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『老後に楽しみをとっておくバカ』

そんな本が出ている。精神科医和田秀樹さんの本だ。
内容は読んでいないが、本書の題名だけでいくつか想いが
湧いてきた。

私も「楽しみは、今でしょ!」派なので、こういう考え方は
大賛成。

私は、69歳なので友人や後輩たちもいい加減還暦や50代後半に
差し掛かっている。その奥さんも50代前後にはなる。

「楽しみは、今でしょ!」の例をいくつか挙げます。

まず、私の例。
昨年の夏に、長年憧れていたMartinという会社のアコースティック
ギターを買いました。(ギターを始めたのは50年以上前ですが・・・)
前職の部下がGibson社にいるので検討もしたが、音色の好き嫌いもあり
Martinになった。いまは、サイモンとガーファンクル、吉田拓郎、
かぐや姫、さだまさしなど、往年の名曲を弾いて悦に行っています。

並行して、今度は光学顕微鏡を買おうかと思っている。
近くの本郷の東京大学の真ん前に顕微鏡専門店があります。
(ここの店主さんは、かの有名な「牧野富太郎」氏のTVなどに
顕微鏡のサポートをしていたそうです)
ここでは、15万円も出せば中古の程度のいいのが買えるらしい。
もともと電子顕微鏡はいじっていたので、顕微鏡ビギナーでは
ないが「ミクロの観察」には目がない。
いまは「クマムシ」に興味がある。

今度は、友人Hくん。53歳。Amazon、テスラで上級管理職を渡り
歩いた苦労人。最近、ドラムを始めたらしい。家では叩けないので、
土日にY音楽教室で思いっきり叩いているらしい。
彼の奥さんは、昨年エレキギターを弾きたいということで、前出の
Gibsonにいる後輩から私が借りていたエレキをそのまま返さずに、
購入した。今度は二人で発表会に出るそうです。

前職の部下のGくん。もともとはエレキベースを弾いていて、
今度は娘さんが真似をして弾き始めたのがクラシック用の
コントラバス。楽譜は初見で弾けるほどの腕前。
彼女は上達が早く、よその大学にまで出かけて、コンサートに
参加しているらしい。

私の友人たちは、やりたいことを先延ばしにしている人たちでは
ありません。何にでも手を出し、ほどほどに上達し、かつ
仕事もできる。付き合っていて退屈しない人たちです。
よく飲みにも行きますが・・・

「退職したら奥さんとのんびり温泉でも行きたい」なんて
いったらいきなり離婚届を突きつけられますよ。

若い人たちも、やりたいことはすぐに始め、ダメなら
ほかに手を出し、後悔することなく、人生を楽しみましょう。

「楽しむなら、いまでしょ!」



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