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2020年の三冊

須賀です。

いつもカフェとかでBGMとして聞いてるSpotifyで、
「My Top Songs 2020」ってプレイリストが出てまして、
振り返ってみると、たしかによく聞いた曲がズラリ。
https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1EM9Um7NQHa1Zv?si=o254RHbSRS6tEy88WvBO5g

ま、音楽は移動中やカフェでの周りの雑音を消すための
目的が多いので、あまり好みを全面的に反映しているとは
言えない部分もあったりします。


それはいいとして、
振り返りとして、今年読んだ「本」の話。

今年はあんまりたくさんの本を読まなかったんです。
理由はよくわかりませんが。

ただ、読んだ本はそこそこ濃密だったなという印象。

内にもぐるような内容だったり、
こんなコロナ禍と言われるような状況だからこそ、
足元を見直す内容の本に手が伸びたかもしれません。

特に印象に残っている本、3つだけ紹介します。

ひとつ目は深い話をわかりやすく描かれた本。
『マワリテメクル小宇宙』です。
https://miyakestore.com/?pid=133921908

陰陽五行の話に興味を持ったときに、
友人から紹介してもらったもの。
養生法の基礎が丁寧に紹介されている感じ。

ふたつ目はちょっと壮大な話で、
『土中環境』です。
https://miyakestore.com/?pid=152099417

仕事の流れの中で読んだのですが、
ページをめくるうちに引き込まれました。
「土」のミクロからマクロの大きなつながり、
読んでしまったら考えさせられることでしょう。

みっつ目は、もう説明のしようがない、
『進化の構造』しかありません。
1 https://amzn.to/371o6nL
2 https://amzn.to/371obb3

ケン・ウィルバーの代表作?なのかな。
ティール組織ってのが人気になりましたけど、
その元の理論が「インテグラル理論」らしく。
https://amzn.to/3746Az8

「インテグラル理論」は昨年に新訳が出たので、
興味のある方は読んだかもしれません。

で、このさらに元にあるのが『進化の構造』
(という理解でいます)

正直な話、2年間、積読状態でした。
とっつきにくすぎて、難解すぎて読めない…

それでも、コロナの影響のあって、
「他に急ぎですることもないし…」ということで、
キチンと読みました。

いやー、魂のこもった本ですよ。
なんていうか、全部まとまってるんだな、という印象。

西洋哲学、東洋哲学、各種宗教、心理学の全部、
人類の進化の歴史に沿って解説されていて、
その構造が全体的にわかるようになっている。

かつ、人間の一生の中での進化、成長、発達の段階も
解きほぐされていて、人それぞれの段階の違いが
いろんなズレを生み出していることもわかる。

ズレの原因がわかると、ある種のあきらめがつく。
「ま、しょうがないよね」という感じです。

ただ、楽になる部分と同時に、楽にならないところも
明確になってしまうので、オススメとは言いません。

仮に「読みたい!」となっても、絶版ですし、
Amazonでは上下合わせて3万円くらいはすると思うので
そうそう簡単に辿りつける本でもないかと。

僕も、購入前に国会図書館に何度か通って
最初のほうと最後のほうをざっと読んでいます。

ピンときたから買ったというよりも、
頭から離れなくなったから買わざるを得なくなった、
という感じでした。

それでもしっかり読むまでに時間もかかったけど。

でも、読んでしまったら、
後戻りもできない感じがあります。

もし、興味があれば、
まずは『インテグラル理論』の本を読むといいかも。
こっちがエッセンシャル版だし、最近の訳なので、
全体像はつかみやすいでしょう。

その上で、『進化の構造』が気になったら、
国会図書館に行ってみてください。


ちなみに、著作権とかの問題がクリアできるなら、
朗読会というか、エッセンスを提供するような
オンラインでのなにかを提供してみるのもいいかな?
と考えてもいます。

みんながみんな手にできる本ではないのであれば、
エッセンスだけでもみんなで分かち合いたいし。

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