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「フランス語はカッコいい」 と 「福岡で一番のシュー・フルール」
食材や料理の呼び方をフランス語にすると、突然カッコよくなる。日本語で言う「魚の出汁」だって、フランス語にかかれば「フュメ・ド・ポワソン」である。なんだかわからないけど高貴で美味なムードが伝わってくる。
そのほか、
「なす」が「オーベルジーヌ」、「いか」は「カルマール」、「あさり」は「クロヴィス」。「ほたて」に至っては「コキーユ・サン・ジャック」である。まるで貴族の名前のようだ。「コキーユ・サン・ジャック3世」。
またはマンションやビルのネーミングにも近いものを感じる。
「オーベルジーヌ中野」
「カルマール神戸」
「クロヴィス博多」
これはアリだと思う。
とはいえ、フランス語を解する人からすると「ほたて3世」「なす中野」「いか神戸」「あさり博多」になってしまうわけだ。ぱっと見わからないからこそ成り立つ「綱渡りのカッコよさ」。ぎりぎりの世界で生きている真剣さが心に迫ると思う。
しかし一方で、うまくいかないものもあった。
「だいこん」はなんと「ダイコン」のまま。「表参道ダイコン」。これではただの表参道で採れた大根だ。
「からすみ」が「ブタルグ・ウ・プタルグ」。なんだかおちょくられているような気分になる。だれがブタなんだ。
「牛乳」が「レ」、「米」が「リ」、「汁」が「ジュ」。いくらなんだって一音節は短すぎるではないか。「米」が「リ」って。大手のホームセンター「コメリ」を思い出さずにいられない。
いずれ、他の言語でも試してみたいと思う。
さて、与太話もほどほどに。トップの写真は「カリフラワーのグリル」です。福岡は薬院の「生牡蠣と魚介炭火焼 Carbon」の一皿。私の人生では、ここのカリフラワーが一番。
スペイン製のジョスパーと呼ばれるオーブンを用い、最大で400℃にも達する高音でバリッと焼き上げるカリフラワーの香ばしさは他に類を見ない。オリーブオイルとパルミジャーノで、ワインが進んでしょうがない味わいに。
ぜひ、お試しいただきたいものです。
きょうもお読みいただきまして、
ありがとうございます。
それでは、また明日。