ファルコンと三五八漬け
マヤ暦の占術によると私の象徴は「白い犬」らしい。なるほど朝のジョギングが苦にならないわけだ。しかし周りを見渡せば、家族や友人は「黄色い魔法使い」とか「赤い月」とか「青い嵐」とか。何やら、格好が良い。
白い、犬か。私も「緋色の山」とか「翠の雷鳴」などが良かった。(そんなものはないかもしれない。)などと思いつつも、ネバーエンディングストーリーのファルコンだと思い溜飲を下げることにした。ホワイトファルコン、ジョンフルシアンテ。うん、良い。
また、龍が見えるという人にお会いした時のこと。それぞれを守護する御霊を見てもらったのだが、連れ合いの肩の後ろには小さな龍がついており、友人夫妻の家にはでかい龍が住みついていると出た。
これは期待できる。私にもドラゴンが、ポルンガがついているかもしれない、と胸がぱちぱちするほど高鳴らせて聞いてみると、
「あなたには顔の見えない武士と恰幅のいい老婆がついている。」と。
怖いぜ。完全に稲川案件だ。
しかしまあ、「50にして天命を知る」という言葉もあることだし、ここは焦らず武士と老婆に連れられて人生の散歩道を謳歌したいと思う。いつか龍にも縁ができるかもしれない。
さて与太話もほどほどに、料理の話をしよう。
みなさま三五八漬け(さごはちづけ)という漬物をご存知だろうか。福島、山形、秋田あたりの郷土料理で、塩、米麹、米を3:5:8の割合でまぜた漬床に野菜や肉などを漬ける料理だが、大変美味しい。
一世を風靡した「塩麹」(塩と麹を発酵させた調味料)の元となった漬物だそうだ。ちょっと気の利いたスーパーマーケットなんかに漬け床のもとが売っていたりするのでぜひ試して欲しい。
野菜を漬ければクラシックでライトな口当たりの日本酒と抜群の相性。(おすすめは山芋)豚肉などつけた日には焼酎や泡盛がスイスイ喉を通ること請け合いの逸品である。