くっつき虫な彼女が世界で一番可愛いです
○○:う〜ん…朝か…
僕が朝起きてすぐにすること…
それは
○○:天〜?起きてー
天:んぅぅ…まだ寝るのぉ…
○○:早く起きないとお出かけできないよ〜
天:おでかけぇ…するぅ…
寝ぼけてる
そんな彼女も可愛いです
天:ねぇ…天ちゃん動けへん、おんぶぅ〜
○○:しょうがないな〜
天をおんぶし、何がとは言わないが背中でしっかりと感じるその柔らかな感触
それを堪能しながら…
天:○○?いま何考えてたの?
○○:へぁっ!?そ、それは…
天:…○○のえっち……///
○○:は、はぅ…
耳元でそんなこと囁かないでよ
ちょっとゾクゾクしちゃったじゃん
ダイニングテーブルまで運び
僕とは対面のイスに座らせようとすると
天:いやっ!隣がいいっ!
おっと、今日は一段とくっつき虫の日かも
今日の朝ごはんは……グラノーラ
牛乳に浸してっと…
○○:はい、これ天のね
天:ありがと〜
○○:うん、美味しい
天:………
○○:…ん?お腹減ってない?
天:ちがぁう…
すっごいモジモジしてる
これはあれだな?
…ちょっとだけ意地悪しちゃお
○○:なに?言ってごらんよ?
天:だ、だからぁ…///わかるでしょ?
○○:うーん?わかんないよ?
天:うぅ…///いじわるぅ…
やばい、可愛すぎる
天さん朝から凄く顔が真っ赤ですよ
天:あ〜ん…して?
○○:っ///
上目遣いやめてよ
そんなの誰でもイチコロです
○○:はいっ、あ〜ん…
天:へへっ///あ〜、むっ!
○○:どう?
天:んふっ///おいしい〜
○○:よかった
天にあ〜んするのに夢中になってしまって
僕のグラノーラは牛乳を吸い尽くしてた
まぁいいや
天:…ねぇ○○?
○○:なに?
天:私可愛い?
○○:そりゃもちろんだよ
天:きゃーっ///好きっ///
そうそう、そういうとこ
あかんよ…可愛すぎるて…
ふと天の口元を見ると、牛乳が少し垂れていた
ちょっと……えっちだな
天:またえっちなこと考えてる…
○○:えっ!?
天:ホントえっちなんだから
○○:いやぁ…口から牛乳垂れてるから…
天:ふぇ…?
舌で牛乳を舐めとる姿に
えろさを感じない訳ないだろ
○○:っ///
天:もー!えっち…///
◇
天:今日どこ行くの〜?
○○:今日はね、水族館でも行こうかなと
天:水族館!?やったー!!!
天ははしゃぎながら、僕に抱きついてきた
ふわっと香る香水の匂い
前までは香水なんてつけてなかったけど
少しだけ大人になったんだね
天:早くいこっ!
○○:うん、行こうか
天:ペンギン見たーい!
◇
無事、水族館に到着
天はいつも以上にくっついてる
右腕がとてつもなく熱い…
天:♪〜
○○:ご機嫌だね
天:うん!大好きな人とくっついてられるから!
○○:て、天…///
右腕の熱さどっかいったわ
入館券を買って、いざ
天:ふぁあ…涼しい〜
○○:涼しいね〜
僕はこのヒンヤリとした水族館の雰囲気が凄く好きだ
ヒンヤリしてるはず…
天:あっ!可愛い〜!クラゲだよ!
○○:いっぱいいるね
天:ふわふわしてる〜
僕の心もふわふわしてますよ、はい
マジでくっつきすぎじゃないか?
さっきから何がとは言わないけどすごく当たってるし…
いや、嬉しいんだけども非常に
天:○○…?大丈夫?
○○:へ?あ、うん!大丈夫
天:ならいいけど…体調悪いなら言ってね?
そう言って天はさらにぎゅっと体を寄せてくる
それそれ
それのせいだよ
天:みてみてっ!ペンギンさんっ!
○○:わぁ…ヒナもいるね
天:歩いてるぅ…可愛いっ!
○○:ね、すげぇ可愛い
天:……私の方が可愛いもん…
天はそう呟き、さらに密着してくる
これ心臓もつかな?
可愛すぎて爆発しそうなんだが
ダメだよ?天さん
このままだと彼氏が倒れちゃうよ
天:○○に可愛いって言われるのは私だけの特権なのっ!
○○:…ペンギンに言ってもじゃない?
天:むぅ…!
ペンギンにガン飛ばしてる…
そんな君も好きだけどね
◇
館内を一通り見て回った僕たちは
イスに座ってくつろいでいる
目の前ではジンベエザメが悠々と泳ぎ
そのジンベエザメにコバンザメがくっついている
どこかの誰かさんみたい
天は僕の肩に頭をあずけて
眠たそうにしている
天:わぁ…おっきいねぇ…
○○:そうだねぇ
天:……
○○:……
心地のいい静けさ
ここだけ時が止まっているような
天:…○○?
○○:なに?
天:私ね、幸せだよ
○○:僕もだよ
天:ふふっ///…大好き
そして僕たちは向かい合って
優しい口付けを
天:ん〜///はずかしぃ…///
そういって顔を埋める君
くっつき虫な彼女さん。
やっぱり僕は
そんな君が、世界で一番大好きだ
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