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乳がんの記録(ステージ1)①

2025年1月末に早期の乳がんで右胸全摘の手術を受けました。手術後の病理検査でステージ1との診断をいただき、ホルモン治療や抗がん剤治療は当面無しで経過観察となってます。ありがたいことに大難の中で小難で済みました。

違和感を感じて手術を終え現在に至るまで
およそ4ヶ月ほどの間、たくさんの知らなかったことを知ることができ、気づきもいっぱいありました。

それをどこかでシェアしたいと思いながら…

いちいち人に話すことでもないかな?
がんってやっぱりセンシティブな病気で。私は軽くて済んでるけど今大変な思いしてる方も大勢いらっしゃる中、私ごときの体験を公開していいものか…

迷いに迷ったのですが、
迷うということは公開したいんだな私。

ということでごくごく私的な体験を書かせていただきました。




虫の知らせ?
2024年10月末のある日の出来事。

突然チクチクと乳頭が痛い。乳頭から乳房全体が体験したことのない痛みが襲ってきた。(え、なにこれ?こんな痛み初めて!)「癌かも?」と不安がよぎる。

次の日には痛みはほぼ無くなり「あれは一体なんだったんだろう?」な体験だったのだけど、どうにも気になって以前検査してもらった乳腺クリニックの予約をとった。

二日後マンモグラフィとエコー検査を受けると「前になかった影がここにありますね」と。画像を見るとくっきり小豆粒くらいの白い塊が一個あった。
「仮に悪いものでもここまで小さい場合早期も早期なので見つかってラッキーですよ」とのこと。その言葉をとりあえず鵜呑みにする。

「針生検しましょう」ということで1週間後検査を受けることに。

私が受けたのは「コア針生検」というもの。
乳房に麻酔をして針を刺しエコーで見ながら腫瘍を針をぐりぐりっと刺して組織を取って検査するらしい。



「毎日何件もやってますからね、安心しててくださいね!」って、とっても人当たりの良い優しい笑顔の先生から言われてお気楽に臨んだけど、私にとっておっぱいにお注射するなんて想像しただけで気が遠くなりそうな話で、一連の体験の中でこれが一番ドキドキ怖かった。

点滴さえ経験なく、血液検査くらいしか身体に針を刺したことがない。痛みというより未知なるおっぱいへの注射に対する恐怖の方が強かったように思う。あんなやわやわなとこに針刺すなんて…!!

「おお!イッたーい!!」と涙目になってるうちに、腫瘍組織をとる針をぐりぐりっと刺していく。麻酔で痛くないけどぐりぐりされるのがわかる。そして針の先で組織を取るんだろうな、「パチン!」と組織を切り取るときの音が響く。

「あと2回やりますよー」って1回じゃないんだー!(涙)この段階では既に麻酔で痛みは全くない。けどなんともいえないぐりぐり感が続く。

検査自体は10分もなかったんじゃないかな?
痛くはない。でもどっと疲れた。


私が外来で診察してもらったのは「パピヨン乳腺クリニック」ネットで調べて四年近く前に一度診察していただいていたクリニック。

女性の乳房の病気専門ということからの配慮か、待合室のインテリアがまるでラグジュアリーなホテルのよう。病院っぽさがない。そしてマンモグラフィやエコーの検査に関しても検査着へのお着替えロッカーから検査までの導線が見事にスムーズでストレスなくて素晴らしい。

ドクターはじめ、技師さんや看護師さん受付までテキパキしながら優しい印象。最初の検査はここでよかったなあって思ってる。

「結果は2週間後に出ます」とのことで、
この日は終わり。

針生検した日はシャワー浴のみ。痛みが出るかもと聞いていたけどそこまで強い痛みは感じずに済んだ。

2週間と言ったら、10月の終わりに受診して結果が出るのが1ヶ月後。この年はまだ暑さ残る10月末。気がつけばもう冬。12月が目の前。

この頃は「早期も早期、仮に悪性でも見つかってラッキーですよ。」の言葉を鵜呑みにしてたのと、今までどんな検査も「良性でした」だったので、少しドキドキしながらも今回もきっと大丈夫って気楽に考えてたっけ。

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小林 明美@香と瞑想とコーチング
心地よいこと、学ぶことが大好きです。いただいたサポート大切に使わせていただき、またここで体験をシェアしていきます。