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豆腐と肉がとろける鍋(川島豆腐店/佐賀)
その名も「肉とうふ鍋」。
「ざる豆腐」発祥のお店としても知られる、佐賀県唐津の江戸時代から続く老舗「川島豆腐店」さんのお取り寄せです。
はて、ざる豆腐ってなんなのか。
一般的な豆腐との一番の違いは「水にさらさない」という点です。水にさらさないことで豆乳の旨味、こくをダイレクトに味わえるのです。だから、豆腐の味が、濃い。イソフラボン。
この濃厚な「ざる豆腐」を甘辛いおつゆで煮ていくわけです。
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おつゆは、すき焼きの割り下に近い味です。濃いめ。しかし、そのおつゆに負けない旨味が「ざる豆腐」にはあります。がっぷり四つ。こりゃ良い。お酒、お酒はどこにあるのか。
ねぎと豆腐を堪能したならば、牛肉とえのき茸、そして豆苗の出番です。まずはえのき茸、火が入ったらお肉を。りっぱな佐賀牛のサーロインです。贅沢。その上に豆苗を乗せます。さっと煮付けたら完成。
お肉に火が通り過ぎないようご注意。うっすら桃色が残る程度がベストです。
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豆腐とお肉の旨味がとろけあい、えのきの食感と豆苗の爽やかな青味が華を添えます。まさに風味絶佳。余分な材料を使わずシンプルに仕上げた鍋は一体感も抜群。なにしろ、豆苗というチョイスが素晴らしい。ともすれば重たく感じがちな醤油と砂糖の風味に一陣の清涼な風を吹かせてくれます。
これからは「すき焼き」の時にも「豆苗」を使おうと決意しました。こころから大豆を尊敬します。
この肉どうふ鍋には、やっぱり佐賀のお酒が合いそうです。ほどよい香りとジューシーな口当たり、足腰の強い米の旨味。
たとえば、東一の純米。
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または、鍋島の特別純米。
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いい。
これは、いい。
次回は必ず用意するとしよう。
きょうもお読みいただきまして、
ありがとうございます。
それでは、また明日。