見出し画像

ベビーベッド卒業に向けたベッド拡張DIY

現在4ヶ月の息子、これまで夜寝る時はカトージのベッドサイドベッド「Soine」で寝ていた。もともと半年限定でレンタルしていたものだが、高さの調整や大人用ベッドへの横付けが楽で、非常に使いやすかった。

しかし、息子が大きくなるにつれ、寝ているときの動きが大きくなり、手や足を側面にぶつけまくるようになった。最近では寝ている間に向きを変え、足がベッドからはみ出す事態に。一方、うちの奥さんも夜中授乳したりおむつを変える時に、微妙なベッドの高さの差が億劫になってきていた。

これから先まだまだ大きくなるし、もうすぐ寝返りもし始めそうなので、この機会にベッドを見直すことにした。とはいえベビーベッドはすでにファミリアのベビーベッドを昼寝用に利用していて、もう一つ買うのははばかられる。ベッドサイドベッドのサイズを大きくする事も検討したが、そもそもレンタルだし、いずれ使わなくなるのも目に見えているので、どうせなら使わなくなったあとも再利用できるようなもので作りたい。

というわけで今回はWebで見つけた、カラーボックスと折りたたみマットレスで大人用ベッドを拡張する、というアプローチで息子用のベビーベッドを拡張した話を書こうと思う。

設計

我が家の寝室は大人用ベッドが幅をとっていて、息子用ベッドに許される横幅は70cm程度。シングルサイズのマットレスは置けないので別の方法が必要だ。そこで出会ったのが、「タンスのゲンのボンネルコイルマットレス 折りたたみ・分割シングル」である。

折りたたみ式のマットレスだが、この商品はなんと折り目がファスナーになっていて3つに分割できる。3分割した1つの幅が65cmなので、縦に使うことで我が家の横幅の要件を満たす。まずマットレスはこれで決まり。

次に高さだ。我が家の大人用ベッドのマットレスを含めた高さは46cm。上述したタンスのゲンのマットレスの高さは16cmなので、カラーボックスには30cmの高さ制限が発生した

一般的なカラーボックスのサイズは、横幅41cm、奥行き29cm程度なので、カラーボックスを横たわらせれば高さの要件は合うが、表面に乗せるのは空間がありすぎて不安だし、裏返して裏面に乗せるのも板が薄いので不安である。Webで見つけた事例でもマットレスはカラーボックスの側面に乗せていたので、そこで安定性は担保しておきたい。そこで出会ったのが、アイリスオーヤマのスペースユニット UB-9030である。

一般的なカラーボックスの体裁をなしつつ、横幅30cm、奥行き29cm、高さ88cmというまさに求めていた仕様だ。これを4つ組合わせれば側面にマットレスを乗せられるし安定性もよくなる。ここまでで最低限の要件は満たせるので、マットとカラーボックスを購入し設営に入る。

ちなみにここまでの所要金額は、

・タンスのゲンのマットレス:10,000円
・アイリスオーヤマのカラーボックス:2,500円 x 4 = 10,000円

約2万円でベビーベッドっぽいのが作れるのと、子どもが成長したら収納として使えるのでまぁまぁのコスパではないかと。

カラーボックスの組み立て

まずはスペースユニットを4つ組み立てる。

画像1

1つ1つが作りがちゃんとしてるのと若干重いので、組み立てには1つ15分くらいかかった。間の仕切りはビスに乗せるタイプなので、横にすると倒れる可能性があるので抜いておく。

画像2

いい感じ。空間が広く上に乗ると危ない感じもするが、板をしっかり固定すればかなり安定する(乗るのは子どもなので耐荷重量も問題なし)。このスペースユニットのもう一つのいいところは、ビスを使って縦・横に連結できるようになっていることだ。

画像3

底面に穴が空いていて、ここに付属のビスを通して2つのスペースユニットをつなげると長さ196cmの長尺カラーボックスの完成だ。これを2つ並べると、見事にマットレスを置く土台っぽくなった。

画像4

マットレスの設置

土台の上にマットレスを設置する。購入したタンスのゲンの折りたたみマットレスはこんな感じ。

画像5

この折りたたみ部分がファスナーになっていて、1つ1つを取り外せるようになっている。

画像6

これを縦に並べてカラーボックスの上に乗せれば、ベッドの拡張が完成する。

画像7

これでベッドの拡張自体は完成で、息子が寝ることも可能になった。ただ、安全性の部分で不安が残るので、それを補強していく。

簡易フェンス

設置したマットレスと壁の間には5cmほどの隙間がある。息子が落ちることはないレベルの幅ではあるが、動きが激しくなると腕や足を挟んだりして危なそうなので、簡易的なフェンスを作成する。

作成には天井と床を突っ張れる長い突っ張り棒2本と、大きめの有孔ボードを利用する。この材料は前に住んでいた家で洗面所の収納を拡張するためにDIYした資材の残り。購入金額は忘れたが、合わせて5,000円はしなかったと思う。DIYの肝は再利用だ

まず、有孔ボードの幅に合わせて、突っ張り棒を天井と床に突っ張る。

画像8

次にマットレスの高さに合わせて有孔ボードを取り付ける。取り付けには、突っ張り棒と有孔ボードを取り付ける専用の金具が売っているのでそれを利用した。

画像9

これにマットレスをピッタリくっつけることで、隙間をなくすことができた。有孔ボードのいいところは、専用の金具を穴に差し込めばいろいろぶら下げることができるところだ。もちろん子どもが寝てる時に物が落ちたりしたら危ないので注意は必要だが、オムツをケースに入れておいたり、おもちゃをぶら下げたりと、使い道は無限だ。

ちなみに我が家では使わなくなったスマホを取り付けている。Alfred Cameraというアプリを起動させて、夜息子が寝たあと、リビングで様子を伺うための見守りカメラとして利用している。

マットズレ防止

マットレスと壁の隙間は塞いだが、まだ大人マットレスと息子マットレスの隙間が空いてしまうという問題がある。まだハイハイも出来ない息子だが、歩けるようになるとベッドの上で飛び跳ねたりして間に足を挟んだりする可能性もあるし、大人たちも何かのタイミングで手や足を挟む可能性もあるので、早めに塞いでおくことにした。

利用したのはネットで見つけたすきまパッドマットレスバンドだ。

画像10

リンクのサムネ通り、マットレスの間にすきまパッドをはさみ、両方のマットレスをマットレスバンドで巻いて締めることで、隙間をなくし、安定性をプラスした。

画像11

画像12

横から見るとすきまパッドにちょっと高さがあるので、地味な段差が生まれるがとりあえず隙間を塞ぐことを優先した。

最後に、両方のマットレスをまるっと包めるほどの大きめのボックスシーツで全体を覆えば完成である。

画像13

(ちょっとシーツが浮くな。。笑。まいっか。)

まとめ

これでベッドの拡張が完成した。見た目はちょっと微妙だが、シーツを大きいのにすることでダブルベッドが大きくなった感じで楽しい。実際サイズ的にはキングサイズ幅より大きいのでちょっと得した気分になる。

費用としてはトータルで32,000円くらい。思ったより高くついてしまったが、これでも要件に合うようなベビーベッドを買うよりは安いかな。あとでカラーボックスは収納として再利用できるし、減価償却を考えるといい投資な気がする。

・タンスのゲンのマットレス:10,000円
・アイリスオーヤマのカラーボックス:2,500円 x 4 = 10,000円
・有孔ボードと突っ張り棒:5,000円
・すきまパッドとマットレスバンド:3,000円
・ボックスシーツ:4,500円

1つ課題としては、折りたたみマットレスの1つが余るので置き場に困る。キャンプの時なんかに息子用のベッドとして使おうかな。

いいなと思ったら応援しよう!