「すずめの戸締り」を親子で見に行くときに注意すべきこと
『映画を見るとき、事前にどれだけ情報を仕入れるか』というのは案外塩梅が難しい。というのも、ネットの海に漕ぎ出せば際限なく情報を得られてしまうからだ。これは便利な情報社会の弊害といえるのではないだろうか。
ちょっと手がすべると「衝撃のラスト」まで知ってしまい「ワクワク感ゼロ」「見る意味あるのか」状態に陥ることになる。かといって何にも知らずに「前情報ゼロ」で映画館へ行って、げんなりした気持ちで帰路につきたくもない。
映画を満喫するには「ほどよい情報収集」が肝要なのだ。
先日「すずめの戸締り」を家族で見に行ってきた。今回はネットの情報収集はゼロ。日常生活で自然と耳目に入ってくる情報のみで楽しもうという作戦である。映画館のロビーで、子どもから質問された。
「ねえ、パパ。どんな映画?」
「鳥だよ。すずめ。わかるかい?」
「うん、わかる」
「すずめがね。ドアをしめるのさ」
「へえ、じゃあバードがたくさん出るんだね」
「そうそう。鳥だらけ」
「たのしみー」
ぜんぜん鳥の映画じゃなかった。
大ホラ吹き父さん。
おおまかな「あらすじ」くらいは入れておくべきだということが今回の収穫である。ちなみに作品自体は素晴らしく、子どもからは「鳥は出なかったけど、楽しかった」というありがたいコメントをいただいた。
トップの写真は「鳥つながり」で東筑軒の「かしわめし」。
鳥、卵、海苔の「三食ごはん」に、謎の甘い「みどり豆」。「奈良漬」に「昆布」。シンプルな構成ながら飽きがこない「私的ナンバーワンかしわめし」です。
機会がありましたら、ぜひお試しいただきたい逸品。
きょうもお読みいただきまして、
ありがとうございます。
それでは、また明日。