二人の姉に愛されすぎて困ってます
僕には二人の姉がいる
璃花ねぇと麗奈ねぇ
弟である僕が言うのもなんだけど
二人とも凄く可愛い
だけど、困ってることがある
それは……
○○:…ただいま〜
璃花:あっおかえりぃ○○〜♡…おかえりのギューっ///
麗奈:ちょっと璃花!くっつかないでよ〜!私の○○なんだから〜!
この通り
二人から"愛されすぎてる"
○○:く、くるしい…
璃花:麗奈ちゃん?離してあげなよ〜○○苦しんでるよ?
麗奈:璃花が離せばいいんじゃないの〜?
○○:うぅ…
あっ、やばいこれ
二人の甘い香りでどうにかなりそう…
はやく…抜け出さねばっ!
○○:グギギィィ…
二人を両腕で押しのけながら
脱出を試みる
璃花:あっ///ちょっとぉ///
麗奈:いやんっ///○○ったら〜///
○○:…しっ…!
押しのける際に二人の柔らかな感触を感じた気がしたが
恐らく気のせいだろう…
そしてすぐ自室に籠る
リビングにいると何をされるかわからない
それにここ最近は過激になってる
璃花:○○〜ちゅーしてもいい?♡
○○:はぁっ!?
麗奈:○○〜体洗ってあげ…
○○:ちょいちょいちょいっ!?
こんな風にね
嬉しくないわけじゃないけど…
ちょっと度が過ぎてるというか
まぁなにせ大変なのよ
コンコンっ
ドアをノックされた
さぁどっちだ?
麗奈:○○〜フロランタン作ったけど〜食べる〜?
○○:麗奈ねぇか…
僕は麗奈ねぇが作る洋菓子が大好きで
中でもフロランタンが1番
食べたい…
でも罠かもしれない…
そう考えてるうちに僕の手は
ドアノブへと伸びていたのであった
麗奈:あっ○○〜///お顔見せてくれたね〜///
○○:…フロランタン……
麗奈:うん?あ〜作ってるよ〜だからリビングにおいで?
○○:……
麗奈:大丈夫だよ〜私が璃花から○○を守ってあげるからね〜♡
すると麗奈ねぇは僕の腕をがっちりホールドし
リビングへと…
璃花ねぇは夕食の準備をしていた
璃花:○○〜降りてきたのぉ♡…って麗奈ちゃん!?
麗奈:ふっふっふ〜○○は私が好きみたいだよ〜
璃花:ずるいよぉ〜!そんなくっつくなんてぇ!
○○:…フロランタン……
麗奈:あっそうだったね〜今持ってくるからね〜
璃花:ぐぬぬ…
でも璃花ねぇの方が生まれが早いから少しだけ大人なんだな
悔しそうな顔を浮かべながらも夕食の準備を続けてる
麗奈:ほら〜美味しそうでしょ〜
○○:食べていい?
麗奈:ダメだよ?
○○:え?
麗奈:私があ〜んしてあげる♡
璃花:っ!?
○○:いや一人で食べれるって
麗奈:ダメ〜!…はい、あ〜ん♡
○○:あ、あ〜むっ…
麗奈:どう?いつもより美味しいんじゃない?
○○:美味しいかも…
麗奈:ふふっ、でしょ〜
璃花:……
◇
今日は麗奈ねぇがグイグイきたな…
璃花ねぇなんて珍しくだんまりしてた
……疲れた…
○○:はぁ…おやすみ
就寝しようとした時
ガチャっと
ドアを開ける音が
○○:ん?
璃花:○○、起きてる?
○○:う、うん…起きてるけど
モジモジしながら璃花ねぇが部屋に入ってくる
○○:な、なに?
璃花:一緒に寝るぅ…
○○:……はっ!?
有無を言わさず、璃花ねぇは僕のベッドの中に
シングルベッドが故、距離は近いなんてものじゃない
あぁ…いい匂いだ
璃花:…ギューっ♡
○○:り、璃花ねぇ///
璃花:今日ね?○○が麗奈ちゃんばっか構うからね…璃花は嫉妬でどうにかなりそうだったんだよ?
○○:…なんかごめん……
璃花:だからね?ここからは璃花のばん♡
おっと?
璃花:ふふ///いっぱい甘えてね♡
○○:り、璃花ねぇ…
璃花:うん、おいで?
○○:璃花ねぇっ!///
璃花ねぇの腕の中へと誘われる
璃花ねぇの匂い…凄く落ち着く…
○○:り、璃花ねぇ…///
璃花:ふふっ///よしよーし…
○○:大好きっ///璃花ねぇ///
なんてしてるとあっという間に…
意識が離れていく…
○○:スースー…
璃花:寝顔可愛いっ///
璃花:○○は璃花だけのものだもん
その愛おしい唇に口付けをしようとした時
ガチャっ
璃花:っ!?
麗奈:○○寝てるかな〜?
璃花:れ、麗奈ちゃん!?
麗奈:璃花!?な、なにして…
璃花:しーっ!○○起きちゃう…
麗奈:○○と添い寝なんて許されないっ!
璃花:麗奈ちゃんは何しにきたの?
麗奈:……添い寝…
璃花:人のこと言えないじゃん…
麗奈:うぅ…
これでも可愛い妹なんだよね
私って甘いのかな…?
○○が大好き…でもそれと同じくらい
麗奈ちゃんも好きだから
璃花:はい、一緒に寝よ?
麗奈:…え?いいの?
璃花:うん…みんなで寝た方が幸せでしょ///
麗奈:お姉ちゃん…///
璃花:でもちょっと狭いね///
麗奈:これくらいでいいんだよ〜///
○○:(起きてますけどね〜…)
まぁいいか
僕も二人が幸せならそれでいいから
だけどちょっと窮屈だね
璃・麗:ギューっ///
◇
翌朝。
璃花:今日は璃花でしょ〜!
麗奈:ダメ!私のだも〜ん!
○○:はぁ…
結局こうなるのね…
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