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「弥彦線:弥彦〜吉田」について私なりに雑感してみる。(後編)
後編記事です。
前編はこちら<「弥彦線:弥彦〜吉田」について私なりに雑感してみる。(前編)>からどうぞ。
矢作駅について
では次に矢作駅と弥彦駅について述べてみたい。まずは矢作駅から・・・
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弥彦線吉田〜弥彦間のほとんどを占める弥彦村・・・の中心は実は矢作駅周辺である。
この路線の弥彦線であり終点の駅が弥彦駅なので弥彦駅周辺が村の中心と思われがちである。もちろん弥彦駅周辺の地区にも世帯が存在するし、麓地区にも世帯が存在する。しかし弥彦村役場・弥彦小学校に弥彦中学校などの公共施設や、JA新潟かがやき弥彦支店、ホームセンターやパレドールというそこいら辺では有名スイーツ店・少し走ればドラッグストアなどもある買い物の中心地がここ矢作地区にある。
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イメージ図が示す通り駅周辺に団地がいくつも形成されておりベッドタウンとしても成り立つことにより、私はこの地から新潟や燕三条などの新幹線駅、県都・県央地区へつなぐことが有効ではないかと考えている。
そのためには朝夕以外で新潟〜弥彦・東三条〜弥彦への直通運転をすることが有効手段のひとつとして存在すると思っている。
著作権に抵触する可能性があるので参考地図としての画像を載せることができないが、施設的に矢作駅が抱えている機能的な欠点として現在4両対応が挙げられる。それを暫定的に6両運行時における残り車両のドアカットや将来的に6両対応ホームの延長工事などで対応すれば、越後線直通運転も可能ではないかと考えている。
もちろん6両での運行でなく4両で運行するのもアリ。その場合は矢作駅において追加の施設工事が要らなくなる。
強いてあげる材料があるとすればパークアンドライド用の駐車場があってもいいと思っているが、そこは今回は触れないでおく。
弥彦駅拡張私案
次に弥彦駅だ。弥彦駅は弥彦神社参詣や弥彦観光の拠点駅である。
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この弥彦駅は緑の窓口が存在するものの、ホームの施設としたら4両対応可能の1面1線の駅である。したがって6両による越後線の路線の直接乗入れができない。臨時列車以外、漏れなく吉田駅乗換による吉田〜弥彦間の運行である。
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ただこれから迎えるお正月時に臨時列車を運行する。なぜなら
越後一宮である弥彦神社は県内有数の参拝客を誇る神社だからだ。
(JR東日本は2023年の新春には弥彦新春初詣号、弥彦初詣号が運行されるとの発表があった。出典先はこちら。)
ただそれなら「臨時列車にできて定期列車でなぜできない?」にもつながる。もちろん始発終着としての完全な駅機能を有していないことなのだろうが、個人的にはそれは弥彦駅や弥彦線自体の構造的な問題と捉えている。
矢作駅については前出したが弥彦駅の対策としたら番線を増やすことが考えられる。
ということで0番線拡張案のイメージを下の地図に示す。
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仮にこれがもし実現できれば弥彦発新潟行きや東三条行きが運行できると考えている。 その価値は十分にあると考えている。
バスと連携の可能性
また弥彦駅に降り立つとこんなバス停を見ることができる。
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ひとつは燕市のスポーツセンターであるビジョン吉田〜燕市国上にある道の駅隣接にあるてまりの湯まで運行するやひこ号。
もうひとつはにしかん観光周遊ぐる〜んバスである。
こちらは運行日が指定されていてほぼゴールデンウイークから10月末までの季節運行バスである。
詳しいことはリンク先を見て欲しいが、簡単に言うと新潟市西蒲区の各スポットを巡るバスである。運行当初はJR越後線巻駅からの循環バスだったのだが2022年度からは弥彦駅も周遊・循環することとなる。
この運行が実は画期的で、このバスは元々新潟市の施策から生まれた事業で、当初は新潟市西蒲区内での運行だった。しかし2022年からは自治体の枠を飛び越えて弥彦村でも運行できたことが画期的である理由だ。
それによりこんなラインが生まれた。
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上のぐる〜んバスのチラシを加筆したものを載せたが・・・
温泉単体で見たとしても弥彦温泉と新潟市西蒲区にある岩室温泉と現在サウナーが隠れた名所と言われる福寿温泉じょんのび館とワイナリーがあるカーブドッチの温浴施設ヴィネスパを繋ぐ観光ラインがこれによってできたと感じている。
各地域にある魅力を繋いだバスである。
さまざまな観光モデルがNiigata West Coastさんのリンク先にあるので是非一見されたし!
このように弥彦・角田山麓の観光需要が高まれば自ずから弥彦駅の価値は高まってきよう! ならば燕三条から直接弥彦へつなぐ価値が存在してくる。
そのことから弥彦線直通電車があると「弥彦駅だけでなく燕三条駅の地位、また観光路線という面で弥彦線の地位も高まってくるのではないか?」を雑感している。
(了)