学祭での出来事と、僕の繋がりの話
学祭の全行程が終わりました。先週の金曜から今日の月曜まで学祭期間で僕は2つのブースで活動をしていました。10月のはじめから今日まで駆け抜けてきましたが、本当に楽しい1ヶ月少しでした。本当に様々なことをさせていただいて、自分のこれからを考えるきっかけになったりチームについて考えることに繋がりました。今回は僕の学祭の感想と一緒に今回感じた繋がりの強さを話していきます。最後にも言わせていただくのですが、今回僕を呼んでくれた人たちに感謝の気持ちを伝えたいです。本当にありがとうございます。ということで話していこうと思います。
僕が学祭で担当したこと
今回学祭で携わっているブースは「アトリエからの脱出」という脱出ゲームと「新感覚クラブ.zip」です。それぞれを簡単に説明しますと、アトリエからの脱出はお化け屋敷×脱出ゲームでした。そして.zipはクラブ慣れていない人でも楽しめるようなクラブでした。ここでは内容は深く話しませんが、本当にどちらも楽しかったです。アトリエは知人の手伝いで.zipはツイッターから依頼がきました。本当にお声かけありがとうございます。僕はVJとニンテンドーラボ、音響演出を担当させていただきました。詳しくは今から話していきます。
「アトリエからの脱出」を通して
ではまずアトリエの話をします。プレイヤーとなるお客さんは謎を解いて脱出するのが目的です。僕は最初音響で呼ばれましたが、今回アトリエの方で自分のしたいことがあったので代表に提案してやらせてもらったことがあります。
それがこれです。実はニンテンドースイッチを使って振動でお客さんを怖がらせることをしていました。ニンテンドーラボを使って会場内にしこんだ缶を振動させることでホラー演出をより盛り上げることに挑戦しました。そしてラボでもう1つしたことがあって、それはプレイヤーが通ったときに赤外線センサーが働いて近くのものが振動するということをしました。スタッフさん曰くめっちゃ怖いらしいです。そしてこれは鬼にプレイヤーの位置を知らせることにも繋がる場合があるのでお客さんをハラハラさせることもできます。でもまだまだ研究不足と準備が足りなかったことは否めないですね。次はもっと活用して怖い演出を考えたいですね。
そして初の体験型イベントということで、同じ音響で仕組みを作ってくれたメンバーがゲーム中に鳴らせるSEをつけてくれました。音は僕が著作権フリーのものを探してきたやつでそれを渡してプログラムに組み込んでもらいました。そしてそれが良い感じに成功してくれたし、僕のモチベーションにも大きく影響しました。ゲーム中にリアルタイムでSEを鳴らせるのでプレイヤーを自分のタイミングで怖がらせることができました。特に怖いらしいのがドアの音で、いきなり鳴るとびっくりするらしくて僕の一番のお気に入りSEでした。その結果音響演出としての僕の役割は大成功と言えたのではないでしょうか!そしてアトリエは学祭のめちゃくちゃ人気コンテンツになって割と早い段階で両日予約でいっぱいになることが起きました。中には学生が手がけたと思えないクオリティと言われていたようで嬉しかったです。それも代表の頑張りとメンバーの強い繋がりのおかげだと感じました。
「新感覚クラブ.zip」を通して
次はVJを担当した話をしていきますが、こちらは僕がメインでやっていたアトリエとの兼ね合いであまり顔を出せなかったことが少し心残りでした。僕は基本的にアトリエで音響をして、休憩になったら会場に顔を出したりVJの設定と練習をしていました。そして始まる前もなんやかんやあって前日に設定したものが消えたり、急に予定が変更になったり当日VJの準備が全然出来なかった事態になりました。この時は自分の経験のおかげで出たとっさの判断でVJをやりながら設定をするという事をしました。その結果、始めれる状態になったのでコントローラーを使ってVJをしました。実は使用したソフトが自分が普段使っているものと違ったのでいつもの設定が使えない状態でした。なおかつ時間もなかったのでライブ中に仕様を確認しながら自分のやりやすい設定をしていくというとんでもない事をしていました。あの時はとっさの判断でやっていましたが、よく上手く設定できたなと思いますね。ちなみにフェードインとアウトをつけてから、ブレンドモードをいじれるようにして、スケールとZの回転軸をいじれるようにしていました。スケールとZの回転軸をいじることで映像に立体感が出てサウンドビジュアライズみたいにできるようになりましたがこれはとてもリスキーな設定で、下手すると粗がみえてしまうという場合が出るかもしれませんでした。でもある程度VJ経験があったのでそれは技量でカバーできました。具体的にはフェーダーやブレンドで変化を常につけて、動きをあまり止めないようにしていました。
僕がこんな無茶できた理由
ここまでの話を聞くとなんでこいつは無茶なことしてるんだ、と言われるかもしれません(でもそんなこと言う仲間は今回いませんでした...それが自分にとってめちゃくちゃ嬉しいです)。アトリエもそうなのですがこのブースで自分がだいぶ無茶な事が出来たのは人にまかせるという自分の思い切りの良さと補佐として手伝ってくれたメンバーのおかげです。僕が音響をしていた時は補佐で他の仕事と兼任で入ってくれていた後輩がいましたし、.zipでは代表、そして映像を作ってくれた人達、最後にVJ補佐をしてくれていた2人がいてくれました。その人たちのおかげで自分はこんな無茶なスケジュールでも役割を全う出来たのかなと思いました。普段は僕がそれをする役割をすることが多いのですが、される側に回るのは実は始めてでそれがこんなに嬉しいものとは思いませんでした。僕のために力を貸してくれたみなさん、本当にありがとうございました。僕は皆さんの優しさに深く感動してました。
自分が感じた強い繋がりの大切さ
では最後にまとめとして自分が感じた事を話します。それは自分が学科にいる時よりも生き生きしていたという事です。それが具体的にどういう事かというとメンバーがとても温かく自分を受け入れてくれることを実感して、自分もメンバーを信じることが出来た。その結果自分の全力を出し切れた事に気づきました。普段の自分は(自分の内面の深刻な問題)があって100%を出せていないことに最近きづいて、それを出せる環境ってなんだと考えていました。その答えは僕は自分の個性を自重して保守的に100%出せなかったようです。しかし今回のチームではメンバーが僕を受け入れてくれることがわかって安心して個性をフルに出せました。もちろん自分だけじゃなくてみんなの力あってこその成功ではありますが、期待に対して100%で答えれたことが自分には大きな実感と感動に繋がりました。今回は自分が考えるクリエイターとしてのありたい形にマッチしていたような気がします。僕は自分の能力でチームを良い方向に導き、それによりいろんな人に感謝されることが自分なりのやりがいだと考えています。それを今までの人生の中で最大限に感じれたことが自分にとって大きな意味を持っていると感じました。
この経験をこれからの自分がどう活かせるか
これについて考えてみると自分が考える多様性のある社会についてのヒントに繋がるきがしました。これからは自分を受け入れてくれる人と制作をしていくのが自分にとって良いのかなと思いました。僕は普段から人に対して誠心誠意で公明正大(嘘をつかないこと)でありたいと考えています。しかし相手も少しでも公明正大ではないと上手くいかないことに気づきました。ということで今回の経験を踏まえてこれからは自分が共感できる、もしくは自分を共感してくれる人を探すことにしました。また近いうちに具体的な記事をあげようと思います。それではまた次の記事でお会いしましょう。
最後に今回僕をお誘いしてくれた皆さんありがとうございました。僕がどれだけ力になれたかわかりませんが、学祭期間中は自分なりの全力で取り組ませていただきました。また何か機会があればよろしくお願いします。また自分らしく100%で役割をやらせていただきます。