職業インタビュー
中学校の教員をしている友人からの依頼で、職業インタビュー「プログラマ」に答える。
1. どんな職業ですか 最近の仕事内容も教えて下さい
デザイナーにインテリアデザイナーやファッションデザイナーなどあるように、一言にプログラマと言っても、色々な職業がある。
僕の場合は、工場IoTと言って、工場で発生した様々なデータをクラウドに蓄積し、活用するシステムを作っている。カテゴリーでいうとバックエンドエンジニア。
過去は、車のメータなどのプログラマもやっていた。
2. 勤務時間や場所など、勤務の方法を教えて下さい
この半年で完全在宅勤務になり、リモートで家から仕事をしている。一緒に働くエンジニアはほとんどが関東の人。インターネットがあれば仕事の場所は選ばない(ネカフェとかはダメだよ)。在宅勤務を始めて、働き方はとても柔軟になった。
開発はペアプログラミングやモブプログラミングというやり方で、複数人で1つのプログラムを作ることがおおい。
3. 余暇の時間はありますか
一日のうち働いている時間は基本8時間、休憩も取る。ただし、好きでこの仕事をしている人が多く、余暇でも勉強会に参加したり、新しいことの学習に費やす人が多い。OpenSourceSoftware (OSSと言うよ) 開発への貢献や技術ブログ(qiitaとか)への投稿、connpassでの勉強会参加などをよく聞く。
4. この職業を目指したのはなぜですか
自分や周囲が驚くものを作りたいと思っていた(思っている)。最初からプログラマを目指していたわけではなく、プログラミングば少ない初期投資(パソコンだけあればいいよね)でそれを実現するための手段。作りたいものは何でも作れる。完成したときの達成感、まるで魔法のようだと感じることもあり、心惹かれた。
そもそものきっかけはSF漫画やアニメ、映画。
5. プログラマーになるために資格は必要ですか 学歴はどれだけ必要ですか
資格は、なるためには必要ないが、なったあとで必要になることがある。国家資格はIPA情報処理技術者試験が広く一般的。専門分野は多岐にわたる。認定スクラムマスターなど、作るものそのものではなく開発手法に関する資格もある。
ソフトウェア工学や、計算機科学という学問とも密接に関わるため、優れた先生のもとで学ぶという意味で、学歴はあったほうが知見が広がる(引き出しが増える)。実践を通して学び成長する人も多い。
6. この仕事のやりがい、好きなところを教えて下さい
自分の生み出したモノが他人、会社、社会の役に立っている。ときに感謝され、認められる。
好奇心を満たすことができる。
課題を解決するための手段はいくつもあり、どう解決していくかで自分の腕が試される。苦しい時もあるが、楽しい部分でもある。
7. この仕事の嫌なことはありますか 辞めたいと思ったことはありますか
ときには、とてつもない時間とお金を動かすこともある。ときには、大きな責任を負う必要がある。絶えず成果は求められるし、プレッシャーは少なくない。
ただ、それも含めて楽しいので辞めたいと思ったことはない。
8. 座右の銘はなんですか
考えたことがないけど。
やらなければいけないことの中に、楽しいと思えることを見つける。とか。
9. 中学生へひと言 逆に質問とか
君たち中学生の目にプログラマという職業がどう写っているのか教えて欲しい。
自分が中学生の頃にプログラミング教育はなかった。自分が将来これで飯食っていこうと思ったのは高校3年生くらいだったと思う。中学生の頃には思いつきもしなかったし、プログラミングに触れたこともなかった。
今は若いのに大人よりも知識や技術に優れたすごい人がたくさんいる。好きで調べたり、触ったりしているうちに、仕事で使っている大人を超えて行く。そういうことが可能な分野だし、そう思えるなら今からでもどんどんやって行った方がいいと思う。絶対そう思う。
学生の頃思っていたよりも、はたらき方は多種多様でした。なので、好きなことをとことん突き詰めた先で、それで社会に貢献する方法を見つければいい。なければ作ればいいのではないかな。