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「パラダイス」と「エンマコオロギ」
秋の夜長を 鳴き通す
ああ おもしろい虫の声
(虫の声/日本伝統曲)
と言うことで。
よっしゃあ!それなら秋の風情を存分に味わってやろうじゃないの!と野原に出かけてエンマコオロギを20匹ほど捕まえてきて、家で放し飼いにしました。
しかし、いざ、やってみると、、、、
仄暗い部屋のあちこちに「カサ、、カサカサ、、」と蠢く影。「、、、リンリンリン、、リンリン、、」と鈴の音のようなものが聞こえてくる。
その浮世離れした澄んだ音色はまるで、黄泉の国へと童を誘い込むべく遣わされた「この世にあらざるもの」たちの誘いの声。
鞍馬が耳元で囁く。
『魔界の 蟋蟀は気性が荒い。』
ひぃぃいいッッ!!こわいッ!エロイムエッサイム!助けてッ!ぬ〜ベ〜!鬼太郎ッ!蟲師さんッ!?
異変に気づいた母が子供部屋をのぞきこむ!!その刹那!目に飛び込む惨状に凍りつく!叫び、咽び、泣き喚き、恐怖に震える子どもたち!
阿鼻叫喚の子供部屋。ここは地獄の一丁目。
これが、世に言う「山下家エンマコオロギ事件」の全貌であります。怖すぎました。そして母に無茶苦茶に叱られました。小学生の頃の懐かしい話です。
しかしあれですね。かの虫は漢字で書くとやたらにイカつくてかっこいいですね。
「閻魔蟋蟀」
必殺技の名前みたいです。
「邪王炎殺黒龍波」くらい強そう。
さて、与太話もほどほどに。
秋が始まれば、あっという間に師走の足音が聞こえます。
僕はやっぱり宴会が好きなので、今年こそは忘年会や新年会、親族郎党そろって乾杯できることを切望しています。(まだまだ雲行きは怪しいですが。)
そして宴会といえば、やっぱり瓶ビール。
差しつ差されつワイワイとやりたいものです。
と言うことで本日はトップの写真より、
茨城のマイクロブリュワリー、
『Paradise Beer Factory』をご紹介。
鹿島の地で自然栽培を推進する革新的農業集団「鹿島パラダイス」が醸造を手がけるクラフトビールです。
自前の畑で育てられたパワー溢れる原材料をベースに、鹿島神宮の御神水を仕込水として醸造されたビールたちはまさに『本能に訴えかける官能的な味わい』。
秋の夜長をパラダイスな気分にさせてくれる逸品。
ぜひお試しいただきたく思います。
それでは、また明日。