仕事術4:あえて前例を作る!これも長い目で見たら時短仕事術です。
前例を作ることは、時間はかかりますが、中長期的には、
結局は時短になります。
言い方を変えますと、
前例をぶち壊し、新しく”これからの前例”となるものを築いていく。
これって実は楽しいことなのです。
ときどきこんなことを耳にします。
「それって、いままで誰もやっていないからなぁ」
「それやるの大変だよ」
「前例を変えてまでやるのは大変だよなぁ」。
あなたはどの人でしょうか?
前例がないからやらないのか
前例がないので壊したくないのか
あるいは、前例がないのでやるのか
例えば30年前から変わっていないルールのようになっているから、
変えられるわけないと信じきっていて、これからもそれを変えようと
しないのか。変えようとして失敗して責任を取らされるのが、怖いのか。
前例がないからと言って何もやらない人は、責任を取りたくない人、
冒険をしない人とイコールです。
そんな人生はつまらないです。
よく考えてみると、30年間変わらないことがあったとしても、
30年前にそれまでの前例を変えたか、作った人はいたはずです。
それになりましょうよ。
それがいいたいのです。
私はいつも新しいことをやりたくて、前例を作って来ました。
前例でなければ、例外と言っても差し支えありません。
他の人がやらないこと、やらなかったことをたくさんやってきました。
(1)古くは(20世紀の話なので時効です)自動車用ランプの色温度が
違うのを作る。→ 規格の違う商品を違うテリトリーへ売る
(2)Tier1がお客様なのに、エンドユーザー(自動車メーカー)を攻める。
→ 指名買いをしてもらうべく働きかける
Tier1のお客様からは「余計なことをするな!」と怒られます。
(3)ブランド名の違う製品を工場で作らせる(会社のブランド戦略をぶち壊すことになります)
→ それをもって競合を攻める(これはあまり詳しく言えません)
(4)本来他者には認めない自社特許を、本社と相談して競合に認めて
生産と販売を許可してもらう
→ バーターで、お客様から他の商売をもらう
(これもあまり詳しく言えませんが)
(5)自分の部下で、とても仕事を頑張るドイツ人に、ボーナス時期
ではないのにスペシャルボーナスを払う(もちろん本社と相談して)
→ 本人のモチベーションは上がりまくりです
(6)顧客の受付嬢(総務部所属)をバレンタインや、クリスマスなど
の機会にプレゼントを贈り人間関係を作る
→ 顧客との会議はいつも役員会議室、人事異動は社内の誰よりも早く知る、社内報も社内の人より早く入手する。
(いまでは、コンプライアンスで難しいですが)
今となっては、上のそれぞれでコンプライアンス違反のものも
あるかもしれませんが、その当時としてはかろうじてOKだったことです。
そんな例外的なことをやり、前例を作りビジネスを成功に導いてきました。
なんのためにそんなことを?と聞きたいあなたにいいますと。
後から来る人たちが、あるいは若い人たちが仕事をしやすくするためです。
前例を作ってしまえば、あの人がやったんだからOKじゃないですか?と
言えます。
もちろん上記のことは部下たちと一緒にやっていますから、部下たちも楽しくて仕方ないと思います。
なんといっても、「責任は上司の僕が取ると言っているのですから、部下
たちは安心して暴れられます・・・」
そして、どんどん成長していきます。
会社という器をかりて、自分も部下たちも成長できるのです。
過去の前例なんてどんどんぶち壊し、
新しく前例となることを作りましょう!
会社なんて利用してなんぼです。
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