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大学在学中に触ったゲームを並べる

大学入ってからいくつかゲームをやりました。沢山良いゲームと出会えたので大学卒業を機にオススメをまとめることにします。まとめさせてくれ。
パズルと2Dアクションが好きなので偏っていますが好きなんだから仕方ないです。

積極的に布教するレベル

「アレおもろいっすよ、やったほうが良いっす」のテンション。本当はもっとあるけど10本に絞った。順不同。

Invisigun Reloaded (4人用対戦アクション/1人用パズルアクション)

自分も敵も見えない状態で撃ち合う俯瞰視点のシューティング。対戦型スイカ割り。
撃った瞬間自分の場所がバレるためお互いに踏み出せない緊張感が面白い。それでいて一度ゲームが動けば乱戦になるから、緩急の付いた盛り上がりを与えてくれる。ルールがわかりやすいのでパーティーゲームとしてかなりオススメ。決着後、全員の動きが見えるリプレイが流れるのも好き。
1人用のステージも結構歯ごたえがあるしCPU対戦でも面白さは掴めると思うのでとりあえず体験版やiOS版(基本無料)を触ってくれ~
雀魂くらい流行れ

Yooka-Layleeとインポッシブル迷宮(アクション)

スーパードンキーコングシリーズのスタッフが作ったアクションゲーム。あまりにもドンキー。精神的続編。
ギミックが賑やかでアスレチック感が強く、動かしてて楽しい超王道2Dアクション。ドンキーみたいな難しさがあるのでアクション得意な人でも退屈しないと思うし、残機なし・チェックポイント多めなのでアクション苦手でも楽しめる。レトロゲームを巻き戻しアリで遊ぶ時代、デスペナは少ない方がいいよなーって思いました。
任○堂が出すべきだった

Recursed(パズルアクション)

再帰プログラムをもとにしたパズル。アクションの形をしているだけでアクション的な難しさはあまりない。じゃあプログラミングやれよって話ではあるけど、関数を始めとしたプログラミングの概念を難しい説明無しで落とし込んでいてキレイなのでコレをやる価値は十分ある。
このゲームの凄いところは再帰の奇妙さに嫌というほど向き合える点。再帰というのを簡単に説明すると、部屋の中に全く同じ部屋の模型があるみたいな状況。全く同じだからその模型の中には同様に全く同じ部屋の模型があるし、それが無限に続く。何を言っているのかわからないが俺もわからない。途中から何やっているのかわからなくなる。難しいというか、混乱するというか、脳が溶けるというか、実際溶けた。ブレインダムド。
若干苦行ゲーです。頭を抱えるのが楽しい人向け。
再帰のこと何も分かってなかったわ

Patrick's Parabox(パズル)

同じく再帰をもとにしたパズル。Recursedよりもずっとライト。サクサク楽しめるからクリアまで一気に遊んでしまった。
Recursedは再帰そのものと向き合うパズルだけど、Paraboxは再帰を生かした仕掛けを楽しむパズル。一個一個考え込む楽しさではなく「そろそろ慣れてきたよね!こんな仕掛けも作ったからやってみて!楽しいでしょ!?次はこれ!これも!これも!!」って勢いで面白いものを見せてくれる接待パズル。体験版だけでも言ってること伝わると思うので是非。
見た目も中身もかわいい

ElecHead(パズルアクション)

洗練されたパズル。主人公は電気を帯びていて、電動ギミックに触れる事で仕掛けを動かしながら進んでいく。
早い人なら2時間、パズル苦手でも5時間くらいでクリアできると思うけど体験がかなり濃い。最初から出来ることは変わっていないのに多彩な体験をさせてくれるすごいゲームです。
小さな気付きで気分を良くさせつつ、要所でクソデカひらめきをさせてくれてスゲーーーーーってなった。見た目より10倍面白い。
つってもゲームが洗練されすぎてるからどう紹介しても野暮なんだよな

The Witness(オープンワールド・パズル)

謎の部屋で目覚めた主人公。外に出ると広がる自然と古い建物。どうやら自分は無人島に閉じ込められたらしい。主人公は無人島に無数に配置された一筆書きパズルを解いて脱出を試みる。
…オープンワールドで何故パズルをやらないといけないのか。
これまでやったゲームの中で一番変なゲーム。気が狂う。苦行ゲーに分類されることは間違いない。
けど、ある一瞬の体験が電撃すぎたのでオススメせざるを得ない。脳に不可逆の影響を与えられていたことに気付かされる。
後遺症が残るゲームです

余談ですが、The Lookerという無料のパロディゲームが出ているのでクリアしたらやってほしいです。

夜廻(探索・ホラー)

※ホラー注意

値段的にSteam版推奨。
夜のちょっと涼しすぎる感じが味わえる雰囲気ゲー。ゾクゾク8割ドッキリ2割くらい。
敵が接近すると心臓の音が鳴るし、恐怖で走れる距離も短くなる。夜に対して少女は無力。そういうところが好きです。でも一番好きなのは思考の幼さが味わえるところ。やらかしがあって、それを無意識になかったことにする。そういう経験が多分みんなある。
夏の夜に窓を開けてやるのがオススメ

Hotline Miami(アクション)

※グロ注意(17歳以上対象)

武器を拾いながら敵を殲滅する見下ろし型シューティング。ドットで描いているからギリギリR-18Gを逃れてるだけでかなり残虐。だからオススメしにくいけどめちゃくちゃ面白いので載せちゃった。
音を立てると敵が一瞬で集まってくるから部屋に入る前にルートを練る。結構想定外に死ぬ。でも死んでもすぐリトライできる。テンポよく攻略できたらめちゃくちゃ気持ちいい。そんな良質な死にゲーです。
あと音楽もめちゃくちゃ良い。雰囲気も気持ち悪くて良い。
グロく殺せば得点も気分も上がる

NEEDY GIRL OVERDOSE(ノベルゲーム)

メンヘラを適切な距離を保ちながら配信者として育成するゲーム。超てんちゃんのキャラのほうが有名になってる感はあるけどこのゲームのキャラクターです。
飽きっぽいし、LINEがダルいし、機嫌を取りすぎても取らなさすぎても離れる面倒な奴だけど、それでもたまに自分だけに本音を見せてくれるから感情。
テーマ曲が有名だけどBGMも中毒性高いので好きです。Aiobahnはいいぞ。あと副読本として原作者が書いた「承認欲求女子図鑑」、クリア後に「アタマのナカの鈴せんぱい」を読むと深まる。
裏垢に振り回されたすべての人に届け

Downwell(アクション)

敵を撃ったり踏み潰したりしながら井戸の中を落下していくアクションゲーム。弾は敵を倒すためだけでなく、撃った反動で落下速度を調節するのにも使える。
とにかくアイデアが凄いと感じました。あまりに凄いので作者は任天堂に引き抜かれたそう(後に退職)。あと当時藝大生(後に退学)。
もちろん実際プレイしても面白く、歯ごたえのある難易度とランダム生成が特徴で、クリアできるまで何度もプレイしました。あと超個人的な話ですが、制作していたボードゲームにクリティカルなヒントをくれたゲームでもあります。本当に凄い。
才能すぎて泣いちゃった

全人類やれレベル

ここからは全人類やれって言います。「これをやると人生が倍豊かになる」って言います。あまり言いすぎても胡散臭いので5本に絞りました。下に行くほど全人類やれ度が上がります。あとSwitchの作品が多い。許せ。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(オープンワールド・RPG)

オープンワールドのポケモンと聞いてとても不安になりましたよ私は。
「バッジによるレベル変動とか絶対にするなよ…」と祈ってた派閥なので今回のオープンワールド化には満足しています。マップが広くてちょっとだけ自由になっただけ、良くも悪くも普通のポケモンでした。終盤に入るまでは。
終盤のシナリオと演出がやばかったな。ゾッとした。動作の不安定さや一部不便な仕様など不満点はあるけど全部帳消しにするくらい良かった。

あとキャラメイクが良かった。自撮り楽しい。
もう1年くらい開発に時間かけたら凄かったんだろうなーと思うのでDLCより完全版出してほしい。
瞬間最大風速がヤバすぎて終盤何度も「マジでか…」って言ってた

メトロイド ドレッド(アクション)

探索して自らを強化しながら敵を倒していく2Dアクションゲーム。
マップを埋めていく面白さに加え、途中で挟まれる逃走パートと脳トレみのあるボス戦が良い刺激となって最後までダレずに楽しめました。ムービーもいい仕事してて◎。
あまりにも面白すぎてその後過去作とか類似ゲーム(メトロイドヴァニア)をいくつか触ったけどコレがトップクラスに好みでした。それくらいクオリティが高い。3DSではこの雰囲気は出なかっただろうし、過去作のノウハウがなければこのバランスにはならなかったと思います。今続編を出す意味が確かにあった。
正直かなり難しいのでオススメしにくかったけど最近イージーモードが追加されたからやるしかない。良いお値段してるのでカタチケで買うといいです。
スマブラでサムス触ったことある人でメトロイドやったことない人が減りますように

ENDER LILIES: Quietus of the Knights(アクション)

これも探索アクション。メトロイドドレッドをトップ"クラス"に好みと称したのはこの存在があったから。ビジュで買ったら大当たりだった。
まずこのゲームは雰囲気がとても良い。暗く厳しく描かれる世界の中、白くか弱く描かれる主人公。実際、最初は殆ど何も出来ません。攻撃も弱いし回避するとコケる。だから敵を浄化して仲間にして能力を得るという設定がとても活きていました。クリアする頃にはずいぶん逞しくなったなぁとしみじみすることでしょう。
アクションも面白いです。スキルが多彩でボス戦の対策を練るのが楽しい。高難易度ではありますが、理不尽な要素や複雑な操作はなく、敵の攻撃パターンを覚えてきちんと強化・対策すれば勝てる、良いやりごたえのゲームです。
あと曲がマージで良い。Deemoとかで有名なMiliが手掛けているから外さない。メインテーマも好きだけど終盤の"If You Gaze Long into an Abyss"が一番好き。コレだけ聴いても良さわからないと思うので是非プレイして聴いてくれ。
ジャケ買いもたまにはするもんだな

Xenoblade Definitive Edition(RPG)

マジでおもろかったなコレ。ストーリー重視のいわゆるJRPG。
私は物語を見たり読んだりするときあまりキャラに入れ込むタイプではない(推しを作らない)けど、これはキャラが良かったねぇ。操作してるうちに愛着が湧いた、ゲームならではの体験だったと思う。メリアとダンバンさんが良い。メリアは健気だしダンバンさんはさん付けするほどカッコいい。ダンバンさん、最初引退した老兵がしゃしゃり出てんじゃねえよって思ってたの本当にごめんね。
戦闘も結構面白い。パーティのメンバーに気を配りながら如何にずっと俺のターンし続けるかを考えてスキルを使うリアルタイム形式の戦闘。難しすぎず単純すぎずちょうど良かったです。
あとコレも音楽が抜群に良い。この記事で紹介したゲームの中で一番音楽が良い。戦闘が盛り上がってきたあたりで曲がカッコよくなる戦闘曲、良い。ムービーで何度も流れる曲、最初は何回擦んねんって思ってたけど徐々に思い出が蓄積されて最後の方は感情の起爆剤になっていた。愛。曲名は出しません。ゲーム中で聴いてほしいので。
サウンドテストも完全版サントラもないというのがあまりにも致命的サントラ出るってよ!!!!!!!!!!!!!!

Pokémon LEGENDS アルセウス(アクションRPG)

ポケモン2作品も入れんなよって話ではあるけど聞いてくれ。ある点ではポケモンSVを超えているといっても過言ではないんだ。
ポケモンのいる自然を駆け巡る、ポケモンのコンテンツに触れたことがある人は一度は夢見たことでしょう。それを味わうのであれば、SVよりも本作に分があります。
ポケモンはゲーム発のコンテンツですが、これまでポケモンの世界の表現力はアニメのほうが上回っていました。しかし、ついにゲームが追いつく時が来たのです。アニメと同じようにボールを投げ、手持ちのポケモンを並べ、ポケモンを追い、ポケモンに追われる。あぁ、俺は初めてポケモンと"冒険した"と思ったよ。「ポケモン、始まったな」って言いながらプレイしてた。
個人的に気に入っている点は、本作のポケモンは縄張り意識が強く、ポケモンの居場所でマップが自然と覚えられるように作られている点。あそこであいつに襲われた、でいつの間にかマップが頭に入っている。これがポケモンの世界を生きるということ。
前述の通り、ポケモンコンテンツに触れたことがある人は楽しめると思いますが、初めてやるポケモン作品としてもオススメ。本作はポケモンの捕獲がメインであり、捕獲の際の観察や捕獲するサブクエでポケモン一匹一匹を知ることができる作品でもあります。ポケモンに興味があり、特に1人で黙々とやるゲームが好きな人は是非ここからプレイしてくれの気持ち。
あとダイパ世代の人はダイパのアレンジBGMがたくさん聴けるのでみんなやれ。
"究極のポケットモンスター"を冠したDPの究極のリブート

これをやらずに死ぬことを許さないレベル

この記事書くときにまずこの3本は除いて、それから好きなゲームを羅列して、その中から5本と10本選んでいる。つまり別格。宇宙。
こちらも下に行くほど限界オタクと化す。

Crypt of the NecroDancer(ローグライク・リズムゲーム)

Switch版はいつアプデ来るか分からないのでSteam版推奨。
リズムに合わせて一歩ずつ進む、一拍1ターン制ダンジョンRPG。
通常のダンジョンRPGでは危ない場面で一手一手慎重に行動するものだが、このゲームは一拍(0.6秒くらい)で次の行動をしなければならない。一瞬の判断が命取り、を地で行くゲーム。
時間制限がなければ死なないであろう場面で判断が遅れて死ぬ。死因のほぼ全てが「思考が間に合わない」に集約される。今のナシで、って無限回嘆いた。でも仕方ない。理不尽な死ではなく、己の力不足。だから何度でもリトライする。
判断力を問われるアクションゲームのような面白さはあるが、アクションのように素早く複雑な操作が求められるわけではない。行動は移動とアイテムの使用のみ。このゲームは一拍ずつ操作する都合上、それ以外の要素はかなり簡略化されている。だからこそ死ぬとめーちゃ悔しい。「クッソwwwこんなのでwwww」と言いながら刺突された脇腹を抑えているオタクになる。
簡単なのに難しいから中毒性がかなり高い。難しさのほぼ全てが一拍1ターンのルールに起因するから不必要なストレスがない。スゲーよこれ。
こんなに死んでるのに「はいクソゲー」って思ったこと一回もない

Baba Is You(パズル)

こんな天才的なゲーム他にない。
ルールを組み替えてクリアを目指す倉庫番パズル。アイデアが面白い愉快なゲーム。
と、思ったら想像の100倍狂っていた。少なく見積もっても5回くらい裏切られる。普通のパズルゲームではあり得ない体験がそこにはある。パズルゲームとしてご法度かもしれないけど、詰まったら答え見てでもクリアしてほしい。
でもやっぱり答え見ないで向き合ってほしい気持ちもある。パズルの面白さ、色々試して仕様を把握し僅かな導線を丁寧に辿ってクリアするやりごたえもBABAの欠かせない魅力。何をやれば良いのかわからない見通しが悪くて複雑なだけの高難易度パズルなんて沢山あるけど、このゲームはステージがよく練られていて思考で答えにたどり着ける良い高難易度。自力でクリアしたときの快感は半端ではない。

このレビューわかりみが深い。
とはいえ、どう遊んでも面白いよ。苦しんでクリアするのも良いし、負けを認めて答え見ながらすげーなーって進めるのも良いし。でも最後までやらないのはあまりにもったいない。動画見て気になっている人の「BABA面白そ~」と序盤触っただけの人の「BABA最高!」と全クリerの「BABA面白いよ」にはかなりの乖離があるので。
要は、パズルの面白さとギミックの面白さが極まってるゲームということをお伝えしたかった。
この先のパズルゲーム、全部BABAと比べられるの可哀想になってくる

Portal 1,2(パズルアクション)

このゲームは上2つのゲームと比べ物にならないほど推している。
奇跡の出来。
空間を繋げるどこでもドア的存在・ポータルとそのポータルを生成するポータルガンを駆使して部屋からの脱出を図るFPSパズルアクション。
このゲームの一番の良さは、ポータルガンを使いこなせるようにしてくれるステージの素晴らしさにある。ギミックの一つ一つが洗練されていて、ステージがプレイヤーに気付きを与えるために作られている。クリアさせるための構成。ポータルガンが手に馴染む。ポータルの面白さに夢中になっている。その丁寧さが没入感を生み、その後の演出に大きく貢献している。
もちろん、道が平坦でやりごたえがないというわけではなく、少し高めの障壁や驚かせる仕掛けも程よく用意されている。それにパズルの答えがダイナミックなアクションとして反映される様子は視覚的にも退屈させない。
そして丁寧なレベルデザインとマッチしているのが舞台設定である。主人公は実験・テストの被験者という設定であるため、解かせるための問題設計がなされていることにも納得がいく。アナウンスと掲示に従ってゲームを進めることに違和感を感じなくなっていく。
あと音楽も素晴らしいね。無機質な部屋にあんな陽気なラジオ流すの面白すぎるし、あるシーンのBGMにはこれまで味わったことのない感情を植え付けられた。
ストーリー、音楽・音声、ゲーム性、ビジュアル、何もかもが噛み合っていて一生モノの体験ができた最高の作品。もちろん、全員が全員ここまで刺さるなんて思ってはいないけど、あのポータルガンとかいう代物を普通に面白いねーって楽しめるだけで奇跡みたいなもんなんで、それだけで十分。
2007年のゲームだけど色褪せない面白さを秘めている。多分これからも風化しない。俺はこのゲームのことをゲーム界の星新一と呼んでいる。
Steam義務教育と呼ばれるだけの普遍的な魅力がある

終わりに

思ったより長くなってしまった。
結局、宣伝ではなくただ感想になった。プレイ後に「うんうんそうだよね」して欲しいだけの文章。でもどうせ何のゲームが取り上げられているかしか興味ないと思うのでヨシとします。
みんなのオススメも教えてくれよな。

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