お買い得な中古車を見極めろ!~プロだけが知っている、ほんとにお買い得な中古車教えます~
中古車を探している時、人気のクルマほど在庫が沢山あって、同じ車種でも価格はピンキリ。
でもとりあえずトラブルが心配だから、新しめで走行距離少ない車だったら問題ないか。
そんな風に思っていませんか?
もうそれは、大大大間違い!いいように在庫品を買わされているだけです。車を知っているプロは、そんなの買いません。もっとお買い得で良い車があるからです。
車を扱っている人たちが真っ先に買う、安くていい中古車とはどんな車か。解説したいと思います。
最後まで読まないと、中古車選びで一生、損をし続けます。
車の価格が決まる仕組み
安くて良い車をお教えする前に、車の価格が決まる仕組みを書きたいと思います。
車の値段が決まる仕組みを知っていれば、このお話の半分は理解できたも同然です。
何度か過去の記事でも書いていますが、車の値段はオートオークション(車のセリ市)で落札されている価格を元に決まります。
図にすると、こんな感じです
オークション落札価格100万円だったら、だいたい130万円くらいで売りたいところです。
オークションでの価格が決まる要因は、おおよそ次の4点です
1、車種とグレード
2、年式(モデル)
3、走行距離
4、ボディカラー
順に説明していきます。
1、車種とグレード
当然ですが、人気の車種ほど高値になります。またグレードによって装備が違い、豪華装備の上位グレードほど高値になります。
グレードは「○○(メーカー名) グレード検索」で検索をしたら、車体番号でグレードを検索できるサイトにアクセスできます。車体番号は、車検証に載っています。グレードによる装備の違いは、メーカーサイトで調べられます。
2、年式(モデル)
車の初年度登録年です。新しいほど高くて古くなれば安くなります。注意しなければいけないのは、特定の年式でマイナーチェンジやリトルチェンジが入っている場合です。
同じ年式でも、改良後の方が値段が高い場合があります。こだわりなければ、マイナーチェンジ前の型を選べば、お安くお買い得になります。
3、走行距離
車の総走行距離です。少ない方が高値になり、走行距離が多くなるほど安くなります。
4、ボディーカラー
車の色です。白黒だと高くて、赤や青などのカラフルな色だと安くなる傾向にありますが、車のデザインによるところもあります。
この4点の条件がそろうと、車の値段が高くなります。ですが、どれかを妥協すれば、お値段は安くなります。
ですが、プロは妥協せず、安くて良い条件の車を見極められるのです。
プロはここを見る!安くて良い車の選び方
ここからいよいよ車の選び方です。この選び方を知れば、本当にお買い得な車が分かります。
まず年式についてです。
年式で気を付けなければいけないのは、初年度登録から3年を経過しているか、していないかです。
3年で何が変わるのか?3年で、急に車の値段が変わる訳ではありません。ですが、3年以上たってしまうと、メーカーの新車保証から外れてきます。
車の販売価格はディーラー系のお店に比べ、非ディーラーの中古車店の方が、若干お安くなっています。ですが新車保証はどのお店で買っても同じですので、保証が付く車はディーラー系のお店で買わなくても大丈夫なんです。
年式と保証よりも重要なポイント
メーカー保証が付いていれば、何かあってもまあ安心なのですが、それだと3年以内の車しか買えません。
プロがこだわる、もっと重要なポイントは、走行距離です。
走行距離の目安は、年間8000kmから10000kmくらいと言われています。都心であれば年間5000km、3000kmという車も多く見られます。
そして、走行距離が少ないと、車両価格は高くなります。走行距離が少ないほど、新車に近い、という考え方ではないかと思います。
ですが、この考え方が落とし穴です。走行距離が少ない車イコール良い車ではありません。
まず、走行距離でどのくらい金額が変わるかを見てみましょう。
トヨタのヴィッツハイブリットだと・・・
2018年式で1.2万キロ(年間6000km)だと、車体価格154万円です。
ですが、
同じ2018年式で2.3万キロ(年間1.1万キロ)だと124万円です。
どちらも同じディーラー系販売店ですが、走行距離が1万キロ違うだけで、30万円も金額が違うのです。
年式も半年ほど違いますが、それを差し引いても、30万円の差なのです。
それでもみなさん、走行距離が少ない車を選んでしまうのです。
走行距離が極端に少ない車は、それだけ走らせていないということです。車は機械です。ある程度動かしていないと、調子が悪くなります。
ですから、極端に走行距離が少ない車は、値段が高くて調子の悪い車の可能性があります。
それよりも、距離を走ってる車の方が、安くて調子のいいことがあるのです。
上記のヴィッツであれば、走行が多いと言っても2万キロちょっとです。エンジン、車共に今から調子が出てくる車です。新車保証が付いていることも考えると、私なら迷うことなく、走行2万キロの車を買います。
保証切れの車で注意したいこと
新車保証が付いていれば、多少走行距離が多くても安心できますが、新車保証切れの車だとどうでしょうか?
走行距離が多くて、使い古された車より、走行距離が少なく、使用感の少ない車の方がいいでしょうか?
保証切れの車の場合、乗り出した後のトラブルが心配になり、どうしても走行距離を気にしてしまいますが、本当に気にしなければいけないポイントは、走行距離ではなく前オーナーの整備状況です。
車は整備さえしっかりしておけば、20万キロでも30万キロでも走ることができます。ですがしっかりと整備をしようとすると、それなりの出費がかかります。走行距離が多くなれば、それだけ整備の頻度と費用が掛かってきます。
ですので、それを怠らず、整備をしっかりしている車を、プロは選びます。
むしろ走行距離の少ない車は、長くガレージに入っていたり、車としてうごかしていないため、乗り出した時に調子が悪かったりするのに割高ですので、プロは選びません。
整備状況の目安
どのような整備をされていると良い車なのか、おおよその目安を書いていきます。車種などによって若干異なりますが、ご参考になればと思います。
車の整備状況は、整備記録手帳に残されています。それを見れば、どのような整備をされているか、一目瞭然です。
どこをチェックしたらいいのか、書いていきます。
1、エンジンオイル交換履歴
エンジンをスムーズに動かすために、エンジンオイルは重要な役割を果たしています。オイル交換は車メンテナンスオイルの基礎と言ってもいいかもしれません。
オイル交換の目安は、どこのメーカーでも大体1年もしくは1万キロ前後とされています。ターボ車であれば、もうちょっと早めに交換しておいてほしいところです。
2、バッテリー
バッテリーは車を動かしていれば充電されるので、走行距離の多い車は、バッテリーを変えていないことがあります。できれば2年以内に交換されているのが理想です。
3、定期点検
車は車検以外に1年おきの点検を義務づけられています。義務付けられていますが、罰則はないので行っていないオーナーも多くいます。
点検により早期発見して、大事に至る前に部品交換を済ませておけば、車体へのダメージは少なくなります。点検をしっかり受けているか、追加整備を行っているかも、確認しておきたいポイントです。
4、その他の消耗品交換履歴
上記の点検に付随して、交換されていると嬉しいものがスパークプラグ等の消耗品。スパークプラグはおおよそ20000kmが交換目安、ワイパーゴムは1年に一度くらい、エアコンフィルターは2年に一度くらいです。
まとめ
取り留めなく書きましたが、まとめてみると
「プロは走行距離を気にしない」
「保証があるなら、尚更気にしない」
「それよりも、整備記録が大事」
「前オーナーの愛着も大事」
そんな感じじゃないかと思います。
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