「BENTO」と「お弁当の会議」
「どうやら、皆さまおそろいのようですね。」
「それでは第457回、脳内お弁当会議を始めます。」
「えー、議長はわたくし山下が務めさせていただきます。えー書記には山下君、そして本日はオブザーバーとして、えー、山下さんをお呼びました。えー。」
「山下です。どうぞ宜しく。」
「さあ、今日こそ一番を決めようじゃないか。」
と、いうことで。
まずはこちらから。
旧横浜駅(現桜木町駅)が産んだ怪物。
説明不要、永遠のエース。崎陽軒の「シウマイ弁当」
フィールド中央に鎮座するシウマイ、脇を固めるタケノコ、焼き魚、唐揚げ、そして紅生姜と昆布。どこから攻めても美味い。それらの魅力を余すことなく活かすのは純白に輝くもちもちごはん。王者に死角はない。なみいる強豪(弁当)たちに「やつがベストだ。」と言わしめる逸品。
続きまして、
草加市が産んだ巨人。熱々作りたて弁当の始祖。
不屈の精神の権化。ほっかほっか亭「とりめし」。
フィールド一面に広がる「唐揚げの絨毯」は圧巻の一言。あたたかな白飯の湯気とともにのぼりたつ甘辛いタレの香りに食欲は平伏を余儀なくされます。試合終了(完食)まで一瞬たりとも視線を外すことはできません。全国のはらぺこさんたちのハートを強く熱く射抜き続ける「純血のストライカー」。
続いてトリのご紹介です。(鶏だけに)
本会議のダークホース。(鶏なのに)
美食大国「九州」で100年以上の歴史を持つ
リヴィングレジェンド。東筑軒の「かしわめし」。
一見して、素朴にして単純。しかし食べ進めるほどに、のめり込んでいく。シンボルとも言える三色がまざり合い、配分の違いでその表情を変えていくさまは美しい斜陽を彷彿とさせます。意味のなさそうな緑の甘い豆、奈良漬の食感が緩急あるリズムを生みだし、ファンは狂喜のるつぼへ。融通無碍の味のバランスを支えるのはチームの屋台骨。秘伝の鳥スープで炊いた「炊き込みごはん」。伝説は今尚健在です。
、、、だめだ。
どれも美味しすぎて、決められないです。
ああ、お弁当食べたい。全部食べたい。
ちなみにトップの写真は次女のお弁当。それぞれのお弁当の写真は公式サイトより拝借しました。
そういえば。
弁当箱って英語でも『BENTO』と呼ぶらしいですよ。
それでは、また明日。