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教員は定額働かせ放題?

こんにちは。教員を退職したよっしーといいます。
入学式の学校が多いのかな?ご入学されたみなさんおめでとうございます!
今日は、教員の働き方について僕が考えたことを書こうと思います。

1、「給特法」という教員だけの特別な法律

「教員は残業代が支給されない」というのは聞いたことがある人もいると思います。その理由は「給特法」という残業代”不払い”を合法化する法律にあります。

「給特法」とは、月額4%の教職調整額を支払う代わりに時間外勤務手当を支払わないと決めた法律です。
例えば、月額30万円の給料をもらっていたら、その4%の12,000円を支給する代わりにどれだけ残業をしても残業代は出ないということになります。

2、1971年の法律が今も変わらず適用される

ちなみにこの4%という数字はどこからでたのかというと、当時この法律が制定された1971年の月間の超過勤務時間が8時間程度だったことから決められているそうです。

全日本教職員組合によると、小中高校などに勤める教職員の1ヶ月あたりの超過勤務時間は約92時間だそうです。(2023年1月19日発表)

1971年は月の残業時間が8時間で4%支給
2023年は月の残業時間が92時間で4%支給

残業時間は約11倍になっているのに教職調整額はまるで変わっていません。

僕自身多いときは月に130時間残業、40日連続勤務など体力の限界を迎えそうなときもありました。「残業代がほしい!」というのは少しちがうのですが「自分の働きが労働として認められない」感覚が嫌でした。

3、「給特法」によって起こる現象

近年、「働き方改革」が叫ばれるようになり教員の働き方も少しは変わるのかな?と期待していた時期はありました。
ところが一向に働き方改革は進まず、むしろ「これって必要なの?」という業務が増えていきました。

「給特法」によって起こる問題は「働いても働かなくても給料は変わらない」ということです。

もし、「定時で帰っても月に100時間残業しても給料は変わらないよ。」と言われたらみなさんはどうしますか?当然、定時で帰るほうを選ぶのではないでしょうか?

ところが学校の先生はまじめな人が多いです。「子どものために」一生懸命残業をしてでも働く人もいます。

一生懸命がんばる人が報われない世界ができてしまうわけです。

「終身雇用・年功序列」の働き方をしていると、一生懸命働いている20代よりも(言い方は悪いですが)座っているだけの50代のほうが給料が高いというのはよくある話だと思います。

4、周りが変わるのを待つよりも自分が変わる

トヨタの社長も「終身雇用を守るのは難しい」と発言しています。愚痴、不平、不満を言うよりも自分自身が学んでちがう働き方を手に入れるほうが幸せなのではないかと考えるようになりました。

まだ何も実績を作れているわけではないですが、少しずつ成長していきたいです。

ということで今日はここまでにします。また投稿するので読んでくれると嬉しいです!

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