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台風被害、千葉を訪れて

9/9(月)

関東に台風15号が上陸。

千葉県の一部が大きな被害を受けました。

千葉在住の同期は、その日は1日電車が動かず出社不可能に。

停電は3日間続いたそうです。

それでも、僕の中では他人事でした。

車で1時間ほどの、すぐ近くでおきた災害にも関わらず、

「大変そうだなぁ」

その程度の感想でした。

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9/19(木)

そんなある日、友人から連絡がきました。

「台風被害に遭われた大切な方に、水を持って会いに行きたい」

友人が言うには、前職でお世話になった学校の先生が、千葉県にいるとのこと。

台風被害の状況を心配し連絡してみたところ、屋根が崩れ、木々が道路に雪崩れ込んだ悲惨な状況が写真におさめられていました。

本人は「大丈夫」と言っていたそうですが、普段元気な先生が、どこか無理をしているように感じたそう。

「会いに行きたい」

そう思ったけど、免許を持っていない友人は、力になってくれそうな友人に片っ端から連絡したそうです。

そうして、偶々予定がなく免許を持っている僕が一緒に行くことになり、少しの水と食料を持って千葉県に足を運びました。


9/21(土)

学校に着くと、その一帯はそれほど被害はないように思いました。

友人は、
「うわ〜、懐かしい」
「先生久しぶりだな〜」
「緊張してきた、大丈夫かな。こんな感じで」

とそわそわしていました。

学校からは、部活に勤しむ学生の声。
学校までの道のりも悲惨な状態は見受けられなかったので、僕は

「この辺は大丈夫だったんかな?」
「もう復旧したんかな?」

呑気にそんな事を考えていました。

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少しほどして、先生が出迎えてくれました。

「先生〜!!」

嬉しそうな友人とともに、僕も学校の中に。

3人の先生にお時間をいただき、1時間ほどお話させていただきました。


【停電のよる被害】

今回、特に被害が広がった理由に「停電」があります。

学校は奇跡的に被害はなかったものの、先生方の実家も停電の被害に遭われたそう。

停電で辛かったことをお聴きすると

冷蔵庫エアコンが使えない」

ことだとおっしゃっていました。ことだとおっしゃっていました。

まだまだ夏の暑さが続く9月上旬での出来事。
氷も使えない。電子レンジも使えない。

その中で過ごす夜は、非常に辛かったそうです。

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また、「断水」も被害のひとつ。

いつ復旧するかもわからない状況で、トイレの水が流れて初めて水が通ったことを知ったそうです。

それが、台風被害から10日ほど経ったあとの出来事。

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そして何より大変だったのが「情報」を取ることだったそうです。

停電によりテレビもつかず、電波も届かない。そうなると、今の状況を知る手段がなくなってしまう、ということに気づかされました。

最初は、海沿いに出た人がなんとか別の電波をキャッチし、SNSから情報を得ていたそうです。

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このような状況に陥ったとき、「」の存在は頼りになったそうです。

車はガゾリンさえあればクーラーはつくし、充電もできる。停電中でも、電波があれば情報を得ることもできる。

ガソリンスタンドは大渋滞で、3時間ほど待たされたところもあったそうです。

都会は電車が充実しています。
そのため、車を持っていない人も沢山いるはず。
僕もその一人です。

都会で同じ被害があった場合、精神的、肉体的被害はもっと大きいのではないでしょうか?

先生方の話を聴き、そう感じました。

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話が終わると、先生がお見送りをしてくれました。

足を運んだことに対する感謝を何度もされ、「良いことをしたなぁ」と、僕も心が晴れやかな気分になりました。

そして帰り道、友人宛に先生からお礼の連絡が届きました。

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正直、災害によりストレスを感じることが多くありました。
そんな時、心配して連絡をくれたりすることが、何より支えになりました。
また頑張ろう、と思う力になりました。
わざわざ遠いところから足を運んでいただきありがとうございました。感謝でいっぱいです。
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今回先生方のお話により、

食料保存」「寒暖のしのぎ」「情報

は、何より必要なもの。

それと共に、沢山の人たちの"心の支え"が、僕たちの生活には必要なのだと感じました。

世界的に見ても、自然災害が多い日本。
いつどこで、日々の生活が脅かされるか分かりません。

そんな時、友人のように誰かを心配し、行動できる存在がいること。
利害でなく、支えあう関係性がいることが、何より大切なんだと思います。

そして、それは日々の生活で築いていくもの

「何かあった時、心から心配できる人が何人いるだろう?」

少なからず、今働いている会社では築けていない、と恥ずかしながら僕は感じてしまいました。

「人と会う、1日1日の時間をもっと大切にしよう」

心配してもらいたいからとかじゃなく、自分の存在が誰かの支えになっているとしたら、これほど嬉しいことはないだろう。

友人の喜ぶ顔を見て、人間関係を振り返る、そんな貴重な1日となりました。

#台風18号
#千葉県
#物資支援
#繋がり

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