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RESASのデータを用いて広島県三原市の転入・転出状況を可視化してみた!
広島県は転出が多いらしい
こんな記事がありました
広島県全体で見ると、転出している人が多いみたいで、全国最多とのことです。なかなか厳しいですね。
自分でもチェックをしてみたい
実際にデータを見ながら、チェックをしてみたいと思います。今回はオープンデータを使わずに国のデータを可視化しているRESASのデータを使いたいと思います。
RESASとは?
内閣府と経済産業省が出している、国のビッグデータを可視化しているものです。RESASとは以下のもののようです。
産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約し、可視化するシステムです。
地域経済分析システム(RESAS:リーサス)は、地方創生の様々な取り組みを情報面から支援するために、経済産業省と内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局が提供しています。
自治体職員の方や、地域の活性化に関心を持つ様々な分野の方によって、効果的な施策の立案・実行・検証のためなどに広く利用されています。
お役に立つご参考情報もこちらに掲載しております。
![](https://assets.st-note.com/img/1707781573258-otqW5x34UT.png?width=1200)
まず広島県全体の概況を知る
転出についてみていくために、まず広島県全体の内容を確認しましょう。データのリンクもつけておきます。以下からデータを引用しています。
用語の説明:移動数と純移動数
以下の定義なので、移動数と純移動数には差が出ます。
純移動数と移動数の違いは、純移動数はある期間における転入数から転出数を引いた値を指し、一方、移動数は単純に転入数や転出数のことを指します
地域ブロック別純移動数:広島県の人はどこに移動しているの?
RESASで見ると、確かに東京圏、四国への移動が多いようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1707781711123-4qXpivarsc.png?width=1200)
年齢階級別純移動数:広島県の人は年齢別でどこに移動している?(純移動数なのでマイナスなら転出超過)
以下のように、特に20~34歳までの人たちで転出超過となっているようです。特に近年転出が加速しているように見えるのが、なかなか厳しいですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1707782007517-nfQUW8z6MJ.png?width=1200)
三原市はどうなのか?
RESASを使うと一部のデータは、市町村レベルまでドリルダウンすることができます。三原市のデータも見てみましょう。
年齢階級別純移動数:三原市の人は年齢別でどこに移動している?(純移動数なのでマイナスなら転出超過)
データを見てみると、
広島県と同じように転出超過の状況になっている
近年は幾分、純転出(転出-転入)は減ってきているようにみえる
結果として広島県全体と比べると、転出は抑えられている(特に広島県のように転出が加速していない)
と見えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1707782450403-yHL4NGJQ84.png?width=1200)
まとめ
RESASのデータを使って、三原市と広島県全体の転出状況について見てみました。マクロとミクロの視点で得られる洞察も違うのが面白いですね。
三原市はこんな街です。