「爆笑のゴールパフォーマンスと」Jリーグ 第13節 浦和レッズ×大分トリニータ マッチレポート
8月最終週となった今節。
夏...なんもしてねぇなぁ...
今節でホーム2連戦。前節はチャンスを物にできず、惜しくも?勝ち点を逃す結果となりました。
前節からは1週間空いたので休養は十分。去年はやりたいようにやられた片野坂大分ですが、今シーズンは...?
大分は昨シーズンの結果とは裏腹に、今シーズンは少し躓いている印象。
過密日程でチーム構築がうまくいってないのかな...?
スタメン
ホーム浦和は前節から武藤と興梠、青木とエヴェルトンの変更のみ。興梠は横浜FC戦で負傷して以来のスタメン出場でした。なんとなくスタメンは固まってきましたね。
アウェー大分はこの日も3-4-2-1を選択。GKは高木...じゃないの...?怪我っぽくはないんですけどね...。
歌ウマJリーガーの島川もしっかりスタメン。前線の真ん中は川崎からローンで加入している知念ではなく、伊佐を選択。
そして今オフに浦和オファー報道が出た小塚がスタメンです!
戦評
試合開始前は昨シーズン通り、ある程度は大分がボールを握って、浦和が引いてという形を予想していました。
蓋を開けてみれば意外と五分五分。
前半8分と開始早々に失点した浦和でしたが、そのままズルズルと落ちることはなく、自分たちがやりたい事、やろうとしている事を表現しようしていたと思います。
試合を通してゲームプラン的に浦和の狙いが上回った!とは言い難い試合でしたが、それでも決めるべきチャンスをしっかり決め、自エリア内では徹底して跳ね返すことができました。
大分の形と失点シーン
4-1-2-1-2プレスをかける浦和に対して、可変4-1-5でビルドアップの大分。
昨シーズンより明確な形を持って前プレをかける浦和。昨シーズンより前線の質などのギャップにより、前進が難しくなった大分。どちらが大きく作用していたかわかりませんが、去年よりしっかり戦えていたと感じました。
ただ、前プレなんて剥がされるものだし、足を止めればすぐに構造上の欠陥が生まれてしまうもの。失点時や前半の飲水タイムまではWBのところでギャップを作られ、前進やチャンスを許しました。
そして失点シーン。
まず長澤のアバウトなボールを大分に回収されたところからスタートします。浦和としてはボールを失った直後のいわゆるネガティブトランジションの局面(守→攻の移り変わりの局面)。もしかしたら非保持の局面かも。
大分は、本来であれば最終ラインに制限をかけるべきレオ-興梠の間を通して、岩田に展開。そこから逆サイドの香川へ展開され、香川のクロスを最終的に三平に押し込まれます。
守備のところ、失点のところに関しては、(橋岡)大樹が出るべきだったと思っていますけど、中ではたぶん『出てほしくない』というコーチングが入って、スライドができなかったと思います。スライドしたらスライドしたなりに、そこの穴を埋めるようにはしていたんですけど、そこで後手に回ってしまいました。その後は少なくともできていたと思いますが、あの1回が失点につながったので、もったいなかったと思っています
大槻さんは会見で失点についてこう語りました。これはもうこの通りだと思います。エリア内は同数でしたし、あのスピード感でスライドを嫌うのもわからないでもないです。
そんな中、個人的に気になったのは興梠の振る舞い。ボールを失った直後にも関わらず、すぐ近くにいた島川から目を切ってしまい展開され、岩田のサイドチェンジを簡単に許してしまいました。
チーム原則にもよるとは思いますが、あの状況と立ち位置からすると興梠にエリアだけでも限定してほしいかと。
スライドするのかどうかの問題ですが、飲水タイム後から右サイドは長澤が5バックのような形を取ることで対応。その時の状況を見る限り、付け焼き刃感が否めない対応でしたが、この後に失点を許すことはありませんでした。
浦和のボール保持
保持面では大分の5-2-3ブロックの2-3の部分に手を焼いていました。
大分の2-3ブロックは明確に「中央は簡単に使わせないぜ!」という物。何本か槙野とデンから楔のパスが入っていましたが、基本的には門を閉められたまま。
参考程度に見た川崎-大分では川崎が大分の2ボランチ脇を突き続けていました。浦和で考えるなら、エヴェルトンと柴戸の立ち位置をあらかじめ整理する必要があったかもしれません。
その点で見ると、浦和の1点目の起点となった槙野の楔の形は良かったと思います。関根が三平の背後をうろつくことにより、三平が引っ張られ、楔のコースが開きました。
この形をもう少し狙ってできていたらあの窮屈なビルドアップも変わったのかなぁって勝手に思ってました。
総評
何がともあれ勝ち点3です!
勝つことが第一なので、いいんです。
橋岡のゴールパフォーマンスはわりとガチに笑わせてもらいました。笑笑
やっぱりああいうキャラクターは重要です。笑
サポ目線で言えばもう少し明確な戦略を持って勝てると安心できると思うんですけどね。そこは積み重ねです。チームは少しずついい方向に向かっていると思うので、こっちは全力でサポートしましょう!
今節で怒涛の3バック連戦は終わりとなります。(神戸は4バックだったけど)
次節は今の浦和が上向きになるきっかけになったセレッソ大阪との試合です。まぁルヴァン戦見れてないんですけどね!
セレッソも今度はフルで当たってくると思うので、総力戦です。 次もしっかり勝ちましょう!!
本当は健勇のプレー面について書こうかとも思ったのですが、ちょっと今は不毛だと思うのでやめときます。
ただ、我々が思っている以上にスタンドやSNSの反応は選手やクラブに届いてます。健勇は健勇なりのタスクをしっかりこなしています。
ただ、今日のところでいうと、最後に押し込まれて中盤が空いたところで、(杉本)健勇が中盤の役割をやって、しっかり穴埋めをしてくれていました。本来彼は前でプレーする選手ですが、そういったチームの要求に応えてくれたことは、こちらとしては非常にありがたいと思っています(大槻監督の試合後会見より一部抜粋)
FWなので、得点という目に見える結果をサポーターが求めるのは当然だと思います。ただ、彼は彼なりに頑張ってる。その事実だけはしっかり受け止めましょう。彼のタスクを理解するのは我々の仕事ではないので、理解できないならしなくて構いません。僕も理解できてるとは言い難いです。ただ、我々の仕事は選手をサポートすること。それができないならサポーターとは名乗らないでほしい。
雑な書き方になりましたが、ちょっと思ったことを吐かさせて頂きました。今回は一例として健勇を挙げましたが、今の浦和の選手は全員がそれぞれもがきながらも頑張っていると思います。応援しましょう。そしてみんなで最高の形で埼スタに帰りましょう!!
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