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米国就活①:前書き

米国での就活は先人たちのブログ、既に米国就職している先輩・友人たちからの情報に大変助けられました。というか、これらの情報がなかったら未だに無職でした。感謝してもしきれません。
今後米国就活される、私と似たような状況の方(超稀有だと思いますが)のお役に少しでも立てればと思い、投稿してみました。
こちらのページでは米国就活Tipsの前段階として、私の就活経緯や前提条件をお話できればと思います。つらつらと思ったことを書いているので長文になりますがお許しください!!!

前提条件

①ビザ

L2Sです。夫がL1ビザ(企業内転勤ビザ)でシアトルで働いています。2022年より、L2ビザ保有者はEADを取得せずとも米国内で就労可能となりました(ご参考)。よって、幸いなことに、米国就活の一番の難関であると言われているビザ問題で悩むことはありませんでした。

②経歴

工学部卒→総合商社にてヘルスケア領域の事業投資(7年)
内、シンガポール駐在(2年)
国内でも転職活動をしたことはなく、シンガポール駐在の際に一応は英語環境での仕事を経験していましたが、話されるのはSinglishなので英語が上達したのかは怪しいところです。幼少期に三年間米国にいましたが、あまりに幼少期すぎて英語は全く身につかず、帰国子女を名乗るのが恥ずかしくて封印している過去でもあります。留学経験もないです。学生時代一年くらいは留学しておけばよかったと後悔してます。

結果・就活経緯

①結果

2022年3月末に正式に就労許可取得。L2Sビザ保有者に関してはEAD取得不要ということを先述しましたが、法律上はOKとなったもののシステム上のデータアップデートを待つ必要がありました。
同5月中旬にゲーム業界のプロダクトマーケティング職の仕事のオファーをいただけました。

②経緯

前職では配偶者の帯同による休職制度は無かったため、退職一択となりました。有給消化も含めると実質一年弱無職期間があり、自分が何をしたいのか改めて考える良い時間となりました。
ヘルスケア投資は大変やりがいのある分野で、可能であれば米国でも同じようなキャリアを歩みたいと思ったものの、なんせ米国です。トップMBAのピカピカの卒業生たちがこぞって目指す業界・職種です。正直PEやVC、投資銀行で働く同級生と比べても、総合商社では経験できるディール数が少なく(少なくとも私の部署では)、世間で言われる通り”ジェネラリスト”的な仕事を主に経験してきました。バリバリモデルを回すというような仕事だけではなく、関係会社の株主総会資料をひたすら読み込んでサマリーを作ったり、細かい稟議資料・社内報告資料をひたすら作ったり、関係会社の立ち上げや内部監査対応をしたり、上司の出張ロジ手配をしたり…。個人的には、これらは必ずしも悪いことだとは考えておらず、多角的な経営者思考を養うという意味では正しい経験だったと思っています。ですが、米国でサラリーマンとしての就活となると話は別です。米国では想像以上に専門性が求められ、そして世界中から優秀な人たちが集まる国なので、良い仕事を探そうとすると求められる専門性も相当レベルが高いです。米国での学歴もない、専門性も大してない、英語力もネイティブ並みでは全くない私にとって、米国でヘルスケア投資の仕事を探すことはほぼ不可能でした。

ではどの領域を今後のキャリアとして考えるべきか…?冬のシアトルの鬱々とした天気と相まって、渡米後半年間は悶々と悩んでいました。とりあえず米国での学歴をつけるために大学院に行く方がいいのか、それにしても何を勉強したいのか。CourseraやUdemyでプログラミング等の勉強をし直したり、クリプト関連の書籍を読んでみたり、自分が何に心から興味を持てるのか模索する日々でした。
一般的に、地域・業界・ファンクションの三つの要素のうち、転職する際に変えられるのは2つまでと言われており、3つ全てを変えることはかなりの苦労を伴うとされています。私の場合は強制的に「地域」は変えることとなったので、変えるとしても業界(=ヘルスケア)・ファンクション(=投資)のどちらかか、と最初は囚われていました。が、この軸で就活しようとなると、先述の通り相当競争が厳しいと予想され、実際この軸でアプライした先は返事すら来ていません笑
最終的に、三つの要素をすべて変えての転職となりました。地域は米国、業界はゲーム、ファンクションはマーケティングです。
悶々とした一年弱を経て出た結論は、「考えてもやりたいことなんてわかんないわ!!!!」でした笑 一年弱も悩んでこの結論なのは、我ながら遠回りしたなと思います笑 わくわくする、稼げる、業界として将来性がある、今後別の国に住むことになってもやっていける…etc. 仕事を探す上で考慮したい要素は数えきれない程あり、全てを満たす仕事を頭でっかちに考え続けても意味がないなと感じ、とりあえず就活を開始してみよう、それで面白そうな仕事が見つかってオファーがもらえたら始めてみよう、そっから考えてみよう、合わなければいつでも辞めればいいし(転職大国なので)、もしどこもオファーがもらえなければ大学院に行こう。そう思えるようになりました。

まだ新しい仕事を始めて一か月も経っておらず、これがキャリア的に成功なのか結論は出せないものの、元々自分が好きだったゲームのマーケティングをできることになったので毎日がわくわくの連続です!
完全未経験の領域かつ米国英語環境での仕事で、きつくなることもこれからたくさんあると思いますが、なんとか成果を出せるように食らいついていきたいです🦁

次の投稿では就活の具体的なスケジュール、戦略、Tips等記載していこうと思います!

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