「未来に匂わせる」 と 「カブのスープ」
「せっかく、おきなわですから」
リマインダー機能で表示された言葉である。
おそらくは、数日前にしこたま飲んで泥酔した折に入力したものと思われるが、なんのことだか一切わからない。おきなわ?
まあ、「おきなわ」は沖縄のことを指すとみて間違いないだろう。しかし、問題は「せっかく」の部分だ。「せっかく」と言うからには、沖縄に滞在していなければならない。
泥酔して記憶がないうちに沖縄旅行に行ったとでも言うのだろうか。深夜に。さすがに物理的に無理がある。ということは、幽体離脱して沖縄に飛んだのか。まったく、意味が不明だ。
そしておそらく「せっかく、おきなわですから」には続きがあるはずだ。せっかく沖縄まで来たんだから、あれをしよう。という思考で。
それが「泡盛をのもう」なのか「やんばるくいなを探しにいこう」なのか「BIGINを唄おう」なのか。「海に向かって『おとうちゃーん!』と叫ぼう」なのか。そこが無性に気になるところである。
未来の自分に対して「匂わせた」私の意図は、
アルコールの渦に飲まれたままだ。
さて、与太話もほどほどに。
トップの写真は「カブのスープ」です。
甘くとろとろに煮えたカブが胃に染みる。
滋養に溢れた汁物です。
作り方は簡単。
①鍋で豚挽肉を炒め、皮を剥いたカブを加える。
②カブに焼き目がついたところに、鰹出汁。
③かぶが柔らかく煮えたら塩と少量の醤油で味を整える。
④一煮立ちさせたところに刻んだカブの葉を浮かべる。
お好みでブラックペッパー、または柚子胡椒を溶いてお召し上がりください。二日酔いが26%軽減します。
カブがおいしいと冬の訪れを感じますね。
きょうもお読みいただきまして、
ありがとうございます。
それでは、また明日。