技術者からエンジニアへ...?
以前から、ずうっと違和感を感じている事を今回は書かせていただきます。
平成の半ばごろから、「エンジニア」という言葉を聞く機会が多くなりました。
「あの人はエンジニアだから...」とか「エンジニア募集...」いったい、エンジニアってどの分野の人をいうのだろうか? 私自身、長年、何となく違和感を持っています。
エンジニア...今の時代、システムエンジニア(SE)をはじめ、〇〇〇エンジニア と呼ばれる人はたくさんいます。その人たちを纏めてエンジニアと言っているのだと思います...おそらく。
一応、「エンジニア」を調べてみると「技術者」とも書かれています。
昭和の時代、私が社会人に成りたての頃は、私のような職業の人々は皆、技術者と言っていました。
当時は、システムの要件定義から始まって、外部設計、内部設計、コード作成、デバッグ、総合/システムテスト、納品 のような流れで、システムの一通りの事をチームで行っており、それぞれが技術者として作業を行っていました。
当然、私も一通りの業務は行ってきました。
時代の流れ(昭和から平成)で、ただ単に、英語で呼ぶようになっただけなのでしょうか?
エンジニアブーム(ブームなのかは?)の一つの切っ掛けは情報処理技術者試験かも知れませんね。
以前は、システム監査、特種、第一種、第二種 しかありませんでした。
IT業界(昭和世代はコンピュータ業界と言っていました)も、平成に入ってからは、作業も分担制(?)に成って行き、情報処理技術者試験の試験区分が増え始めた頃から、世間では色々な分野(アプリケーションエンジニア、Web系のエンジニア、ネットワークエンジニア 他)の技術者(エンジニア)が増えてきたのではと思っています。
私自身、既に業界を離れていますが、元技術者の私は、正々堂々と元エンジニアと言って良いのか...未だに区別が付かない所が昭和世代として時々感じています。
結局、どちらも同じことを言っているとは思っていますが。
さて、これ以上、若者の憧れであろう「エンジニア」という言葉に色々と言っても仕方がないので、今回はここまでとします。
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