【94日目】ChatGPTの法人向け新プランがついにリリース
こんにちは!AIディレクターのながいっつです。
2024年1月11日、ついにChatGPTのチームプランがリリースされました。
これにより、日本企業でのChatGPT導入が加速するのではないかと、ワクワクしています。
今回は、チームプランの特徴や料金、登録方法の流れを解説します。
ChatGPTチームプランの特徴
OpenAIの公式サイトで公表されている「ChatGPTチームプラン」のおもな特徴は以下の通りです。
32K コンテキスト ウィンドウによる GPT-4 へのアクセス
DALL·E 3、ビジョン、ブラウジング、高度なデータ分析を備えた GPT-4 などのツール (メッセージ上限が高い)
ビジネスデータや会話に関するトレーニングはありません
チームのための安全なワークスペース
カスタム GPT を作成してワークスペースと共有する
ワークスペースとチーム管理のための管理コンソール
新機能と改善点への早期アクセス
個人的に気になった機能をいくつか紹介します。
32Kに対応(入力できる文字数がUP)
従来のChatGPT Plus(GPT-4)では、一度に入力できる日本語の文字数は約10,000文字が限界でした。
チームプランでは32Kに拡大しているので、約20,000文字程度まで入力できるようになりました。
資料や書類などの長文を読み込ませたい人には便利ですね。
また、おそらく複雑なタスクの対応速度も向上していると思われます。
メッセージの上限がUP
従来のChatGPT Plus(GPT-4)では、3時間あたり40~50回ほど使用すると利用制限にひっかかるようになっています。
詳細が発表されているわけではないですが、これが3時間あたり100回くらいまで増えているようです。
データを学習に利用されない
個人的には、これがかなり重要なポイントだと感じています。
今までのChatGPTでは社内のデータを読み込ませると、学習に利用される恐れがありました。
これが企業での導入が進まない原因の1つになっておりました。
社内の情報が学習に利用されなくなったことで、「営業成績のデータから改善策を考える」「自社のサイトの流入が下がっている原因を分析する」など、より詳細に活用することができます。
オリジナルGPTをチーム内で共有できる
利用目的に応じて専用のGPTを作れるのがChatGPTの大きな特徴でもあるのですが、公開に関しては「個人のみ」「リンクを知っているユーザー」「全員に公開」の3つの設定しかできませんでした。
今回、「チーム内での共有」ができるようになったことで、「プロジェクトメンバーしか知らない情報を読み込ませたGPTsを作成し、それをメンバーのみが使用できる」というふうに設定ができます。
また、「チームメンバーのワークスペースが作れるようになった」ことで、プロジェクト単位でChaGPTを活用しやすくなりました。
チームプランの料金
チームプランの料金は、年契約で1ヵ月あたり25ドル、月額払いで1ヵ月あたり30ドルです。
ChatGPT Plusよりも5~10ドル高いですが、業務で本格的に活用することを考えると、チームプランの方が利便性がよさそうですね。
注意点として、チームプランは2人以上の登録が必要です。そのため、個人でチームプランを使う場合でも2人分の料金を支払うことになります。
チームプランの契約方法
まずは画面左下にある「Upgrade plan」をクリックします。
個人プランとチームプランが表示されるので、右側の「Upgrade to Team」を選択します。
ワークスペース名を入力します。後から変更も可能です。
毎月契約のプラン(30ドル/月)か年間プラン(25ドル/月)を選択し、登録する人数を設定します。
契約内容を確認して、クレジットカード情報を入力すれば完了です。
なお、ChatGPT Plusを契約している人は、チームプランに移行してもChatGPT Plusは自動解約されないので、必要に応じて解約の手続きをおこなう必要があります。
チームプランの詳しい使い方やChatGPT Plusの解約方法は、リモートワーク研究所さんの動画がわかりやすかったので、こちらも参考にしてみてください。