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子ども時代の【自分で決めた】は財産です

こんにちは、ふっきーです🙂
私は、12歳から18歳の中高生を主の対象とした全寮制の教育機関で、指導員として虐待、不登校、非行などを抱えた子どもたち(とその親御さん)の将来の自立にむけた支援を13年間行ってきました。
そして、プライベートでは絶賛育児中の二児の父です。
そんな私が、指導員での経験や日々の生活の中から感じたことを発信することで、日々奮闘するお父さん、お母さんのお役に立ちたいという想いで記事を書いています💐

今日は、中高生のうちから自分できめることの重要性についてお話しします。

さっそくですが、日本のことわざに

『可愛い子には旅をさせよ』

という言葉があります。

さて、あなたは、自分のお子さんに旅をさせていますか?

ここでの旅は本当の旅に行かせることではありません。

たとえば

🤔お子さんの選択に口出しをしていませんか?
🤔先回りして、決めてしまっていませんか?
🤔お子さんの気持ちを聞く前に期待をかけていませんか?
🤔「あの子の将来のため」と思って選択肢を制限していませんか?

当てはまる方は、おそらく、

お子さんが将来困らないように願っている✨
お子さんの幸せを一番に望んでいる✨

お子さん思いの熱心なお父さん、お母さんなのだと思います😌

でも、そのままだと、お子さんは将来大人になってから

『幸せな人生を送れないかもしれません😨』

「子どもなんだから、人生の先輩でもある親が道を示してあげないと!」
と思うかもしれません。
その気持ち、分かります😌

しかし、

お子さん自身に自らの責任で人生を選択させることが
お子さんが将来幸せになるために重要なプロセスだと私は考えます😌

なぜそう思うのかを、
今から私自身の体験を踏まえてお伝えします🔥

この記事が、
お子さんの幸せな将来を願うあなたに

\子ども自身で選択することの大切さ/

を知ってもらう機会となりますように💐


私は中学生のころ、サッカー部に所属していました。
地区でそれなりの好成績を残したので、進路選びの時期には地域の二つの公立高校が、「もし良かったらうちの高校に来ないか?」と言ってくれました😳

(*はじめに断っておきますが、いかにもスカウトっぽい感じですが、どちらの高校も全国大会を目指しているとか、他の地方からその高校でサッカーがしたくて人が集まるとかそんな高校ではありません😅)

その二つの高校はサッカーの強さ、部員の規模は同程度でしたが、
学力水準と校風が全く違いました。

高校Aは、ここ数年、人気が出てきた中堅高校で、高校卒業後には大学進学する人もいるけれど、就職する人もたくさんいる高校です。普通に校則があり、窮屈な思いをすることもありますが、その反面、誠実な校風で先生が尻を叩いてくれる高校です🧑‍💼

高校Bは歴史のある県内有数の進学校で、高卒で就職する人はおらず、全員が大学進学を目指す学校でした。そして、校則は全くと言っていいほどなく、生徒の自主性が重んじられ、自由だけど、生徒自身に自己責任が求められる高校でした🧑‍🎓

スポーツ推薦のような制度はありませんでしたので、学力で入試を突破しなくてはいけません📖
来てと言われたものの、点数が足りなければ落とされる状況です😂

そして、私の学力レベルなら高校Aを目指すのがセオリーで、超進学校の高校Bは無謀でしかありませんでした。

高校の先生も、塾の先生も私が高校Bに行くことには否定的、むしろ、夢物語すぎてまともに相手をしてもらえませんでした😂

もし、あなたなら、こんな状況のお子さんになんと声をかけますか?

  • 勉強で苦労しないように高校Aにしたら?

  • 高校Bにいけたら、私も鼻高々よ

  • 大学には行かせてあげられないから高校Aにしたら?

  • 合格の可能性が高い高校Aにしたら?

  • 高校Bに行って有名大学を目指しなさい

高校受験という人生で小さくないターニングポイントを突破するために高校Aを勧めますか?🤔
無謀で、入学してから勉強についていけないかもしれないけど、大学進学のために高校Bを勧めますか?

私の親が私にした唯一の言葉かけは

「あんたの行きたいところに行きなさい」

でした。

その時は、親から助言がなく
「いっそのこと親がきめてくれたら楽なのに」
「自分で決めた道で失敗したら恥ずかしい」
「言い訳できない」
という気持ちもありましたが

私は考え抜いた結果、高校Bを受験することに決め、けっして優秀な点数ではありませんでしたが、かろうじて合格することができました。

もちろん、もともと無謀と言われていた高校に入学したので、
入学後の勉強は無茶苦茶苦労しました。

周りは東京の有名大学を志望する者たちばかりで、勉強にたいする劣等感は3年間で膨れ上がり、学力コンプレックスには高校卒業後も悩まされました。
来てくれと言われて入部したサッカー部の活動も私個人としても部としてもたいした結果を残すことはできませんでした。

そんな高校生活でしたが、在学中も卒業後も自分の進路選択を後悔したことは一度もありません。

もちろん、苦労ばかりでなく、楽しい経験もすることができたのが要因ではありますが、最も大きいのは

高校Bに行くことを自分で決めたから

だと思います。

当時、中学校3年生の自分が、持ちうる脳みそで考え抜いて、その時、一番良いと思う答えを、自分で出した

自分で決めたというプロセスのおかげで
人生の主導権を自分で握り
自分ごととして生きることができたのです。

もし、親からの助言を受けて、選択の中に自分の意思以外の要素が少しでも入っていたら、勉強についていけなかったことを親のせいにしていたかもしれません。
高校Aに行っておけば、部活でもっと活躍できたかもしれないのにと責任転嫁していたかもしれません。
もし高校Aにしていたら人生違ったと、タラレバに終始していたかもしれません。


先日、私は誕生日を迎え、親からメールでおめでとうと言ってもらった時に初めて、

子供の時から人生の選択を自分でさせてくれたこと
その選択を応援してくれたこと

を感謝できました。

私はこのような実体験から
子どもが自分で決めるというプロセスが大切だと思っています。

ポイントは、正しい選択をすることではありません。
選択を自分でするプロセスが大事だと思います。

そのプロセスを踏むことで
子どもは親の人生を生きるのでなく
子ども自身の人生を生きることができるようになると思います。

さぁ、「あの子のために」という理由を盾に
お子さんの人生の主導権を奪ってしまいたい気持ちをぐっと堪えて
旅をさせてみてはいかがでしょう?

はじめは、
人生の選択なんて、大きいものでなくてかまいません。
日常の小さな選択
中には親がさっと決めてしまった方が楽なものもあると思います。

私も日々の子育ての方で、改めてそれを意識してみます🔰
あなたも、私と一緒にやってみませんか?😊

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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