ボドツナ立ち上げのキッカケ
このブログは2021年6月1日に作成しました
ボードゲーム会が娯楽だけじゃなく、身近な困りごとや相談のコミュニティだとしたら、もっと利用したい人がいるのではないか?
そんな思い付きで、NPOを立ち上げることとなりました!
思い付きなのできっと問題だらけだと思いますが、出来事を綴っていきます。
NPO立ち上げのキッカケ
私が住んでいるアパートの下の部屋から、赤ちゃんの泣き声が聞こえてきました。
毎日毎日、毎晩毎晩、赤ちゃんは激しく泣いていて、それをあやしているお母さんの声も聞こえてきます。
2階の私の部屋まで聞こえてきて、目が覚めるくらいです。
赤ちゃんと毎晩向き合うご家族の心痛は、どれほどのことでしょう。
子育てって大変だなと、私は感じていました。
ある朝、出勤のため外に出ると、1階の奥さんが赤ちゃんを抱っこして立っていました。
「こんにちは」と声をかけると、目にクマができ、やつれた表情で
「すみません、いつもうるさくて」と小さな声で、僕のあいさつに返事をしてきました。
引っ越してきた時に一度挨拶をしたのですが、その時は、明るい女性の印象でした。
その時とまるっきり違う表情で、だいぶ精神的に参ってるようでした。
夜になって私が仕事から帰ると、その家の旦那さんが玄関先で煙草を吸っていました。
赤ちゃんが居るから、家の中では吸わなのでしょう。
「奥さん大丈夫ですか? だいぶ参ってるようでしたけど」
家庭事情に踏み込むのはいかがなものかと、悩みながらも伺いました。
ですが、旦那さんは拍子抜けするほど軽いノリで
「えー、だいじょうぶっしょ~」と笑って返してきました。
今朝の様子を見ると、大丈夫じゃないだろと思ったのですが、それ以上踏み込むこともできず、私は自宅へと入りました。
育児に対する姿勢は、男と女でこうも違うものなんだと痛感したのです。
先日、私が買い物から帰ってくると、その部屋から荷物を運び出していました。
中にいた中年の女性と目が合ったので、会釈をして引っ越すのか尋ねると、女性は奥さんのお母さんで、奥さんの体調が悪いらしく、実家近くに引っ越すことにしたとのことです。
お母さんは私と同じ、危機感のようなものを感じただと思います。
近くに住まわせ、何かあったら駆け付けられる状況にしたのです。
頼れる人が近くに居てよかったと、私は安堵しました。
頼れる相手がいなかったら・・・
同じアパートに住んでいたこの奥さんは、ご両親に頼ることができたので良かったのですが、もし頼ったり相談する相手がいなかったら、どうなるのでしょうか。
そうして起きているのが、ネグレクトやDVではないでしょうか。
子育てに限らず、世の中には相談しにくいことや、理解者に恵まれないことが沢山あります。
引きこもり、子供の貧困、自傷行為、HSP、LGBT、蛙化現象・・・
もしもボードゲーム会という遊びの場が、相談できるコミュニティになったとしたら、気持ちが楽になる人がいるのではないか?
ネグレクトやDVのような事件が1件でも減るのではないでしょうか?
そのためには、気楽に参加できて安全な会にしないといけない。
そう考えて、ボードゲーム会を使ったNPO設立を思い立ったのです。
売り手の経験や裏話を、みなさんがモノを買う時の役に立つ知識として発信していきます。記事継続のためのサポートいただければ幸いです。