見出し画像

彼の塩梅で成り立つお店、難しくないですか?

昨今の値上げラッシュ
うちのお店も例にもれず値上げせざるを得ないそんな状況ではあります

そこで元夫は
値上げのお詫びに割引券を作ろう!と言い出しました
それは賛成ですよ
いつも来てくださるお客さま、これを機会にまた来てくださるお客さま、みなさまにご利用いただきたい

割引券作ったよ
¥500 OFF券!

どのようにお渡しするのか
いつまでお渡しするのか
いつまで使えるのか

聞いてみました

すべて元夫次第です

まぁオレの金でやっているオレの店だから
それは仕方ない

しかしどのようにするかは聞いておかないと
私も店員だし

そしたら割引券は人をみて渡す

えー!
そういうのはありなんでしょうか!
私にはわかりません
でも友だちが来たり、常連さんの時には
ちょっとサービスなんてこともあるから
その一環か…いや!その程度とは違う気がするいや、やっぱりわかりません
というよりお渡しする人も元夫の塩梅ですから
私のジャッジではまたNG出されます…うーん

その不服な様子に
元夫は言い出しました

あなたの言いたいことはわかるよ
それじゃフェアじゃないってことでしょ
でもそれはさ、ファミレスとかチェーン店の考え方なんだよね
すべてのお客様は平等です的な
でもここは個人店だからね
そんな風に割り切れるもんじゃないんだよ

この考え方は
どっちが合っていて間違っているっていう議論じゃないんだよね
どっちも合ってるわけだから
でもここは個人店だからねぇ

そうですか…

それでいて

頼まれるメニューによっては
同じものでも多少の誤差が出ます
だって人の手で作ってるものだから
なるべく同じにしていても
苦手なものがわかっているお客さまとか
いつもの適量がわかってくるお客さまとか
私は調整しています

それには
オーナー元夫は
ちゃんと一人前をグラムで出せ!と
お怒り

自分がやる時にわからない
ということなんだと思うけど

難しくないですか?
何が良くて何がダメなのか

全てが彼の塩梅です
あぁ難しい

いいなと思ったら応援しよう!