深夜の独り言 53
夜中に文章を書くとろくなことにならないなと思いながら、毎回この「深夜の独り言」を書いています。今だって明日(もう今日)のゼミの勉強が全く終わっていないから徹夜しているのに、結局これを書いて、そして明日はあまりうまく発表ができないでしょう。なんなら今日(もう昨日)は一年ぶりに会う人たちと飲み会で、メガハイの濃いのをふたつと、なんだかおしゃれな飲み物をいくつか、ごくごくと飲んだので頭はうまく働いていません。それでも今が気分なのだ。ようやく、「書く」気分になったのだ。
ここ数日は歯車がうまく噛み合ってきて、ほんの少し前まで薄闇の中にいたのに、なんだか朝がきたようです。「なんだか朝がきたようです」って私これすごくいいこと言っちゃった。本当にそんな感じなんです。最高にハッピーな期間と最高に苦しい期間の合間の薄闇の期間が実はいちばんしんどくって、でもそれに耐えたら朝がくるんです。べつに何も悪いことなんてないのになんとなく息がしにくい、そんな状況は自分ではうまく解決できないから、ただ待つしかなかった。待っていました。朝。
きっかけはおそらくここ数日でだいすきなお友だちに会えたこと、最近の苦しい悲しい嫌だったを全部、一旦からだの外に出せたこと、そのうえでその隙間に、少し前まで感じられていた嬉しい幸せ愛されてるを思い出して詰め込めたこと。私の話をして、それをお友だちの口からお友だちの言葉で聞き直すと、少し客観的になれるからよかったんだと思います。
ラインのやりとりではうまく伝えられる自信がなくて、ツイッタに吐き始めたらそのまま頭から闇に落ちていきそうで、独り言さえも書こうとしては消し、心のなかをずっと支配していたものたちが、うそのように晴れていきました。お友だちってすごいんです。ほんとうに。
何を書いても、これは苦しそうに見せたいだけの文章だとかこれは私の思っていることではないとかで全部消してきたこのごろ、頭の中を冷静に、静かに見つめることがへたくそになっていたんだろうなと思います。なんでもないときにひとり泣き出してしまうことがよくありました。ひとりぼっちのときならよかったけれど、周りに人がいても泣いてしまうから困っていたんです。落ちついてきて、ほんとうによかった。
年末ですし、ちょうどいいのでいろんなものを捨てようと思います。できるだけ心を清潔に保てるように。この寒い冬、できるだけ長く「朝」が続くように。夜突然さみしくなったりもするけれど、そんなことに感じるストレスは捨てて、その穴にたくさんの優しさをつめたい。
"うむらうと"のついた文字が私を待ち構えているので、そろそろお勉強に戻ろうと思います。Grünbaum彩色と四色定理を学んでいます。難しいけど、このへんはとてもおもしろいです。
そろそろほんとうに、朝がくるようです。
待ちわびた夜、
深夜の独り言。