僕は彼女の抱き枕。
ごく普通の夜。
僕は今か今かと待ち望んでいた
謎に正座して…
美羽:○○〜、寝るよ〜
きたっ!
僕の彼女は可愛いもので
僕を抱きしめながらじゃないと寝れないらしい
○○:はいっ!寝ます!
美羽:なんで敬語なの…
○○:気合い入っちゃって…
美羽:…?変なの…
ふふふっ…///
美羽は隙あらば僕の手をにぎにぎしてくる
どうやら落ち着くらしい
目を見つめながらにぎにぎしないで
なんか変な気分になってくるから
美羽:…寝室いこ?
○○:うん、行こうか
手をにぎにぎされながら、寝室へ
美羽の顔を見てみるともう半分程寝てた
そんな美羽ちゃんも可愛いです
寝室に到着
美羽はぼふっとベッドに倒れ込む
美羽:ん〜…○○〜
手をいっぱいに広げ、僕が腕の中に収まるのを待っている
あぁ…今から娯楽のひととき
美羽:…はやくぅ……
○○:はいはい
美羽:んへぇ///…○○の匂い落ち着く……
○○:それはよかったよ
美羽:…ぎゅーっ
○○:ちょいと苦しいかも〜
美羽:……スースー…
○○:…ふふっ、おやすみ美羽
美羽のおでこに軽く口付けをして僕も眠りにつく
…ここからが問題なんです……
◇
○○:……スースー…
美羽:…んぅ〜……やぁだ…行かないでぇ……
するとものすごい力で体を締め付けられる
○○:っ!?いててて…
美羽:…う〜ん……
突然、美羽の拳が僕の腹にめり込んでくる
○○:がっ!?
そう…美羽はとんでもなく寝相が悪い
殴る、蹴る、締め上げる…MMAかな?
いつもボロボロにされるんよ…
抱き枕というよりサンドバッグだよこんなの
じゃあ、なんで一緒に寝ているかって?
そりゃこんな可愛い子に痛いことされるのはただのご褒b…
美羽が幸せを感じているからですよ、もちろん
美羽:ん〜……んっ!
美羽の膝が僕の股間にクリーンヒット
僕はそのまま悶絶し、ベッドからリングアウト
○○:……っ!
クリーンヒットすぎて声が出ないよね
あれ…?意識が遠のいていく…
◇
美羽:…んぁ?…朝……○○おはよ…ってあれ?
美羽:トイレかな?…まぁいいや、起きよ
ベッドから立ち上がり、一歩踏み出した瞬間
…なにかを踏んだ
○○:ぐえっ!?
美羽:きゃっ!?
○○:……お、おはよ美羽ぅ…
美羽:ごめん!まさかそんなとこにいると思わなくて…
○○:い、いいよ…ご褒美だから…
美羽:えっ?なんて?
○○:なんでもないです
美羽:う〜ん…ベッドもう少しだけ大きいの買った方がいいかな…
○○:いや!このままで…美羽とよりくっつけるからさ
美羽:っ///そ、そぉ〜?ならいいけど…
寝起きすっぴんとは思えん、可愛すぎる
このギャップね
飴と鞭みたいで興奮するわ
美羽:なんでニヤニヤしてんの?
○○:へ?
美羽:…ちょっとキモい
○○:はぅ…!
◇
その日の夜。
僕にバックハグをしてる美羽が一言
美羽:ねぇ…眠たい〜
○○:そうだね〜
美羽:ねよ?
○○:おし、寝るか
美羽:このままおんぶで連れてって〜
○○:しょうがないな〜
二人で寝室に向かう
今日も…ご褒美を沢山頂いてきます
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