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起業します。

なぜ起業したいと思ったのか。
その経緯を書かせてください。

少し重めの内容となります。

2009年9月
私は新宿の高層ビルにいました。

大手企業の最終面接。
国立競技場を見下ろす会議室。
和やかな雰囲気で会話も弾みみました。

そして、その場で内定。
半分以上は口説きの時間だったと思います。
年収も上がるし、希望の仕事にも挑戦できる。

正直いって、調子に乗ってました。

そして、迎えた入社日。
希望はすぐに絶望に変わることになります。

全てにおいて抱いていたイメージと違う…
業務も上司も同僚も会社の雰囲気も
すべてが想像と正反対でした。

毎日襲ってくる激しい後悔。
時間を巻き戻して前職に戻りたいと
何度も思いました。

そこから一年、私は会社を退職しました。

最後の出社を終え、オフィスをでた瞬間、
涙が止まりませんでした。

この一年、何も成し遂げられなかった

自分が情けなくて悔しかった。

この時が私のキャリアの転機になりました。

自分と同じように
思うようにキャリアを歩めず
挫折や後悔を感じて苦しんでいる人を
一人でも多く減らしたい


いつか必ずそれを実現する
事業をつくろうと思いました。

もう一つ、その覚悟を固めた出来事があります。

それは今年5月の父の死です。
父は生涯、仕事に生きた人でした。

最後の数年はガンと闘病しながらも
旧友の経営する病院の事務方として
組織再編や新規事業など
果敢に取り組んでいました。

そして亡くなる間際まで、仕事を引き継ぐため
少しでも長く生きようとしていました。
文字通り『命を燃やして』仕事をしていました。

父の人生は挑戦と、そして失敗の連続でした。
過程で失ったものは決して小さくはなかった。
ただ、それを一つも後悔していませんでした。

そんな父の姿を見て、
人生の価値は成功したかではなく、挑戦したかで決まる
そう強く思うようになりました。

私の挑戦が成功するかはわかりません。
でも失敗を恐れて挑戦しない人生にしたくない。
私も父のように『命を燃やして』生きたい。
そう思ったのが決意を固められた理由です。

来年春に個人事業主として独立し、
そこから一年以内の法人化を目指していきます。

これまで10年携わってきた転職支援の領域から広げ
ライフ・キャリア全体の課題を解決できるような
キャリアコンサルティング事業を立ち上げます。

10年で年間で1万人が利用し、キャリアを前に進めるサービスをつくる。

あくまで起業はそれを実現するための手段。
偉くなりたい訳でも、金持ちになりたい訳でもない。
多くの人に共感され巻き込んでいく中心になりたい。
そう思っています。

それでも、皆さんに応援してもらえるよう
これからも真摯に頑張っていこうと思います。

最後まで読んでいただきあがとうございました。

ゆう


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