『自分のケツは自分でフケ。』—土壇場力を鍛える、大人のやらかしトレーニング
はじめに:子どもはケツを拭いてもらう。大人は自分で拭く。
小さいころ、親や保育士にお尻を拭いてもらった記憶はありませんか?
自分ではうまくできず、誰かに頼るしかなかった幼少期。でも、大人になった今は違いますよね。
「誰かがやってくれるだろう」では済まされません!
それはやらかしに対しても同じ。
「助けてください!」ではなく、「どうにかします!」 と言える人こそ、大人としての信頼と自信を築けるのです。
1. 土壇場力とは何か?
土壇場力とは、ピンチの場面で即座に問題を整理し、解決に向かって動ける力のことです。
この力は、練習で鍛えられます。
たとえば、こんな場面を想像してください。
例:プレゼン中にプロジェクターが映らなくなる事件
あなたは大勢の前で重要なプレゼン中。
突然、プロジェクターが映らなくなりました。
Aさん:「どうしよう…誰か助けて!」と固まる。
Bさん:「すぐにパソコンを再起動します。その間は配布資料で説明します!」と即行動。
Bさんはまさに、土壇場力を発揮している人です。
➡️ ポイント:ケツを自分で拭ける人は、土壇場力を発揮できる人。
2. 土壇場力は“やらかしの練習”で鍛えられる
やらかしは、土壇場力を鍛える最高の練習材料です。
子どもの例:トイレトレーニング
子どもが初めてトイレで用を足すとき、失敗はつきものです。でも、その失敗を繰り返すうちに、次第に自分で拭けるようになり、自立していきます。
やらかしもこれと同じ。
最初は失敗しながら覚える。
次に小さくやらかしながら改善する。
最後は土壇場でも動じず、冷静に解決できるようになる。
➡️ やらかしは、大人のトイレトレーニングである。
3. 協力はOK。でも責任は自分で負う。
ここで勘違いしがちな点があります。
「自分のケツを拭く=ひとりで全部やること」ではない。
人に助けを求めることは悪くない。
ただし、最終的な責任は自分が背負う覚悟が必要。
例:チームプロジェクトでのやらかし
Aさんはチームで進めるプロジェクトの資料を提出期限までに仕上げられなかった。
同僚が助け舟を出してくれたおかげで、何とか間に合ったが、リーダーとしての評価は下がった。
➡️ ポイント:周囲と協力しつつも、「最後は自分が責任を取る」という姿勢を見せることが信頼につながる。
4. ケツを自分で拭けないとどうなるか?
信用を失う。
「あいつはピンチのときに頼りにならない」と見なされる。
成長が止まる。
人任せにしている限り、自分のスキルは磨かれない。
チャンスを逃す。
自走力のある人にチャンスは巡ってくる。頼り癖のある人には回ってこない。
➡️ ケツを拭ける人は、信頼とチャンスを掴む人。
5. 実践法:ケツを拭く力を鍛える3ステップ
ミスを認める癖をつける。
- 言い訳せず、「やりました」と正直に認める。行動リストを作る。
- トラブル時に何をすべきかを事前に想定しておく。協力と報告を忘れない。
- 必要なら周囲の力を借りつつ、結果は責任を持って報告する。
➡️ 繰り返すことで、自信と信頼を築ける。
6. 結論:やらかしこそ、成長の証明書。
「自分で自分のケツを拭く」とは、土壇場で動じず、問題を解決するためのスキルと覚悟を鍛えるプロセスです。
誰かに任せるのは楽ですが、それでは成長は止まります。
大人としての土壇場力を鍛えるために、やらかしをネタにして学び、自分のケツを拭く習慣をつけましょう。
次にやらかしたときは、こう思ってください。
「これでまた土壇場力が上がった!」
それが、やらかし名人流の成長法則です!