみた


ということで、本日はMOA美術館に、初めて行きました。
熱海駅やホテルからも、山の方を見ると何やら立派な建物があって、おそらくあれなんだろうなと思ってはいたんですが、想像以上に山の中でした。
山の中過ぎて、入口の建物からかなりの長さのエスカレーターで上って美術館の本館にようやく入るという作りでしたね。エスカレーターで山の斜面をガンガンあがっていると考えるとなかなかない体験でした。

国宝「紅白梅図屏風」

ご存知尾形光琳の代表作にして、私の印象としてもMOA美術館といえばこの屏風がある、というくらいには重要な所蔵品。
日本史で出てくる美術品の中でいうと屏風自体も好きで、江戸時代の屏風となると特に好みではあったので最高でしたね……。

じっくりと眺めて細部に目を凝らすことができるので、やはり生で美術品を見ることは楽しいです。
西洋画はあまり分かっていないのですが日本の歴史的な美術品だと、歴史そのものへの理解をテコにして面白く受け取れるということもあって、そういう展示品が多いMOA美術館は理想的な環境でした。

蒔絵の箱も細工がめちゃくちゃ細かすぎていい意味で気が遠くなったり、奈良の木造仏だと1本の木から彫り出された仏像があったりと、時代もカテゴリーも幅広く、日本の芸術作品という括りで大きな視点で見られたこともすごく良かった気がしています。

MOA美術館自体もまた行きたいのと、紅白梅図屏風を見ていたら屏風といえば応挙の雪松図屏風見たいな……となったりもしました。

とか言っていたら三井記念美術館で今年の9月から円山応挙の特別展がある! 行かないと!!

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