正倉院宝物・再現模造の世界。模造・復元は本物よりすごいかも。
みなさまこんにちは
香と瞑想とコーチング 小林 明美です。
今日は思い立って
九州国立博物館に行ってきました。
特別展
「よみがえる正倉院宝物 再現模造にみる天平の技」
を拝観するためです。
正倉院とは
奈良東大寺にある校倉造りの大規模は高床式の倉庫。聖武天皇、光明皇后ゆかりの品をはじめ天平時代を中心とした多数の美術工芸品が収蔵された建物です。
今回色々調べてると、「正倉院」って現存するのはこの東大寺のいわゆる「正倉院」だけですが、元々、奈良時代においては主要な倉庫のことを正倉といい、正倉は中央・地方の諸官庁や寺院に設置され、その幾棟かが集まっている一郭を正倉院と称したようです。租税として国に納められた稲や穀物、その他の財物を収納していたけれど、それらの「正倉」は全て滅んでしまったのですね。
飾り結びのお稽古中に先生からこの特別展の話を伺って
「結び」が使われている部分もあるとのことで
これはぜひ観たい!!と思い立っての拝観でした。
緊急事態宣言発令中の様子は
他のほとんどの文化施設が休館の中
ここ九州国立博物館は今日5/13の段階では
開いていました。
観覧者は少なく
とてもディスタンスな感じでしたよ。
不謹慎ながら
以前に比べほんとに見やすくなりました。
観覧する人が多いと制限してくださるし
お互い距離をとって見る習慣ができてるし
コロナ前の他の人の頭越しにしか展示物が見えなかったのを思うと贅沢な観覧ができました。
模造品は本物と比べて劣るのか?
この特別展、
開催されているのは知ってたのですが、
「模造品」=レプリカ
なーんだ、本物じゃないんだ…
と最初は興味が湧きませんでした。
ただ結びの先生と話しているうちに
単なるレプリカではないことがわかってきて
おまけにお香も結びも古くからの文化。
展示されているものに添えられている
結び紐一つ、仏具やお香の道具など
模造品でも見る価値ある!と思い観覧に至ったのですが…
…
ほんと!ごめんなさい!!
すごいです!
模造品万歳!!
えっとまず、
もちろん本物はすごいです。
その技の素晴らしさ精巧さ!!
当時は今のように3Dプリンターや
コンピューターでなんでもできるわけではありません。
一つ一つ何ミリの世界を細かい技法で
素晴らしい美術工芸品を作り上げた、
先人の技術の高さ、美意識の高さには感動します。
そして、その本物が色も抜け落ち、
姿形も朽ち果てて全体が残ってない
ましてやどうやって作ったかもわからないものも。
そこから細部を研究して研究して
丁寧に模倣して復元していくというのは
もしかして
最初にオリジナルで作るより
うんと大変なことだったと思います。
外観だけ似たようなものを作ったんじゃなく
何年も研究して
同じ手法で
同じ材料を集め
同じものを復元しているのを思うと
いやいや復元の過程に感動。
本物を見るとはまた違う感動を覚えました。
いえ、本物だ偽物だというレベルではありません。
どっちも本物。
素晴らしい手技の品々。
復元品でよかった。
この復元の過程を見れてよかった。
そんな特別展でした。
モデリングで望む結果を手に入れる
NLPには「モデリング」というスキルがあります。
Model(モデル)…手本または標準となるもの
Model+ing=modeling
モデリングは手本となる人を真似ることです。自分が望む結果を出している人、こうありたいという人物の行動(外側)だけでなく、考え方や思考パターン(内側)も研究して真似ることで、モデルとなる人と同じような結果・成果を出すことができるものです。
本物も素晴らしいけれど
再現模造した品も素晴らしい。
再現模造するにあたり
行われた復元のため研究がされることで
ほぼ同じものを同じ手法で
正倉院の宝物は再現することができました。
だとしたら!!
あんなふうになりたい!
あんな結果を出せる自分
あんな存在としての私
それを実現するために
何が必要なのか探求することで
私たちも望む結果を手にすることは
十分可能だということです。
一つ一つ展示されていた宝物の模造品、
新しく復元されているので
色も状態も当時の状態と同じです。
こんなに鮮やかで華やかだったんですね。
今の時代に本物を見ても想像するしかありませんが
詳細に模造したおかげで当時の様子を知ることができました。
緊急事態宣言中なので
是非に!と言えるものではありませんが
機会があればぜひにと
おすすめしたい特別展。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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