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10年数ぶりに中国へ仕事で出張しました。
10年数ぶりに中国へ仕事で出張しました。
蕪湖市(ぶこし)という田舎町(といっても横浜市くらいの人口)で、
郊外では農村地帯が広がっている感じです。
そこにある会社(兼工場)に1週間滞在しました。
この1週間に見聞きした、今の中国事情を書いてみます。
すべての都市がこんな状況だとは限りませんが、今後中国(の大都市
ではないところへ)へ行かれる方は参考にしてください。
【お金、買い物事情】
まず、現金はほとんど使えません。
田舎の街でも、お店はIT化されているので、日本のようなレジ自身が
置いてありません。
赤外線スキャナーなどでスマホに表示されるQRコードやバーコードを
読み取るだけで終わりです。
たぶん、一番使われているものは、WeChatというLINEのようなもので、
その中に「WeChat(微信)Pay」というがあります。
PayPayと感覚的には同じもので、そこの「マネー」から入ると簡単に
入会できます。
私の場合はVISAからの引き落としにしました。
それで、買い物をしたり、レストランに入っで支払いをしました。
買いたいものを持っていくと、店員さんがスキャナーをもって待ち構え
ているという感じです。「ピッ!」で終わりです。
WeChat Pay以外もあると思いますが、日本人にはこれが便利かと
思います。同じ時期に中国に行っていた友人も、これに入って
います。
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【メールや電話会議】
中国ではLINEは使えないので、上のWeChatで仕事のメールや
データファイルをやり取りします。写真、パワポ、Excelなどを
これで送信しすぐに仕事ができます。
会社のメールですと、セキュリティなどがありメール送信しても
なかなかすぐには相手に届きません。
仲間がいる場合は、WeChatでグループを作成すれば、何人でも
コミュニケーション可能です。
電話会議(声のみ)もWeChatで可能です。
データを共有しながらの電話会議は、Teamsを使うことになり
ますが、こんな感じで昔(10年前)とは状況が一変しています。
WhatsApp(ワッツアップ)もありますが、それほど一般的ではない
感じがします。
【英語は通じないところがある】
これは場所によりますが、田舎町ではホテルもレストランも
けっこう英語が通じないとところがありますので、注意が必要です。
帰国時にホテルのシャトルバスで空港まで行きましたが、運転手は
中国語しか話せませんし、案内も中国語ですのでターミナルが
どこかは自分で見て調べないといけません。
これの解決策は、もうGoogle翻訳に頼るしかありません。
翻訳しておいて、その都度相手にその中国語を見せるのです。
翻訳したものを写真に撮っておいて、都度見せるとスムーズです。
これでほぼ通じます。こんな感じです。
国際線ターミナル → 国际航站楼
空港第2ビル → 机场 2 号航站楼
通路側の席をお願いします → 请给我靠过道的位子
窓側の席をお願いします → 我想要一个靠窗的座位
ビールはありますか? → 有啤酒吗?
炒飯をください → 请炒饭
驚いたことには今回の出張で利用した、南京国際空港でも英語が
通じないことがままありました。国際空港でもです。
【レンタルWi-Fiは必須です!】
上のWeChatでも、Google翻訳でも通信が必要になりますから、
レンタルWi-Fiは出発時に借りておく必要があります。
これはがないと仕事になりません。日本にいる家族にも
連絡が取れなくなります。ホテルのWi-Fiは使い物になりませんし
とこかでデータを吸い取られる可能性もなきにしもあらずです。
今回は私は、「GLOBAL WIFI」というのを借りました。
契約するとQRコードが送られてきて、空港にあるロッカーの機械に
QRコードをスキャンすれば受け取れます。人は介在しません。
帰国時は、返却口に放り込めばそれで終わりです。
領収書も電子データで入手できます。
【トイレ事情】
中国は相変わらず清潔感はなく、ショッピングセンターのトイレなどは
座るタイプがほとんどで、洋式は2割ほどです。
さらには掃除が行き届いていませんので汚いし、ウォシュレットなんかは
当然ないので、私はTOTOの携帯ウォシュレットやお尻拭きペーパーを持参してしのぎました。
ただ、ホテルのトイレは昔と違い紙は流せるし、便座も暖かくそれほどの
不便はありませんでした。ここだけは一安心でした。
最近では、お金持ちは日本に来る経験があるのか、自宅のマンションなどに
ウォシュレットを備え付ける人が増えているそうです。
一度使ったらやめられないのは、日本人も中国人も同じかもしれません。