「春パラガス」と「ジュヴレ・シャンベルタン」
「奇跡」とも言える偉大なワインを生み出すフランスの銘醸地「ブルゴーニュ地方」には「ジュヴレ・シャンベルタン」という名の村があります。この地で醸されるワインは「王者のワイン」と呼ばれ、かのナポレオンも愛したという逸話が残っています。芳醇で力強く、エレガントな赤ワイン。
ジュヴレ・シャンベルタン。
字面がすでに貫禄たっぷり。「ジャン・ヴァルジャン」の兄貴分みたいな。気安く話しかけんなよオーラがむんむん漂ってますよね。
しかし。
最後の二文字をひらがなに変えることで、すごく親しみやすくなることを発見したのです。それが、こちら。
ジュヴレ・シャンベルたん。
どうです。ちょっと「のんたん」チックになりましたでしょう。これなら話しかけられると思うのです。ね。シャンベルたん。
はい、与太話もほどほどに。
アスパラガスには春と夏。
ふたつの収穫時期があることを
ご存知でしょうか。
春パラガスと夏パラガス。
ですね。
冬の寒さの中でじっくり育ち
ぎゅっと栄養を蓄えて、太くて柔らかく
甘みや香りが強いのが
春パラガス。
夏の日差しでぐんぐん育ち
細身で筋肉質、皮もしっかり
しゃきしゃきとした食感が爽やかなのが
夏パラガス。
トップの写真は、春パラガスのバターソテーです。
爽やかな青い香り、サクッとした歯ざわり、甘くみずみずしいあじわい。ソテーというよりステーキと表現した方がふさわしい。立派なごちそう。
【つくりかた】
①両手で根本と真ん中あたりを持って折る。折れた根元の方は硬い部分です。根元から5cm程度、ピーラーで皮をむく。
②鍋に水、塩をひとつかみ入れて沸かす。
③アスパラガスを少し硬めに茹でる。太さにもよりますが目安は2分〜2分半。
④フライパンにバターを一片。火にかけて溶かす。
⑤茹で上がったアスパラガスをフライパンに移して、バターを絡めながら炒る。茹で汁を少々くわえて塩味を決める。
完成!
冷えた白ワインが欲しいですね。ソーヴィニヨンブランなんか相性抜群でしょうね。実にさわやか。さんさんさん、さわやか3組。
きょうもお読みいただきまして、
ありがとうございます。
それでは、また明日。