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とてつもなくおいしい雲
「テレビで見たわけよ。ニューヨークのサラリーマンがね、移動販売の車から見るからにおいしそうなやつを買って食ってるわけ。ニューヨークのサラリーマンは舌が肥えてるんだよねえ、きっと。聞いたこともないような国の郷土料理なのよ。それをニューヨークのサラリーマンは小さいパソコンをカタカタやりながらスマートに食べてるんだけどね。それがまあ、どれもおいしそうでね。さすがはニューヨークのサラリーマンだなあ。なんて思ったわけ。それをね、食べてみたいのよ。ぼくは。」
「はあ、そうなんですか。(ニューヨークのサラリーマン。なんだろう、この違和感は。)」
はい、与太話もほどほどに。
トップの写真は「ペルシュウ」です。
ペルシュウは日本人で唯一の公認パルマハム職人である多田昌豊さんが伝統的製法で作り上げたパルマハムです。しかし、パルマハムという名称はパルマ産の生ハムにしか使用できないため、地元パルマでの呼び方「ペルシュウ」を採用したのだそうです。パルマハム職人としての矜持を感じますね。肝心の味わいはどうか。
とてつもなくおいしい雲。
という表現が一番近いかと思います。極薄のスライスで提供されるペルシュウは舌の上に乗った瞬間にぱっと香りを弾けさせ、チーズやナッツのニュアンス、脂の甘みが渾然一体となった旨味を残して溶けていきます。
いったい、どうやったら塩を塗っただけの豚の生肉が、こんな凄まじい食品に生まれ変わるんだろうか。もはや魔法です。
なかなか、お会いできないハムではありますが機会があれば是非一度お試しいただきたい逸品です。
BON DABON公式サイト
くわしくはこちらから。
今回は、広島の「DIRRET」さんと言うお店でいただきました。感謝。
今日もお読みいただきまして、
ありがとうございます。
それでは、また明日。