損をしない車の売り方⑦~会社を呼んだら注意すること~
車売買エージェントの長山です。
気が付けば、前回記事から1週間も経ってました!
これはいかん。
なので早速、続きを書いていきます。
今日は、実際に買取店を呼んだ時にどうしたらいいか?
について書いていきます。
駐車場所を確保しよう
買取店は、東京や大阪のど真ん中以外は、どこの会社も営業車でやってきます。査定員は1日に2件、3件と回らないといけません。そのためには、動きの融通が利きやすい、車の方がいいのです。
ところが、3社もやってくると、車を止める場所に査定員は苦労します。
ましてや8社同時とか、ほんとに車止めるだけで一苦労。
お客様の車にいい値段をつけよう、なんて気力は削がれてしまいます。
とは言っても、その日のために駐車場を借りるまでは必要ありません。契約している駐車場で、周りが日中帰ってこないと分かっているなら、そこで大丈夫ですし、住宅街でご自宅の前の道が広ければ、路上駐車させても大丈夫です。
要は、査定員が乗ってきた車を、あなたが見えるところに置かせることが重要になります。
さあ、なぜ査定員が乗ってきた車を見えるところに置かせることが重要なのでしょうか?
それはズバリ「不利益な談合をさせないため」です
遂に出してしまいました、一括買取の闇の部分、「談合」です。
談合と言うのは、土木、建築業界が公共事業の入札の時にやってると噂されてるやつですね。思いっきりやっちゃうと、逮捕されちゃうあれです。
買取業界にも、同じような談合が存在します。
前回書きましたが、一括査定でいろんな会社を呼ぶ方が増えたため、何度も他社の同じ査定員と、現場で遭遇することが増えました。
当初は現場でかち合ったら、お互い敵同志、相手を叩き、自社をアピールして、バチバチとやり合ってました。
ほんとにケンカになることもしばしばありました。
ですがケンカはしたところで、相場は決まってますので、そう金額も上げられない。
結果どうなったかと言うと、大人同士のお話し合いをしながら、折り合いをつけるしかなくなりました。これを談合と呼ぶのであれば、そうかと思います。
談合、と聞くと、良いイメージはないと思いますが、実はお客様の利益にもなる「いい談合」と、安く買いたたく「悪い談合」があります。
いい談合ってなによ
いい談合、なんて書くと、自らの悪事を正当化しているように感じられるかもしれませんが、くじけずに説明していきます。
買取店の担当者間では、査定している車をどこが一番高く買えそうか、おおよそ検討が付きます。
ですので集まった会社の中で、一番高く買えそうな会社が早々に、他社を納得させる金額を提示して終了させることがあります。
販売ルートが無く、余り金額を出せない会社でも、嘘をついてお客様の前で高い金額を言えば、買取金額は更に吊り上げることはできます。
ですが、いざ本命の会社が「じゃあどうぞ」と譲られたときに、売る当てもない車をオークション価格以上で買ってしまう羽目になったり、逆の立場になることも考えて、大抵の会社は無理をしません。
ここでのポイントは、他社が納得する金額を出さなければいけないことです。
この金額が十分に高い。ほんとに利益出るの?って疑う金額です。
まあ、安い金額だったら、みんなほしいですから。
ですのでこのような談合の場合は、お客様にも十分なメリットが出ていると思いますし、業者選びに失敗していなければ、談合されても十分に高い金額になるということになります。
問題は、悪い談合
では、悪い談合とはどのように行われるのでしょうか?
談合だから全部悪いんだよと言われそうですが、くじけず書いていきます。
悪い談合は、オークション出品でも十分に利益を見込める、ちょっと安めの金額で折り合いを付ける談合です。
どう折り合いをつけるのか?
方法は様々ですが、前の車は譲ってくれたから、今回は譲ろう。といったお話し合いや、ジャンケン、くじ引き、あみだくじetc
まあこの辺は様々です。
この悪い談合は、お客様の車の買取金額を、不当に安くしてしまいますので、何としても避けなければいけません。
悪い談合をさせないためには、常に見張っておくことです。ですので、車をご自身から見えるところに停めさせる必要があるのです。
眼を光からせていれば、ジャンケンもくじ引きもあみだくじも、そう簡単にできません。
そして、会社選びに失敗しないこと。ここが間違っていなければ、大抵は大丈夫です。
会社選びについてはこちらの記事です。↓
損をしない車の売り方⑤
そろそろこのシリーズも終わりが見えてきたような・・・・・
最後までお付き合いいただければ幸いです。
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