ツンすぎるので冷たい対応した結果、極端にデレてくるようになった
付き合って半年がたった
はじめはよくいるカップルのようだったが
今はというと…
○○:美羽〜コンビニいこ〜
美羽:いやだ、一人で行けば?
○○:えっ…
美羽:はぁ…
○○:な、なにか欲しいものある?
美羽:ない
○○:…そ、そっか……
美羽:…
○○:行ってくるね…
美羽:…うん
そう…!ツンすぎるのだっ!
いや、ツンなのか?
避けられてるだけの気もするが…
○○:美羽〜!
美羽:っ!?ちょ、ちょっと…!
美羽:抱きつくなっ…!
○○:なんでぇ…
美羽:……
抱きついても
○○:…美羽、今日は一緒に寝ない?
美羽:無理、一人で寝る
○○:うぅ…
○○:前まで寝てくれてたじゃん…
美羽:……
一緒に寝ようとしても…
これってもしかして…
倦怠期ってやつ!?
それから色々調べた
スキンシップのとりすぎ注意とか
逆に距離を置いてみるとか
よしっ、明日から実践するぞ!
◇
○○:……
美羽:……
○○…なんか様子がおかしい
おはようも無かったし…
○○:……
美羽:……チラッ
○○:…よいしょ
美羽:…ん?ど、どこ行くの?
○○:え?コンビニだけど…
美羽:あぁ…そう…
なんで?
いつも「コンビニいこ〜」って聞いてくるのに…
……怒っちゃったのかな…
◇
美羽:……
○○:……
いつもだとこれぐらいの時間になったらくっついてくるのに…
やっぱ怒ってる?
ごめん…やりすぎた
だから…
美羽:ね、ねぇ○○?
○○:…うん?
美羽:……やっぱなんでもない…
○○:…そう
ほんと私のバカ
なんで言えないの「ごめん」って
はぁ…どうすればいいの…?
◇
美羽:……
○○:……
美羽:○○…?
○○:どうした?
美羽:…その…一緒に寝よ?
○○:あ〜ベッド狭いし、いつも通り僕はソファで寝るよ
美羽:……
○○:狭いからね、寝がり打って美羽が落ちたりしたら大変だし
美羽:……うん…
○○:じゃ、おやすみ
美羽:……おやすみ…
いやだ…嫌わないで…
ごめんなさい…
私はもう…耐えられない
美羽:……やぁだ…
○○:ん?
美羽:いかないで…
○○:み、美羽?
美羽:うぅ…嫌いにならないでぇ…
○○:美羽っ!?
泣き出してしまった
やりすぎてしまったか!?
僕は美羽をそっと抱きしめる
○○:ごめん美羽…
美羽:はなれないでぇ…
○○:もう離れないから…!ね?
美羽:うぅ…一緒に寝てくれるぅ?
○○:うん、一緒に寝ようね
そして二人はベッドの中へ
美羽はずっと僕に抱きついていた
美羽:ごめんね…
○○:ん?
美羽:私…酷いことしちゃってた…
○○:あ〜…なんでああなったの?
美羽:…○○のしょんぼりした顔が可愛くて……
○○:oh…
美羽:ごめん…
○○:…いいよ、今後やめてくれれば
美羽:ぜっっったいしない
○○:よろしい
一件落着
こうして僕たちは深い眠りについた…
◇
○○:んぁ?…朝か…
美羽:あっ、おはよぉダーリン♡
○○:おはよ美羽……ん?
美羽:えへへっ///ちゅうしよ?おはようのちゅう///
○○:み、美羽?ちょっとま…
ソフトな口付けを交わす
久しぶりのキス
美羽の唇は柔らかく、蕩けてしまいそうだった
○○:み、美羽///
美羽:照れてるぅ///可愛い♡
◇
コンビニに向かっている道中
○○:……
美羽:……♡
○○:あの〜くっついてくれるのは嬉しいんだけどさ…?
美羽:なぁに♡
○○:流石に密着しすぎでない?
美羽:やぁだ♡離れないもん♡
○○:おぉ…
コンビニ店員に変な目で見られつつ
買い物を終わらせ帰路につく
○○:はい、これ美羽のアイスね
美羽:……あ〜んして…
○○:ふぁっ!?
美羽:じゃないと食べりゃない…
○○:食べ…え?
結局、あ〜んすることに
○○:あ〜ん…
美羽:あ〜…むっ!ふふっ///おいひぃ♡
○○:それはよかった
アイスを食べ終わり
ゆったりタイムへ
美羽:ねむたぁい…
○○:眠いね
美羽:うぅ〜ん……
美羽は僕の肩に頭を乗せてウトウトしている
……なんて愛おしいんだ
美羽:……○○〜すきぃ…
○○:僕も美羽が大好きだよ
美羽:…へへっ///
美羽:……
○○:美羽?
美羽:スースー…
○○:ふふっ
愛の駆け引き
引き分けにて終了とする